しぶんぎ座流星群は、毎年、お正月期間の夜空を楽しませてくれる縁起の良い流れ星で、2023年も3日頃にピークを向えます。

ただ、見られる時間が、ピークの極大時刻の前後1時間から4時間程度の数時間と短い時間しか続かないことに加え、2023年は月明かりが邪魔してしまうんです。

そんな2023年のしぶんぎ座流星群ですが、福岡での見頃のピーク時間や方向方角についてまとめています。

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しぶんぎ座流星群とは?

しぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近にある放射点から現れる流れ星です。

しぶんぎ座という名前は、かつてこのあたりを放射点にしたしぶんぎ座(四分儀座)という星座を設定していたなごりです。

1928年にしぶんぎ座は、近くにあったりゅう座の一部に組み込まれたために廃止されてしまったのですが、名前はしぶんぎ座流星群として今でも使われています。

*四分儀とは、航海のときに天体を観察しながら現在地の緯度を割り出すことに使った、円形の定規のことです。

福岡で見るしぶんぎ座流星群2023の見頃のピーク時間は?

  • 見頃のピーク時間:1月4日明け方4時頃~7:00頃まで

しぶんぎ座流星群が見頃のピーク(極大)をむかえるのは、1月4日の12時頃。

さすがにこの時間は太陽が登っているので、流れ星は観測できません。

なので2023年は、半日早めの4日の日の出前が1番の見頃のピークになります。

しぶんぎ座流星群は、活動がピーク時刻(極大)の前後1時間から4時間程度の数時間しかみられないとされる流れ星です。

その時刻を外すと、出現率はかなり低くなりますから、残念ながらほとんど見られなくなってしまうのです。

流れ星は何故か、明け方に多く出現するのすが、2023年は半日早めた1月4日の明け方頃に夜空を眺めてみてくださいね。

2023年1月の月の大きさをチェック

流れ星の観測条件を左右するのが、月の多きさと明るさ。

街灯がないところに行ったとしても、満月近くの大きな月が、夜の間中昇っていては、月明かりに負けてしまいます。

そこで、2023年1月4日前後の月の大きさをチェックしてみると、うーん。

満月に向かって膨らむ月で、結構大きいのです。

だけど、この月が沈むのが、明け方4時頃。

なので見頃のピークが明け方4時頃から太陽が登ってくるまでの間の7時ごろまで、ということになります。

関東に比べると、太陽が昇ってくる時刻が遅いのでその分ちょっとだけ観測時間ものびますね。

しぶんぎ座流星群の方向や方角は?

しぶんぎ座流星群の放射点は北天です。

基本的に流れ星を観測するための方向方角は「真上」で、冬時期の深夜は、北天が真上に位置するので、月明かりを気にしなければ真上で問題ないのですが、2020年は大きな月が夜空を照らすので、真上から月と反対方向を意識しましょう。

つまり、

2020年にしぶんぎ座流星群を観測するための方向方角は、真上から東にかけての斜め上空あたりがベストです。

 

しぶんぎ座流星群の出現パターンについて

しぶんぎ座流星群は、その年によって、沢山出現する年とそうでない年があって、以前は、西暦を4で割って2余る年には、盛んな出現が見られるという規則性があったようです。

ただ、これに該当しない1975年と1987年には、日本でも多くの観測者によって盛んな出現が観測されたこともありました。

逆に、この規則に該当する1998年と2002年には、大出現が見られなかったようで、大出現の年に関する規則性は、明確ではないようです。

しぶんぎ座流星群が1時間に見える個数について

しぶんぎ座流星群は、ピーク時(極大時)には1時間あたり20個から40個程度の出現が見られ、活発な年には1時間に60個もの出現が見られることも!

福岡の2023年1月3日と4日の天気について

2023年の福岡は晴れ!

気温は明け方ぐんと下がるけど、タイミングが良ければ朝からバッチリ流れ星を見ることができそうですよ!

ちなみにコロナ以前の2019年もお天気がよくって、気温もちょとだけ上向きで観測しやすい年でした。

もうすっかり忘れてしまっていたけど、温かいお正月だったようです。

福岡天気20190103

しぶんぎ座流星群観測の穴場スポット

しぶんぎ座流星群に限らず、流れ星を見るのは、高台に行かなくても、照明数が少なく暗めの公園であればどこでもOKです。

(あんまり危険そうなところは避けてくださいね)

ただ、このお正月だからこその穴場スポットがあります。

それは神社!お寺でもOKですね。

神社は比較的照明が少なくて、今の時期は、ちょっと人出が多いかもしれないけど、それが安心材料の1つです。

暗い神社に誰もいないって、夜だし、さすがにちょっと怖いですから。

その中で、もし足を運べそうだったら絶対にオススメなのが、福岡市東区の志賀島にある『志賀海神社』

あまり知られていない神社ですが、空気が世間と全く違っていて、とても良い気が巡っている神社なんですよ!

住宅街の中にあり、駐車スペースも3、4台分しかないので、騒々しいのはNGですが、ぜひ初詣を兼ねt狙ってみてくだだい。

志賀海神社には古いお財布を持ってGO!

志賀海神社には、本殿手前、左側にお財布を奉納する場所があります。

みんな、新しいお財布を奉納していらっしゃるようですが、買い替えて使わなくなったお財布でOKだと思います。

お財布って、そのまま捨てるには気がひけるので、歴代の財布を大事にしまっていらっしゃる方も多いですよね。

そういったものを「いままでありがとう」の気持ちとともに、奉納すると良さそうです。

そして新たに新年の抱負や、新しい金運を引き寄せても良いですね!

志賀海神社

■住所:福岡県福岡市東区志賀島877

無料アプリで天体を観測する方法

20180811の福岡の空

 

最近では、スマホアプリで、空にかざすと天体を画面にシュミレーションするものがあります。

流れ星はかなりタイミングが合わないと写り込まないと思いますが、アプリには有料版と無料版があり、無料版でも上記の画像のように十分に楽しめるんですよ。

私が使っている無料アプリは、ありとあらゆる場所にかざすと、その方向にある星座が、室内でも浮かび上がってきます。

下記の画像は右上に土星、左のオレンジ色の丸い物体が火星で、昨年夏に木星を含めて大接近していた時期に写したものです。

例えば獅子座の場合、アンドロイド版だと漢字で「獅子座」と表示され、iPhone版だと英語で「Leoと表示されます。

かなり遊べる無料アプリです。

 

SkyView® Lite

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無料
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まとめと感想

ここでは、2023年のしぶんぎ座流星群について、福岡での見頃のピーク時間や方向方角をまとめています。

2023年のしぶんぎ座流星群は月明かりがちょっと邪魔しそうだけど、ぜひ明け方を狙って今年最初の天体ショーを楽しんでみてくださいね!

  • 見頃のピーク時間:1月4日明け方4:00頃から7:00ごろまで
  • 方向方角:真上から東の空に向かって

さすがに明け方は一番冷え込む時間です。

外に流れ星観測にいかれる場合は、過剰なくらいの防寒対策でお出かけくださいね。

2023年もステキな1年になりますように!

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