スーパードクター笠原群生(かさはらむれお)医師が7月10日のプロフェッショナルの主人公です。
笠原医師は、世界一の手術数を誇る小児移植外科医で、具体的には、重い肝臓の病で、命の危機にひんした子どもたちが生きる望みをつなぐ、最後の手段「小児生体肝移植」のプロフェッショナル。
小児生体肝移植とは、脳死ドナーでは無く、親などから病気の子どもへと肝臓の一部を移植するという手術で、笠原医師は子どもに親が提供する肝臓は、子どもの命を救いたいという親の強い思いの詰まった「命のプレゼント」だと言い切ります。
そんな笠原群生(かさはらむれお)医師について、もっと知りたいと、調べていくと、テレビで見る笠原医師からは想像できないような「パワハラ成育」とか「必要ない手術」とかのワードが浮かびあがってくるのです。
テレビで拝見する笠原医師は、ちっともパワハラ的ではないし、必要のない手術をするようなズルさも見受けられないというのに!です。
なのでここでは、笠原群生医師について、「パワハラ成育」とか「必要ない手術」について、また、笠原群生医師の勤める病院についても簡単にまとめています。
目 次
笠原群生医師の「パワハラ成育」について
まずは、笠原医師の「パワハラ成育」についてです。
なぜこんなワードがあがってきたのかちょっと疑問だったのですが、まず「成育」については、後で詳しく説明していきますが、笠原医師の勤務する病院名の1部です。
「国立研究開発法人国立成育医療研究センター」
コレだけ見ると、患者さんに対してではなく、責任感の強い方にありがちな、部下に対する指導が、威圧的でパワハラ的なのかと勘違いしてしまうとことですが、そういうことって、内部告発以外に表に出ることって殆ど無いですよね。
部下へのパワハラなのかと調べてもやはり当然、そういった記事は見当たりません。
そういう意味だろうと探している時にもしや?と思ったのがこちらです。
この画像は、インターネットで検索される時に表示される記事の一部で、ちょっと小さくて見えにくいのですが、医師会の講演会で、色んな方の演題の一部が掲載されています。
これを見ると、ある日の講演で、セクハラやパワハラについて公演した方がいらっしゃり、笠原医師は全く違った題目の講演だったようですが、なんかこれらがくっついて表示されているのです。(下の記事)
上の記事なんか、サラリと見ただけでは、あたかも笠原医師がパワハラでもやったような内容にみえてしまいます。
内容を詳しく見ると、こんな感じです。
・第2回 11月13日 笠原群生氏(S59年卒 国立成育医療研究センター〜略〜過労死やパワハラ◯◯が社会問題〜略〜
・◯◯氏は、管理者及び乗務員に対して、 日々暴言などのパワハラを繰り返しています!
・【演題?】セクハラ・パワハラは何故起きるのか. 〜略〜【演題?】小児肝移植の現状と困難な周術期管理・手術症例【 講 師】国立成育医療研究センター臓器移植センター長 笠原群生
こういった勘違いが重なって、あたかも笠原医師が部下や若いインターン医師に対してパワハラ的な指導をしているのか?もしくはパワハラドクターを成育=養成でもしているような文脈になっているようです。
これで、笠原医師がパワハラ医師ではないことがわかりましたね。
では次に、「必要ない手術」についてです。
笠原群生医師の「必要ない手術」って何?
笠原医師の「必要ない手術」って、こちらはかなりドッキリするワードです。
たまに、こういった、必要のない手術をして報酬を受け取る医師なんかが話題になったりもしますしね。
で、こちらを調べてみても、それらしい記事やニュースは見当たらず、先に書いた笠原医師の「パワハラ成育」と同じようなからくりなのでは?と思った所こんな記事をみつけました。
こちらも「笠原群生 必要ない手術」で検索した時にタイトルと同時に表示される内容文の一部です。
元ネタは、学会での症例報告になっているので、かなり難しいのですが、事前の検査やこれからの医療の進化によって、これからは「不必要な手術を避けられる可能性がある」という記述になっているようです。
ここからは私の想像なのですが、これが、「笠原群生 必要ない手術」という言葉に変わったのではないかと思われます。
テレビで拝見する限り、笠原群生医師が必要ない手術をするようなタイプではないことは誰でもわかりますからね。
これで謎が解けて一安心です!
