八海山(はっかいさん)は、新潟県南魚沼市にある岩峰群で、最高峰は標高1,778mの入道岳。
越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山(魚沼三山)の1峰で、日本200名山のひとつでもあり、古くから霊山として崇められてきた由緒ある山として有名です。
山頂の岩峰群をたどる道は非常に険しくて、垂直に近い鎖場が連続するために過去は、遭難者も多く、初心者が安易に行くことは危険な場所でもあるようです。
この八海山の6合目附近で、地学などを勉強する部活動の合宿に参加していた、日本大学豊山高校(東京都文京区)3年の男子生徒(17)が滑落し、心肺停止だというニュースが飛び込んできました。
この男子生徒たち一行は、9合目にある山小屋までの日帰り登山をしている最中での事故だったとのことです。
八海山の6合目ってどのくらい傾斜が急なのか?初心者の登山は難しいのかについても調べてみました。
八海山登山の難易度
八海山の登山は、こちらの図を見ると6合目の女人堂までは、中級者向けとは描いてありますが、体験コースとも書かれていて、比較的歩きやすいコースのようなんですよね。
ただ、実際に八海山の6合目あたりを知っている方に言わせると『山に慣れてない人に八海山はキツいかも』という感想がありました。
八峰ではないようだが山に慣れてない人に八海山はキツいかも。2年前に小学生滑落して助かったし今回もなんとか助からんかな。心肺停止やし、あかんのか。登山目的じゃない部活中なんて気の毒過ぎる。
— やまぼん (@honbik1) 2017年7月31日
足元の繁みや木立のすぐ先は断崖絶壁!?
上記のツイッターで、2年前に同じ6合目附近で滑落事故がおこっています。
幸いその時は、打撲などの怪我はあったもの大きな事故に繋がらなかったのですが、この時の滑落事故についての概要がPDFデータとして閲覧可能です。
また、見た目と実際の山道って違っていて、安全に舗装された道の路肩に草が生えているのとは、全くちがっている場所があった、明らかに危険と感じる場所とは別な要注意箇所があるようです。
現地にお詳しい方からの、貴重なコメントをいただきましたのでこちらに掲載しておきますね
かなのまこさん、貴重なコメントありがとうございます!
八海山の6合目ってどんなとこ
ここが、八海山の6合目にある女人堂。
ここには、約20人が収容できる「女人堂避難小屋(トイレあり)」があり、休憩場所としても利用されていて人も多いようです。
八海山をハイキング的に楽しむのはこの6合目の女人堂が、またはギリギリ9合目の千本檜小屋まで。
6 合目の女人堂までは緩やかな登りで、このあたりまでだったら、普段のスニーカーでも問題なく歩けるようです。
女人堂から先は、昔は女人禁制だったようで、コースによるようですが、このあと は急な登りになるようです。
この6合目までは、わりとウッソウとした森の中を歩く感じで、見た目はすごく涼しそうなのですが、思っている以上に暑く、体力を消耗するようなのです。
しばらくは木道があったり丸太の階段があったりと、手入れが充分行き届いた登山道です。
しかしそれにしても暑い・・・。この日の関東平野の最高気温は33℃。山の上も25℃近くまで上がったんではないでしょうか。
風がないのがなにより暑さを募ります。
こちらの方もやはり、暑さ対策と水分補給にはかなりきを使っていらっしゃるご様子です。
今回ヨーキさんが登るのは「八海山」です。古くから修験の山として知られ、登山道には神仏が祀られています。また随所に鎖や梯子がかけられていて、修験者の荒行が偲ばれます。この日ヨーキさんが越えなければいけないハードルは二つあります。
~中略~
2つ目は「暑さ」です。この日も気温が上がり、稜線に出ると熱い太陽が照りつけます。撮影スタッフも水分補給には気をつけていましたが、途中水が足りなくなるという事態に陥りました。
まとめ
ここでは簡単に八海山の6合目辺りについて、調べてみたのですが、このあたりまでは、普通のハイクリングコースとしてスニーカーで歩けるほどで、斜面は急ではなさそうです。
ただ慣れてないとちょっときつそうですが学生でも初心者でも6合目くらいまでは問題なさそうです。
ただ、ただ山登りってひんやりして涼しそうなイメージがありますが6月ごろの登山でもかなり暑いようです。
今回、高校生が滑落したとのニュースだったので、急斜面だったのかと思って調べてみたのですが、そうではないようです。
高山病で酸素不足?とも考えたのですが、そうも考えにくく、この暑さで熱中症のような状態で、足元がふらついての滑落だったのかな?っと思ています。
心肺停止だとのことなのに、天候が悪く救助は明日になるのだとか。
山とか自然って、本当に甘く見ては行けないんですよね。
人気ブログランキングにも参加しています。応援いただけるとうれしいです。