引用:http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=08399

奈良県桜井市に、音羽山観音寺という尼僧など3人が暮らしているお寺があります。

左から副住職の佐々木慈瞳(ささきじどう)さん、お手伝いのまっちゃん、住職の後藤密栄(あんじゅさん)さんの3人です。

この音羽山観音寺の自慢は、豊かな季節の恵みを知恵と工夫で味わう極上の精進料理です。

そしてこの音羽山観音寺の日常や暮らしぶりが『やまと尼寺 精進日記霜月 収穫の秋は大忙し』というタイトルで放送されます。

とっても素朴な日常と暮らしぶりなのですが、自給自足の暮らしぶりや映像は見ているだけで魂がデトックスされますし、なによりとっても楽しそうなのです。

映像の中から聞こえる自然の声も、気ぜわしい日常の中にいては決して聞き取れないくらい贅沢なもの。

ここでは、音羽山観音寺の行事や日常の暮らしについて、また行き方やアクセスについてもまとめてみました。

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自給自足の暮らし

引用:http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=08399

朝は、3人(住職の後藤密栄さん、お手伝いのまっちゃん、副住職の佐々木慈瞳さん)とも早朝5時に起床です。

6時の鐘を突き、ラジオ体操をして、朝のお勤めを済ませたあと、宿泊者のための朝食の準備にとりかかります。

音羽山観音寺は、1,200年の歴史があり、もともとは修験道の霊場でした。

1キロの参道を登るのに1時間近くかかるほど道のりは険しく急勾配で、簡単に買い物にも行けない環境の場所にあります。

なので、山野草や木の実、きのこなどを収穫して食材にしています。ご住職たちは本などを見て、よりおいしく食べるために長年研究して知恵を絞って暮らしていらっしゃるのです。

晩秋に近づく時期の日課は、ぎんなん拾いだそうです。

今年2016年は豊作で、お寺を見守るように日々色づいてゆくイチョウの大木からのめぐみは、一粒も残さず拾っては、炊き込みごはん、煮物、白あえと、多種多様な料理に利用されます。

引用:http://www4.nhk.or.jp/P4069/

こちらは柿のなますに添えられた銀杏。

美味しそうだし、何と言ってもとっても綺麗です。

引用:http://www4.nhk.or.jp/P4069/

また、通常のお寺としての毎月行われる定例行事のほか、1年を通して行われる行事もあります。

住職いわく、“観音様のお導き”なのだそうで、「また来ちゃった」という感じでいろいろな方が何度も訪れてくるのだそうです。

そして下の写真は、月に1度(毎月17日)の観音縁日に集う人々。

皆さん親しげでとっても楽しそうです。

引用:http://www.nhk.or.jp/

そして振る舞われたお料理は、住職たちの自慢の手料理です。

また、いくら自給自足だからといって、住職やお手伝いのまっちゃんたちは、年中このお寺の中なかだけで暮らしているわけではありません。

例えば、副住職の佐々木慈瞳(ささきじどう)さんは、地元の天川中など6校のスクールカウンセラーや、2つの病院でスピリチュアルケアにも取り組んでいらっしゃって、そのことを以下のように語っていらっしゃいます。

「生徒も患者もその家族も生きる意味を探している」

副住職の佐々木慈瞳(ささきじどう)さんのプロフィールと経歴

  • 名前:佐々木慈瞳(ささきじどう)
  • 出身:群馬県出身
  • 学歴:中央大学卒

*県教委スクールカウンセラーや、県総合医療センターがんサポートチーム心理士、西奈良中央病院緩和ケア病棟臨床宗教師を務める。

尼になったきっかけは?

大学生時代の卒業論文の調査のために、何度も明日香村を訪れて観音寺に泊まっていたことによって、お寺を訪れるうちに、村の人とも親しくなったことが、尼を志すきっかけとなったそうです。

その後、母校の大学の事務局で10年間勤務した後、高野山と融通念仏宗で得度、修行して音羽山観音寺の副住職担っていらっしゃいます。

音羽山観音寺について

引用:http://blog.goo.ne.jp/mrslim2/e/8c791d8cb680c6e3501d1306f9aeda07

・住所:〒633-0023 奈良県桜井市南音羽832番地
・電話:0744-46-0944
・FAX:0744-46-5672

行事

毎月の行事

  • 毎月17日:観音縁日
  • 第4日曜日:お護摩奉修

年間の行事

  • 1月1日:開運厄除護摩祈祷会
  • 1月17日:初観音祈祷会(眼病封じぎんなん飯接待)
  • 4月17日:大般若転読法会
  • 8月17日:大施餓鬼法会
  • 9月17日:百万遍念仏会
  • 12月17日:納め観音会
  • 12月31日:除夜の鐘

宿泊情報

  • 収容:客室6室。最大20名。
  • 料金:一泊二食7,000~10,000円
  • 精進料理:2,500~5,000円(要予約)

*お料理は精進料理で、昼食だけのご予約もできます。

引用:http://www.nhk.or.jp/

宿泊者の口コミ

バス停からかなりの急坂を延々上がります。平らな舗装道路なのが却ってきつい。ただ折々にかわいらしい尼さんのイラストがあり、思わず笑ってしまう。途中に貸し出し用の杖あり。最後はうっそうとした針葉樹林の中をトントンと登り、お寺が見えてきます。