安心できたところで、笠原群生小児移植外科医の勤務する病院についてです。
国立研究開発法人国立成育医療研究センター
- 施設名:国立研究開発法人国立成育医療研究センター
- 住所:東京都世田谷区大蔵2-10-1
- TEL(代表):03-3416-0181
- TEL(予約センター・病院): 03-5494-7300〈月〜金曜日(祝祭日を除く)
- 電話時間:9時〜17時
- 病院のURL:https://www.ncchd.go.jp/
笠原 群生医師のプロフィール
- 名前:笠原群生(かさはらむれお)
- 誕生日:1966年2月10日
- 出身:群馬県
- 学歴:群馬大学医学部
- 活動期間: 1983年~
- 職業 外科医小児科医
- 国立成育医療研究センター臓器移植センター センター長
- 博士(医学)
- 専門:は、移植外科、肝臓外科
- 所属:群馬大学医学部
笠原 群生医師の書籍
こちらは、専門書で、素人には難しい医学用語も多く、医師と、肝移植を検討されているご家族が対象になっているようですが、写真による解説が多数載ってわkリ安く解説されているようです。
アマゾン内のレビューを少しピックアップしてみました。
●著者が率いる成育医療研究センター臓器移植センターの移植チームは、間違いなく日本一の小児移植チームである。
この著作は、難病で肝移植しか選択が残されていないお子さんを持つ家族には必読の本である。●もし適応であったなら迷わず決断されるほうがいいです.昔より技術がかなり進歩していることがわかります.
笠原 群生医師の経歴
笠原医師は、重い肝臓の病で命の危機に直面した子どもたちが生きる望みを託す小児生体肝移植の手術を1,200件以上行い続けた結果、その患者の10年生存率は、全国平均の84.4%を大きく上回る91.1%にも及び、また、困難だった体重5キロ以下の乳児に合う、薄く小さな肝臓の切り出し方も考案しています。
笠原先生の「やるのではない、やりきる」を信念として番組内での言葉が物凄く印象的でした。
患者さんは(自分の)家族だから絶対元気にして返す
インドネシアの医学に貢献
笠原先生が毎月訪れるのが、インドネシアです。
イスラム教国であるインドネシアは、宗教上脳死移植が行えない為、生体肝移植の笠原先生が行う、親などから病気の子どもへと肝臓の一部を移植するという高度技術がインドネシアの医師にとって必要とされているのです。
また手術後の患者さんyご家族に対する術後のケアにも力を入れていらっしゃいます。
ドレミファクラブ
この、ドレミファクラブは、肝移植の症例数100例を節目として、笠原先生が発起人となり、国立成育医療センターで肝移植を受けた患者を含む10家族によって発足しました。
手術後の精神的ケアを目的としたクラブで、ドナーのド、レシピエント(患者)のレ、マインド(mind)のミ、ファミリーのファから命名されています。
ドレミファって聞くだけで、なんだかワクワクしそうな響きで、元気になった子どもたちと嬉しそうなご両親を含む家族みんなの笑顔が想像できそうです。
まさに、プロフェッショナルで放送される番組タイトル「家族に未来を、取り戻す」にピッタリです。
笠原医師は、病気の子どもが親からもらい受ける肝臓は、子どもを助けたいという親の強い思いのつまった「命のプレゼント」だとおっしゃいます。
そして、その「家族の未来」を確実につなぐために、1,200件を超える手術を経験してもなお、手術の前には必ず時間を設けて手術記録を見返すなど万全の準備をし、あらゆる限りの手を尽くすのだそうです。
まとめ
ここでは、7月10日にプロフェっしょなるで放送される小児移植外科医の笠原群生医師について、「パワハラ成育」とか「必要ない手術」などのとかについてしらべました。
この2つの言葉に関しては、事実無根のよくわからない言葉だったので、心配ないようです。
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