熊本市の動物園は、昨年4月の熊本地震以来、休園で動物たちの公開が中止されていました。
それがやっと、先月2月25日から土・日・祝日のみ、無料で部分開園されているのですが、完全復興まではまだまだ時間がかかりそうです。
ところがこの熊本市の動物園、園の周りにはお堀が巡っていて、その外側に「キリンやゾウを園外から間近に見られる」と人気の散歩道があるんです。
ここでは、キリンやゾウが見える散歩道と、熊本市の動物園についてまとめています。
目 次
キリンが見える散歩道の場所
まず、熊本市動物園の園内マップで確認すると、キリンとゾウは、左上、時計の11時を指す方向の27番にキリン、28番にゾウが描かれています。
なのでキリンが見える散歩道は、その外側です。
外側にまわると、きりんが見えてきました!
もっと近づくと、4頭のキリンがいることがわかります。
この4頭は、お父さんキリンとお母さんキリンと、まだ子供のキリンが2頭です。
一番ちびっこのキリンが生まれたのは、昨年9月8日で、震災時にはお母さんのお腹の中にいました。
飼育員の方たちは、相当心配なさったらしいのですが、出産は以外にも安産で、ポンと産まれたような感じだったとか。
名前は、秋平(しゅうへい)くん。
実は、この一番ちびっこの秋平くんのおじいちゃんキリンは、1994年に、神戸市立王子動物園で産まれ、この熊本市動植物園にやってきたのですが、その直後に阪神淡路大震災が発生。
タッチの差で安全な場所来ていたのでした。
「阪神淡路大震災での被災地の平和を神様に祈る」と言う意味をこめて、おじいちゃんキリンの名前は「神平(コウヘイ)」と名づけられています。
そして、孫に当たる秋平くんは、熊本の復興と平和を願い、おじいちゃんの名前の「平」を貰って秋平(しゅうへい)くんと命名されました。
少し大きなお兄ちゃんキリンは、お父さんはいっしょですが、お母さんは既に亡くなっていて、秋平くんとは腹違いの兄弟です。
名前は、冬馬くん1歳。
今はとっても仲良し兄弟ですが、雄同士の縄張り争いを避けるために、冬真くんは年内に他の動物園へ移るそうです。
そして、このキリンファミリーの種類は、マサイキリンという種類で、国内には11頭しかいないのだそうです。
4頭も一緒に飼育されているのは、この熊本動物園だけ。
そして、おとなりのゾウさんの種類はアフリカゾウ。
このゾウさんも、全国で30頭しかいないらしく、熊本動物園にはその中の2頭が飼育されているのですが、2頭のアフリカゾウを観ることができるのも、この熊本動物園だけだそうです。
現在の熊本動物園は?
地震の被害を受け休園中だった熊本市動物園は、先月2月末から土・日・祝日のみ部分開園しています。
- 平成29年2月25日~土・日・祝日のみ部分開園
- 開園時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
- 入園料:部分開園中、西門復旧前までは入園料無料。
今年2017年の10月に正門が復旧予定で、全面再開は来年の4月の予定のようです。
動植物園復興応援サポーターの募集について
現在、熊本市動物園では、全面開園に向けて復旧費用を支援する復興応援サポーターが募集されています。
- 募集期間:平成29年2月25日(部分開園日)から全面開園の前日までの間
- 詳細は⇒動植物園復興応援サポーターの募集
アクセスと駐車場
〒862-0911 熊本市東区健軍 5-14-2
[動物ゾーン]TEL:096-368-4416・ FAX :096-365-5671
[植物ゾーン]TEL・FAX 096-368-5615
駐車場
- 平日:無料
- 土日祝日:有料
1台1回につき、軽・普通・中型自動車:200円
大型自動車(定員30名以上):1,000円
まとめ
ここでは、まだまだ復旧途中の熊本動物園と、その園舎にいるキリンや像が見える散歩道についてまとめています。
震災から間もなく1年がたとうとしているのですが、まだまだ完全復旧までは時間が掛かりそうです。
番組内で『キリンさんをみてから元気をもらいますよ』とおっしゃる男性が印象的で心に残ります。
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