出典:http://www4.nhk.or.jp/pcafe/

佐藤初女(はつめ)さん『初女(はつめ)さんのおむすび~岩木山麓・ぬくもりの食卓~』というタイトルでNHKのドキュメンタリー番組で放送されます。

佐藤初女さんは、日本のマザーテレサとも呼ばれているんですよ。

はつめさんのおむすび

出典:http://www4.nhk.or.jp/pcafe/

番組では、佐藤初女(はつめ)さんが、悩みを抱える人々を迎え、一緒に食卓を囲む活動をしてきた交流の様子が美しい景色とともに放送されるのですが、番組をみているだけでも、愛情のこもったおにぎりをいただいているような暖かい気持ちになります。

ここでは、佐藤初女さんのプロフィールとともに、森のイスキアや出演映画、地球協奏曲(ガイアシンフォニー)についてまとめてます。

この地球協奏曲(ガイアシンフォニー)がまた、凄く良いのですよ!

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佐藤初女さんプロフィール

  • 名前:佐藤 初女(さとう はつめ)
  • 誕生日:1921年10月3日
  • 出身:青森市生まれ
  • 青森技芸学院(現在の明の星高等学校)卒業
  • 2016年2月1日、弘前市内の病院で乳癌のため逝去。享年94歳。
  • 地域に密着した教育、福祉の活動により、アメリカ国際ソロプチミスト協会賞、ミキ女性大賞、国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、弘前市シルバーマンジ賞、第18回東奥賞など受賞。
  • たくさんの書籍も出版なさっています。

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佐藤初女さんが食にこだわるきっかけは?

佐藤初女さんは、カトリック系の女学校時代に肺結核を患い、喀血(かっけつ)を繰り返しながら17年間の闘病された経験をお持ちです。

その体験が「食べる」ことと深く関わっていて、生きるきっかけとなったそうです。

当時の注射や薬の効き目は些細なもので、これではなかなか治らないということを感じていたのだそう。

反対に、おいしい食べ物を食べた時には、体内の細胞が躍動するように感じて、注射や薬に頼るのでなく、食べることで元気になろうと思うようになったそうで、このことがきっかけで、食にこだわり続けていたっしゃいます。

