萩ガラス工房

山口県萩市ガラスで有名ご存知ですか?

山口県の萩といえば萩焼という焼き物については知っていたのですが、ガラスで有名だとは知りませんでした。といえば、明治維新の原動力となった吉田松陰をはじめ、その門下生・高杉晋作や桂小五郎と多くの人物が知られています。

そんな中、同じく長州藩士でありながら科学者であった中嶋治平は意外に知られていないのですが、当時の最先端技術であった蒸気機関を駆使し、長州藩に硝子産業を興した萩の誇る時代の先覚者だったのです。

その中嶋治平の技術によって、江戸時代からガラスを作る技術があり、現代の萩ガラスはかつてよりも進化し、その耐熱性は手作りガラスの中ではトップクラスです。

萩ガラスはタブーとされている、電子レンジも使用可能です。

熱膨張率が低く、一般的なガラスに比べ高温で溶かして、素早く成型しなければならず、職人には高度な技術が必要です。

こんな萩ガラスを作る工房では、気軽に参加できる体験会も行われています。

ここでは、萩ガラス工房の場所や体験会について、また通販サイトについてもまとめています。

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萩ガラスについて

萩ガラスの歴史は長く安政6年(1859年)に始まります。
幕末、維新とともに明治へ移り変わろうとする激動の時代の科学者「中嶋治平」によってガラス産業が興されました。

その後、萩硝子は天皇家・公家に献上するにまでにその質を向上させ、一時隆盛の時代を築くのですが、激動の時代によって数年で終わり、ついには幻の萩ガラスとして永く忘れられていました。

そんな萩ガラスを蘇らせるべく、[萩ガラス工房」は平成4年(1992年)に萩市笠山に設立。

古文書を紐解き、残された治平遺品や残存している記録から、地元「笠山」で採掘される石英玄武岩を精製し、当時の復刻品の製作を開始しました。

中嶋治平の遺した想いを、最先端の技術と感性で今に再現しています。

現在では1520℃という超高温度域で製作している萩ガラス工房の製品は、国内最高レベルの品質として誇りを持っています。

萩ガラス工房について

  • 住所:〒758-0011 山口県萩市大字椿東越ヶ浜1189-453
  • 電話:0838-26-2555
  • FAX:0838-26-2666
  • 営業時間:9:00~17:00(年中無休)

体験教室

萩ガラス工房では、気軽に参加できる体験会が随時行われています。

宙吹きガラス体験

  • 料金:3,600円(中学生以上)

こちらは、フーっとくうきを吹くガラスの制作体験です。
プロの職人による丁寧なマンツーマン指導で、未経験者の方でも安心して作ることができ、材料も「内ヒビ貫入ガラス」と同じ材料で、自分だけのガラスを作ることができます。

アクセサリー制作体験

  • 料金:1,550円(小学4年制以上)

ストラップ・ペンダントなど、用途に応じた各種紐類も準備されていて、その場で持ち帰ることができます。

彫刻体験

  • 料金:1,550円

サンドブラスト(砂吹き)技法による制作体験です。
サンドブラストとは、砂を高圧力で吹き付けガラス表面を削る技法で、吹きつけられた部分はくもりガラス状の不透明になります。

萩ガラス工房の行き方・アクセス

お車で

広島方面より

  • 山陽自動車道・防府東インターから 約80分
  • 中国自動車道・山口インターから 約60分

九州方面より

  • 中国自動車道・美祢インターから 約40分

公共交通機関で

  • 新山口駅から:特急バス「はぎ号」約60分
  • 萩バスセンターにて「越ヶ浜・奈古方面」乗り換え 約10分
  • 越ヶ浜入口または越ヶ浜(終点)下車
  • ◎国道191号線から「笠山」方面へ曲がり直進

萩ガラスの通販サイト

萩ガラスの製品は、楽天市場内にある「萩ガラス工房」から購入することが可能です。

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