しぶんぎ座流星群は、毎年1月1日頃~1月5日頃にかけて活動が活発になり、3日頃に見頃のピークを向えます。
流れ星の観測条件は、月の大きさなどの関係もあり、年によって随分ちがってくるのですが、嬉しいことに今年2020年の『しぶんぎ座流星群』の観測条件はまずまず良好です。
なのでここでは、しぶんぎ流星群の横浜・神奈川での見頃のピーク時間や方向・方角についてまとめています。
目 次
しぶんぎ座流星群とは
しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつです。
三大流星群とは言え、しぶんぎ座流星群の光は弱いので、ピーク(極大)時刻が、昼間になる年や、満月に近いと観測することが難しい流れ星でもあるんです。
そんなしぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近の放射点から出現する流れ星で、現在のしぶんぎ座は、りゅう座に統合されてしまったので、1928年に星座としては存在しないかたちになってしまいました。
ただ、『しぶんぎ座流星群』という名前だけは、現在でもこうやって使われています。
しぶんぎ座は漢字で書くと『四分儀座』。
四分儀とは、航海の時に天体を観察しながら現在地の位置を割り出すことに使った円形の方位定規のことで、ウィキペディアには画像が掲載してあります。
空の星を目印に、自分の今の位置を知って、舵をとって進んでいく。
現代の私達では、到底真似することができない壮大なスケールだなって思います。
しぶんぎ座流星群の見頃のピーク時刻は?
●見頃のピークは、1月4日(土)の19:00~22時位まで
●方向方角は、東寄りの真上の方向 です。
しぶんぎ座流星群の2020年の極大は1月4日(土)の17:00頃。
この時間の横浜神奈川はすでに日は暮れているものの、まだまだ街灯が街を照らしている明るい時刻です。
普通の流れ星は、深夜かr翌日の明け方くらいまでは見頃のピーク時間なのですが、しぶんぎ座流星群は出現時間gあとっtも短くて、極大前後の1時間から4時間位の間だけ。
なので少し時間がずれたとしても、夜の22:00くらいまでが見頃のピーク時間ということになります。
また、しぶんぎ座流星群の光の強さは弱いので、都会の明るい場所での観測には適していないので注意してくださいね。
2020年1月4日の神奈川横浜の天気
↓以下は昨年2019年1月4日の天気。
2020年は、昨年とほぼ同じ気温で、昨年も暖かいお正月でしたね。
しぶんぎ座流星群を見る方向方角は?
しぶんぎ座流星群を見る方向方角は。真上から東の方向です。
しぶんぎ座流星群の放射点(中心点)は北天で、冬の夜だと大体真上です。
流れ星は、放出点から四方八方に流れるので、全ての流れ星を見る方向は「真上」です。
ただ、2020年の1月4日は、ちょうど半月の大きさで明るいのです。
その月の方向と逆位置が東側。
なので、お月さまに背中を向けた東向きの真上がしぶんぎ座流星群を見るための方向方角です。
空が広い範囲で見渡せる公園や、今の季節だったら、初詣を兼ねて神社の広々とした敷地で観測しても良さそうです。
しぶんぎ座流星群が1時間に見える数は?
1時間に見えるしぶんぎ座流星群の数は、年によってかなり違っているようですが、おおよそ20個~40個程度です。
活発な年には1時間に60個もの出現が見られることもあります。
以前は、西暦を4で割って2余る年には盛んな出現が見られる、という規則性があったようですが、これに該当しない1975年と1987年には、日本でも大勢の観測者が盛んな出現を観測しましたし、逆に、この規則に該当する1998年と2002年には大出現が見られなかったという観測もあります。
なので、現在は、大出現の年に関する規則性は必ずしも明確ではないと言われています。
しぶんぎ座流星群の秒速はおおよそ40km前後です。
この40kmという速度は、他の流星群と比べるとゆっくりしたスピーなので、光の強さは弱くても見えやすくなります。
街灯のない暗い場所だったら、時間さえ守れば確実に観測できそうですね。
無料アプリで天体を観測する方法
最近では、スマホアプリで、空にかざすと天体を画面にシュミレーションするものがあります。
流れ星はかなりタイミングが合わないと写り込まないと思いますが、アプリには有料版と無料版があり、無料版でも上記の画像のように十分に楽しめるんですよ。
私が使っている無料アプリは、ありとあらゆる場所にかざすと、その方向にある星座が、室内でも浮かび上がってきます。
下記の画像は右上に土星、左のオレンジ色の丸い物体が火星で、昨年夏に木星を含めて大接近していた時期に写したものです。
例えば獅子座の場合、アンドロイド版だと漢字で「獅子座」と表示され、iPhone版だと英語で「Leo」と表示されます。
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まとめと感想
ここでは、2020年のしぶんぎ流星群の横浜・神奈川での見頃のピーク時間や方向・方角についてまとめています。
●見頃のピークは、1月4日(土)の19:00~22時位まで
●方向方角は、東寄りの真上の方向 です。
冬の夜空は澄んでいてとってもきれいなのですが、やはり底冷えする寒さです。
暖かくして、今年の1年の願い事を流れ星に託してみたいものです。
また、天体望遠鏡っていったいいくらだろう?って調べてみたら思った以上に安いんでね。
金額は性能によってピンキリなんですが、スマホ対応の初心者向けの子供用でも十分楽しめそうです。
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