エメラルドハンターと呼ばれる川添微(かわぞえほのか)さんは、単身で南米コロンビアの鉱山の発掘現場に乗り込み、値段交渉からデザイン、販売まで全てを手がける唯一の日本人です。
そんな川添さんが5月14日の情熱大陸の主人公です。
川添さんの作るメラルドを使ったアクセサリー・ジュエリーは、原石そのままを活かして、1番ステキに見えるように加工されるため、同じものが2つと無い唯一無二の作品ばかり。
ここでは、そんな川添ほのかさんのプロフィールや経歴とともに、アクセサリー・ジュエリーの値段や購入方法、また通販サイトについても知らべてみました。
目 次
川添微さんプロフィール
プロフィール
- 名前:川添微(かわぞえほのか)
- 生まれ年:1971年
- 出身:兵庫生まれ香川県育ち
- 年齢:45歳(2017年5月現在)
- 現在は夫と娘二人と共にインドネシア・バリ島に在住
主な個展
- 2002年:初の個展を出身地の高松のギャラリーenで隔年
- 2003年:大阪・阪急うめだ店美術画廊毎年
- 2013年:東京・伊勢丹新宿店アートギャラリー毎年
- 2014年:東京・三越銀座店アートギャラリー
川添ほのかさんの経歴
川添ほのかさんは、電気設計士・発明家の父と、伝統工芸作家の母を持ち、香川県瀬戸内海の沿岸の田舎で育ちます。
四国の海や山の自然に親しみ、瀬戸内に沈む夕陽の美しさに育まれ、そこに感じる「縁」が仕事の糧になったとおっしゃいます。
話が少しそれるのですが、おなじ四国の松山では「だるま夕日」という美しい夕日が見られることを、ちょうど昨日知ったばかりでした。
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そして幼少の頃に、川添さんが裏山で拾って遊んでいたのがサヌカイト(讃岐岩)通称カンカン石。
古代人が、石器や楽器に使っていたことを後で知ったそうですが、この頃から地球の構成要素である鉱物や智慧と深いつながりがあったのでしょうね。
サヌカイトの音は、カンカンというよりも高音でとても繊細な癒やしの音色を持つ石です。
また幼少期から馬が好きだった川添さんの高校時代は、サラブレッドの目の美しさに魅せられて馬術に夢中になり、国体の馬術競技で何度も入賞するほどの腕前です。
そして、高校卒業後は幼少期からの夢だった馬のお医者さんになるために、日本獣医畜産大学に入学し、上京して夢に向かって進んでいくのですが、獣医になるビジョンが浮かばなかったそうで、1年で大学を退学なさっています。
今でこそ、好きなことに迷いなくまっすぐに向かい合い、歩み続ける川添さんですが、大学中退後は、東南アジアやオーストラリアを旅しながら、「自分に向いた仕事は何か」を考えそうです。
その時にお母から言われという言葉に背中を押され、いまの川添さんがあるのはそのお母様からの言葉があるからだとおっしゃっています。
その言葉とは、
「後ろのドアを完全に閉めなければ、前のあかりは見えて来ない」。
以前に、若い起業家の方の言葉で「過去を持ったままでは新しい未来へは行けない」ということがを聞いたことがあります。
前に進もうとする迷いの中で、ついつい過去の自分を大事に持ったまま進もうとするのですが、重たすぎて進めないんですよね。
踏ん切りのつかない迷いの中で、過去を捨てるとか、切り離すわけではなく、ちょっとだけ横においたり、仕舞っておけば良いのだろうと思います。
そして未来に進んでいた時に、不要だったら痛み無くスムーズに手放せるでしょうし、必要だったらまた引っ張り出して使えば良いのだろうな、と。
海外を旅する中で川添さんは、インドネシア・バリ島でオニキス、ラビスラズリ、水晶の加工を学び、オーストラリアでは、オパールの採掘、研磨に携わった後に、エメラルド原石輸入会社に就職。
そこで5年間、女性では珍しいバイヤーとして南米・コロンビアの山で採掘や研磨、加工に携わります。
大学中退から7年後、ジュエリーデザイナーとして独立するために、世界的な宝石学の教育機関GIA(Gemological Institute of America)ニューヨーク校で学び、宝石鑑定士の資格を得てニューヨークを拠点に制作を始めました。
ところが、川添さんの場合、自然の中にいる時にエネルギーが湧いてくることに気づいてから、一面の水田を風が渡り、夕日が美しい田園にアトリエを構えて現在に至っているそうで、それが現在のインドネシア・バリ島で2005年のことでした。
川添ほのかさんのエメラルドアクセサリーについて
