今年2019年もみずがめ座δ(デルタ)流星群を筆頭に、大阪でも夏の流れ星が楽しめる季節になってきました。
7月の中旬以降から8月20日くらいまでの1ヶ月程度は、一年の中で最も多くの流星を見ることができる楽しみな時期です。
その中で、1番初めにやってくるのがみずがめ座δ(デルタ)流星群。
この流星群は昨年、あまり好条件ではなかったのですが、今年2019年はかなり好条件で観測できそうです。
ここでは、2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群の大阪での見ごろのピーク日時と方向・方角についてまとめてみました。
目 次
大阪の2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群の見頃のピーク
- 7月28日:22:30~7月29日:5:05(日の出)←見頃
- 7月29日:22:30~7月30日:5:06(日の出)←見頃
- 7月30日:22:30~7月31日:5:07(日の出)←見頃
そして方向・方角は「真上」です。
2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群の見頃のピークは3日間。決まった極大日がないことと、7月30日に見頃のピークを迎える山羊座流星群と併せての観測が可能になります。
何に流れ星科わからなくっても、流れ星は流れ星♪ある意味、見ることができればOKかもしれませんね。
みずがめ座流星群とは?
まず、みずがめ座の流星群は、いくつかの流星群に分かれていて、他の流星群とは違い少し複雑です。
7月に出現するみずがめ座δ(デルタ)流星群は、5月に出現するみずがめ座η(エータ)流星群と同じく、みずがめ座を放射点とする流星群で、母彗星はマックホルツ彗星です。
ただ、7月のみずがめ座流星群δ(デルタ)は、北群と南群に分かれており、デルタとすぐ後に続くイオタも一緒になっていることが多いです。
- みずがめ座δ(デルタ北群)
- みずがめ座δ(デルタ南群)←今回の主役
- みずがめ座ι(イオタ北群)
- みずがめ座ι(イオタ南群)
水瓶座流星群はこんな風に、4つの流星群から構成されています。
この中で主流は、7月末に極大を迎える今回のみずがめ座δ(デルタ南群)です。
この後には、みずがめ座ι(イオタ)流星群もやってくるのですが、こちらはとても小さいこともあるし、素人には、どの流星群からの流れ星なのかを正確に見分けるのは無理のようです。
なので、7月のみずがめ座流星群といえばこのδ(デルタ)流星群のことをさすのですが、イオタも混ざっていて、このあたりを全部まぜて「7月の水瓶座流星群」というようですね。
みずがめ座δ(デルタ)流星群2019年の見ごろの極大日
極大日とは、流星群自体の活動が最も活発になること、またはその時期のことなのですが、2019年の極大日は以下の日にちです。
- みずがめ座δ(デルタ)北群:2019年8月9日
- みずがめ座δ(デルタ)南群:2019年7月28日 ← 注目
- みずがめ座ι(イオタ)北群:2019年8月20日
- みずがめ座ι(イオタ)南群:2019年8月5日
みずがめ座δ(デルタ)流星群に関しては、はっきりした極大時刻が存在しないので、ちょうどこの時期に重なる山羊座流星群と併せて、観測することができるんです。
分類された4つの水瓶座流星群は、それぞれに極大日が異なっているのですが、主役となるのはみずがめ座δ(デルタ)南群なので、この流星についてもうちょっと詳しく見ていきます。
まず、流れ星が一番出現する日にちが7月28日だということはわかりました。
今年、好条件で見られる理由は、月明かりの影響を受けにくいからなんです!
月明かりや月の大きさって、繊細な光の流れ星を観測する上では、とっても大事な要素になります。
月齢と月の大きさをチェック
水瓶座流星群の極大日だとされている7月28日の月齢は25.3
数字で見てもわかりにくいと思うのですが、月のマークを見ると、三日月型の細い形をしているのがわかります。
コレくらいだと、月の明かりはそれほど気にする必要がありません。
もっとも見えやすいピーク時間は?
流れ星をみるためには、「空が暗いこと」が最低条件になります。
さらに先に書いたように、みずがめ座δ(デルタ)流星群にははっきりとした極大時刻が存在しません。
なので、月が沈んで翌朝の太陽が登る前が見頃のピーク時間。
ただ、ここで注意しないといけないのが、三日月とはいえ月明かりです。
ただ、今年はうまい具合に夕方には月も沈みます、
ひとまず、月が沈む時間と太陽場昇る時間もチェックしてみます。
大阪の月入り(月が沈む)時刻と日の出の時刻をチェック
- 7月26日:13:16(月入り)~7月27日:5:04(日の出)
- 7月27日:14:16(月入り)~7月28日:5:05(日の出)
- 7月28日:15:19(月入り)~7月29日:5:05(日の出)←見頃
- 7月29日:16:23(月入り)~7月30日:5:06(日の出)←見頃
- 7月30日:17:25(月入り)~7月31日:5:07(日の出)←見頃
参考⇒ http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/
2019年の、みずがめ座δ(デルタ)流星群の極大日が28日なのですがその前後の日にちをチェックすると月はお昼すぎから夕方にかけて沈みます。
もともと三日月なので、それほど月明かりは気にしなくてよいのですが、月明かりがないということは流れ星観測において最高の観測条件だということになりますね!
みずがめ座δ(デルタ)流星群の方向方角
最後に、大事な方向と方角をチェックしていきます。
みずがめ座流星群を観測するための方向・方角は真上です。
実は、みずがめ座流星群に限らず、流れ星をみる方向方角はいつも真上になるんです。
理由は、流れ星は、ある1箇所から放出されるわけではなく、放射点はあっても、その点から四方八方に流れては消えていきます。
なので、ベランダから見るような方角の限られた場所での観測はあまり向きません。
1番よく見えるのは、「真上」なので、寝転んで空を見上げられる場所があればそこが1番です。
また、人の目は、屋外の暗さに目が慣れるまで、少し時間がかかりますから、流れ星を観測する場合は最低でも30分程度は観察を続けたほうがよいですね。
みずがめ座流星の出現数は決して多くはなく、1時間当たりに最大で10個程度といわれています。
そして他のイオタ流星群などからは、1時間に1~3個程度です。
単純計算だと、30分に5個程度、15分に2個~3個は観測できる計算になるのですが、なかなか均等に流れてきてはくれません。
なので、ちょっと気長に見上げてみてくださいね。
30分以上、真上を見続けるっていうのは、実は思ってる以上に首が痛くなるのですが!
まとめ
ここでは、2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群の大阪での見ごろのピーク時間や方向・方角についてまとめてみました。
見頃のピーク日にちと時間は3日間くらい。
どちらも同じくらい好条件なので、お天気がよい日を選んでくださいね!
- 7月28日:22:30~7月29日:5:05(日の出)←見頃
- 7月29日:22:30~7月30日:5:06(日の出)←見頃
- 7月30日:22:30~7月31日:5:07(日の出)←見頃
そして方向・方角は「真上」です。
あと、Youtubeに流星についての動画がありました。
流れ星のとってもわかりやすい動画がYoutubeにあがっていました。
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