ただ、食にこだわると言っても、栄養などに神経を尖らせることではなく、人の手を通して愛情込めて作らる食事についてです。

番組内でも紹介される、沢山の梅干したち。

後ろに見える枯れ木は、暖炉にくべられるものでしょうね。

佐藤初女さん02

出典:http://www4.nhk.or.jp/pcafe/

初女さんは17歳での発病以来、もう闘病は終わったとはっきり実感したのは35歳ぐらいの頃だったそうです。

その時のことを以下のように語っていらっしゃいます。

健康であること、そして働けることへの喜びと感謝でいっぱいでした。これ以上の幸せはない、これからは何をすることも厭わないという思いでした

出典:https://www.ntt-f.co.jp/fusion/no27/tokusyu/tokusyu.htm

17年間も病気を抱えつつ、94歳まで存命なさっています。

お薬に頼らず、体が喜ぶ食べ物で、自己免疫力を高めて行かれたのでしょうね。

今では、肺結核は治療が可能な病気になっていますが、当時は命を落とす人のほうが多かった病気です。

病気を薬で退治するのではなく、自然治癒力=自分自身でもとの健康な体に戻そうとする力を高めて行く手段としての食。

本当に大切です。

私達の食べたもので、体ってできていますからね。

佐藤初女さんの経歴

青森技芸学院(現在の明の星高等学校)を卒業後は、3年間小学校の教員をし、1944年に勤務校の校長だった佐藤又一氏と結婚。

佐藤氏は、既に3人の子どもさんがいらっしゃり、再婚初女さんは初婚、佐藤さんは再婚でした。

結婚を機に教員を退いて、弘前市内に在住。

ろうけつ染めの指導などをし、1964年より15年間は、弘前学院短期大学で非常勤講師として家庭科で教鞭をとります。

1979年に、弘前染色工房をオープン。

1983年に、弘前市内の自宅を「弘前イスキア」と名付けて開放し、これが「森のイスキア」の前身です。

次第に訪れる人の数も増え、手狭になる中「森の中に人々の安らげる場所を作りたい」と次第に思い始めたそうです。

そして、1992年に、佐藤初女さんの思いに共感する人々の尽力で「森のイスキア」が完成しました。

イスキアとは

イスキアとは、イタリア西南部のナポリ湾の西に浮かぶイスキア島の名前から採られたものだそうです。

海を挟んで見えるのがイスキア島です。

イスキア島

出典:ウィキペディア

面積は約46.3km2で、 島民のほとんどは、ブドウ畑の仕事で生計をたてている島です。

イスキア嶋

出典:ウィキペディア

ナポリの富豪の息子で、何不自由ない暮らしをしていた青年が、この島を訪れて、贅沢三昧の生活から、自分を静かに振り返ることを学び、そこの司祭館に滞在したというエピソードから借用されたものだそうです。

そして、佐藤初女さんも佐藤自身もカトリックの信者とのことです。

佐藤初女さんがこの島から「森のイスキア」と命名したように、心が休まる場所という意味で「海のイスキア」、「緑のイスキア」などと命名されたレストランも日本に幾つかあるんですよ。

森のイスキア

森のイスキア

出典:http://blog.livedoor.jp/macrobioticdesign/archives/cat_50232780.html?p=2

  • 住所:〒036-1345 青森県弘前市常盤野湯段萢4-67
  • 電話:0172-83-2457

現在は、イベント時に開放されるのみで、普段は閉館されているようです。

ただこのあたりは、自然豊かでとても美しい場所です。

桜の季節に合わせて、訪れてみるのも良さそうです。

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森のイスキアアクセス

  • 弘前バスターミナルより弘南バス「枯木平行き」乗車、「湯段口」下車徒歩約20分。

弘前駅前タクシーさん「森のイスキア・定額料金」のご案内

「森のイスキア」定額料金を設定してくださっているようです。

  • 弘前市内から 4700円(所要時間 約40分)
  • 青森空港から 8000円+有料道路料金210円(所要時間 約90分)
  • 前日までに「森のイスキアまでの定額料金」と、予約が必要のようですから事前に、確認、予約されてみてください。

地球交響曲「ガイアシンフォニー(Gaia Symphony)」

佐藤初女さんが知られるようになったのは、1995年に、龍村仁監督の『地球交響曲 第二番』に出演なさってからです。

地球交響曲とは、ドキュメンタリー映画の作品名で、「ガイアシンフォニー(Gaia Symphony)」とも読まれています。

地球交響曲第二番(1995年公開)
監督:龍村仁
出演:ジャック・マイヨール、ダライ・ラマ14世、佐藤初女、フランク・ドレイク
配給:オンザロード
佐藤初女の主宰する「森のイスキア」の四季を紹介しながらこの物語は進行する。

全編、龍村仁氏の監督で、出演者たちが「地球の中の私、私の中の地球」というテーマで語るインタビューが、美しい景色と共に1本の映画に納められたものです。

佐藤初女さんは、このドキュメンタリー地球交響曲第二番の中で、ダライ・ラマ二世や、映画、グランブルーのモデルになったジャック・マイヨール氏の影像の合間に淡々とした姿が写し出されていきます。

15分程度の予告動画ですが、これだけでも十分に癒されることと、佐藤初女さんほか出演者の神聖な部分に触れることができます。

BGMに流れる英語歌詞の「浜辺の歌」も凄く耳に優しいです。

この曲は大ヒットし、後にトヨタ自動車のCMにも使用されています。

地球交響曲「ガイアシンフォニー(Gaia Symphony)」のDVDやスーザン・オズボーンの「浜辺の歌」のCDはアマゾンで販売されています。

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まとめ

ここでは、佐藤初女さんのプロフィールとともに、森のイスキアや出演映画、地球協奏曲(ガイアシンフォニー)についてまとめてます。

ステキだなと思う方の生き様に触れる時、「あなたは今どんな風に生きていますか?」と問われているような気がします。

同じような道は歩めなくても、魂の奥にある神聖なものへと繫がるドアは、勢い良くノックされます。

佐藤初女さんの「森のイスケア」のある場所では、今年も桜まつりが開催されます。

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