宝石の世界に、「PRECIOUS STONE」という英語があり、日本語で「いとおしい 石」という意味だそうです。
グリーン色をした4が5月の誕生石エメラルドは、ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並びその希少性などから「四大貴石」と呼ばれています。
これらの市場に出回っている宝石のほとんど(99%)は、人の手によってカットされたものです。
そんな中、川添さんは、原石だけが持つオンリーワンの美しさに魅せられ、南米コロンビアの鉱山発掘現場に単身乗り込み、値段交渉からデザイン、販売まで全てを手がける唯一の日本人です。
川添さんの手がけるジュエリーは特別な加工を施さず、採取した時の形をそのまま活かして作られています。
なので、とても個性的で、同じものが2つと存在しませんし、少し気泡が入っていたり、不純物が少し混じっていたりもするのですが、それが逆にとってもステキなのです。
そして、川添さんのアクセサリーはネックレスやリング、ブローチ、イヤイングと沢山の種類があり、どれも、原石が一番引き立つように加工されています。
ネックレス&チャーム
石の形に合わせTデザインを考える工程はとても楽しそうです。
ネックレスやチャームは、割りとシンプルなものが多いようです。
イヤリング・ピアス
イヤリングやピアスは、凝ったデザインのものが多いですね。
指輪(リング)
指輪は特に個性的です。
存在感のある大ぶりのものから、さり気なく日常使いできるものまで。様々なバリエーションが展開されていて、見ているだけでも楽しくなります。
沢山の中から、私が1番気になったのがこちらのネックレス。
パワーストーンで有名な「モルダバイト」という宇宙からの隕石があるのですが、その石にそっくりです。
モルダバイトはエメラルドとは比べ物にならないくらい、手に入れやすい価格なのですが、ちょうどこんな風に表面がザラザラしていています。
ジュエリーの値段はいくら
ここで気になるのが、川添さんのアクセサリー・ジュエリーのお値段です。
採掘から加工販売までの全行程をやていらっしゃるわけなので、それなりのお値段はするだろうと思ったいたら、やはり、それなりです!
一部をご紹介すると
「blue wave」 ブレスレット
- コロンビアエメラルド: ムゾー鉱山 4.55ct
- コロンビアエメラルド コスクエス鉱山k18 イエローゴールド 302,400円
「show」 指輪
- コロンビアエメラルド原石 :ムゾー鉱山 4.79ct
- コロンビアエメラルド コスクエス鉱山、k18イエロー/ホワイトゴールド 507,600円
通販サイトや購入店舗は?
川添さんのアクセサリーは、現時点では残念ながら、通販はされていません。
また直営店や、特定のアクセサリーショップなどでの委託販売なども行われておらず、購入方法は、実際に現物をみて選ぶことができる、アジアを中心に年に数回の開催される個展の展示販売会のみになっています。
ちなみに、どんなアクセサリーがあるのかは川添さんのホームページで確認できますよ。
川添ほのかさん2017年の作品の個展・展示会
ちょうど、今月末の伊勢丹新宿店を皮切りに、大阪、名古屋、札幌と展示会が行われる予定です。
残念ながら、今のところ、九州は予定されていないようです。
●2017年5月24日(水) - 30日(火)
- 場所:伊勢丹新宿本店 5F アートギャラリー
- 会期中は、毎日川添さんがいらっしゃる予定です。
- ⇒ 伊勢丹美術展
●2017年5月31日(水)-6月6日(火)
- 場所阪急うめだ本店7F 美術画廊
●2017年6月14日(水)-19日(月)
- 松坂屋名古屋店南館 3階 Mキュービック
●2017年7月12日(水)-18日(火)or7月19日(水)-25日(火)
- 日本橋三越本店本館7階催事場
●2017年11月29日(水)-12月4 日(月)
- 札幌三越本館9階三越ギャラリー
まとめ
ここでは、エメラルドハンターと呼ばれる川添微(かわぞえほのか)さんのプロフィールや経歴とともに、アクセサリー・ジュエリーの値段や購入方法、また通販サイトがなどについて調べてみました。
一番心に残っているのが、川添さんが迷っている時にお母さんから言われたという言葉でした。
「後ろのドアを完全に閉めなければ、前のあかりは見えて来ない」。
ジーンと、私の深い部分を刺激されます。
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