お花がたくさん、弘仁寺もそうですが、女性のいるお寺は花がきれいでものやわらかです。寒い日だったので早速ストーブを焚いていただきました。泊り客は私一人だったので、18時、6時の鐘つきをさせていただきました。お風呂は薪で炊いています。少しぬるめだったのですが、ぬるくありませんかと外から声。ぬるめですと答えると、うら若い尼僧さんが薪割りする音。「あったまりましたか?」もうこれだけで温まります。

夕食は3つもお膳が出てくる精進料理。こちらで作っておられるものばかりです。なんておいしい! 夜はとても静かでした。朝は6時に鐘つき、ラジオ体操。7時からお勤め。8時に朝食。珈琲がおいしいのがまたうれしい。まさか宿坊で珈琲が飲めるとは。ゆっくり山を下りました。古い建物なので洗面所は寒いですが、トイレは新しくしかも水洗だけれど「環境にやさしいトイレ」でした。ゆっくり山を下りました。巨大おにぎりを2つ持たせていただき、おかげで無事談山神社を越え、明日香村へ。登りはきつかったけれど、これがまた癖になりそうな宿坊です。1泊2食8000円でした。

行き方・アクセス

引用:http://blog.goo.ne.jp/mrslim2

*山の中にあるお寺で途中から車で行くことができなくなっています。

最寄り駅

【列車】
■JR線:JR桜井線・桜井駅下車
■近鉄線:近鉄大阪線・桜井駅下車 からバス利用

【バス】
■奈良交通:14系統(多武峰経由)談山神社行きに乗車・下居(おりい)下車
*バス乗り場:JR・近鉄桜井駅・南口バス1番乗り場
*運賃:300円
*乗車時間:約13分

*バスはおおよそ1時間に1本程度です。時刻表⇒奈良交通のHP 

■バスを降りたら

*徒歩にて、音羽山観音寺へ(約1.8キロ・徒歩50分)

自家用車の場合

・名阪国道・西名阪 天理IC で降り、桜井方面へ南下
・桜井からは談山神社を目指し、多武峰街道をお進みください。
*街道沿いに、観音寺の看板(小さな看板なので要注意!)がありますので左折。
*駐車場(10台ほど)があります。

写真で見るとそれほど急な道には見えないのですが、かなりの急勾配で、杖なども用意されているほどのようです。

*駐車場からは、徒歩で音羽山観音寺へ(約1キロ・徒歩30分)

最寄りの桜井駅すぐのホテルは、こちらのとみやま館がおすすめです。

お寺に泊まるためのガイドブック

お寺に泊まるにはどうすれば良いのか、色々調べていると、お寺に泊まるためにガイドブックもあるんですね。

音羽山観音寺は下記の書籍(P109)にも掲載されています。

ただ、こちらの本は2004年度版です、アマゾンも楽天市場では中古のみ。

お寺に泊まろう

出典:アマゾン

⇒ お寺に泊まろう~最新版・全国宿坊ガイド~

 

楽天市場⇒【中古】 お寺に泊まろう 最新版 全国宿坊ガイド /宿坊研究会(著者) 【中古】afb

中身が気になったので、アマゾンの中身検索とレビューを合わせてチェックしてみました!

音羽観音

●日本全国の宿坊を網羅しています。
特に高野山・熊野・吉野、京都の宿坊に力を入れています。
写真が多くビジュアル的に美しく作られていて、
宿坊には興味があるけれど、イマイチよく分からない…
というビギナーさんにお勧めです。
これを読めば宿坊の敷居が低く感じれると思います。
おまけのCDも荘厳な感じで素晴らしかったです。

●究極の癒しの宿であるお寺―宿坊が計237件紹介されています。
お寺の歴史から、その宿坊の特徴、
出されるお料理(精進料理)などを紹介。
宿泊するお部屋の広さ・備品・料金などなど、
データもきちんと載っています。
この本一冊あれば、全国の泊まれるお寺のことがわかる、
超オススメの一冊です。

引用:お寺に泊まろう~最新版・全国宿坊ガイド~

最新版となっていますが、こちらも2010年版です。

 

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やまと尼寺シリーズが放送されているのはNHK。

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まとめと感想

ここでは、やまと尼寺(奈良・音羽山観音寺)シリーズの『精進日記霜月・収穫の秋は大忙し』についてまとめています。

私自身、お寺に泊まった経験というのは、中学生の頃に仲の良かった友人がお寺の娘だったこともあって、仲良しグループで泊まったことが何度かあります。

修学旅行の延長のようで楽しかったです。

といっても、ただのお泊りでもなく、この番組で紹介されるようなお寺の行事で出される、精進料理の予約が100名様分、みたいな時に、いつものご近所のお手伝いさんでは手が足りない時に、まかない付きでアルバイトをさせてもらっていたというわけです。

あと、除夜の鐘に来られた方に振る舞うためのぜんざい造りなんかも凄く楽しかったし、修学旅行で高野山に泊まったことも、楽しい記憶として残っています。

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