10月に見頃のピークをむかえる流れ星に、オリオン座流星群があるのですが、今年は最高に好条件で観測でそうです!

残念ながら、昨年のオリオン座流星群の観測条件はあまり良くなかったことと、今年は夏のペルセウス流星群の条件もよくなかったので、1月のしぶんぎ座流星群以来の流れ星の観測になりそうです。

今年を逃すと8年後の2025年まで、同じような条件が整うことはありませんし、晩秋から冬にかけての空は澄んでいてとっても奇麗ですから、もう楽しみで仕方ありません!

オリオン座流星群は、全流星群の中で2番目に速度が速い流星群なのですが、流れた後が残りやすいために、初心者にもとっても観察しやすい流星です。

ここでは、大阪でのオリオン座流星群の見ごろのピーク時間や方角・方向について調べてみました。

Sponsored Links

見ごろのピーク日にちや時間は?

2017年のオリオン座流星群の見頃のピークは10月21日(金)の20:00です。

21日の20時が極大といって、一番流れ星が出現する時刻です。

ただ、この時刻の前から、次第に出現数が増えてきますから、日が暮れてから翌日明け方くらいまでは、観測可能です。

流れ星って、明け方によく出現するんですよ!

翌日が土曜日っていうのも、最高の観測条件の1つになっていますね。

  • 10月20日(金)20:00~夜明け前まで
  • 10月21日(土)20:00~夜明けまで←ピーク
  • 10月22日(日)0:00~夜明けまで

条件の良し悪しってどうやって決まるの?

2017年のオリオン座流星群は最高の観測条件だということはわかりました!

でも、条件の良し悪しってどうやって決めるのか?というと、条件を決めるポイントは3つ。

月齢極大時刻とお天気です。

月齢とは?

月齢とは、月の年齢のことなのですが、新月をゼロとして月は大凡28~29日周期で、その半分の14.5くらいが満月です。

正確には月齢というよりも、単純に月の大きさで見ていけば大丈夫です。

今年、オリオン座流星群の極大日にあたる10月21日は、新月で、月明かりがないのです!

これが、まず1つめの条件である難関クリアです。

10月月齢カレンダー

https://www.astroarts.co.jp/phenomena/moon/moon-calendar.pl?year=2017&month=10

2つめは極大時刻。

私達が星を眺めるのは当然夜。

空が暗くなってからで、流れ星を見るのも、当たり前ですがやっぱり夜です。

ところがこの極大時刻というのは、夜とは限らないのです。

その年によって違ってくるのですが、お昼頃っていう場合もあって、そうすると条件は当然悪くなる、というか太陽光に負けて致命的です。

それでも当日が新月などで、夜に月明かりがなければ、観測できる可能性はあるのですが、極大時刻を過ぎて、しかも、満月だと観測できる可能性は限りなくゼロになってしまいます。

そして3つめはお天気。

どんなに条件が整っていても、雲がかかっていては、これはもうどうにもなりません。

ただ、こればっかりは、せめて1週間前くらいにならないとよほうが難しいので、天と運に任せる他なさそうですね。

今年が、オリオン座流星群を観測する最高の条件なのは、やはり新月ということです。

仮に、極大日や極大時刻に雲がかかっていたとしても、新月の前後2日位は空は暗いです。

なので、日没すぎのお天気の良い日も候補にあげて、極大日が過ぎたとしても観測できる可能性はおおきいです。

この時期は、夜になるとさすがに冷えてきますけど、日没が早いので、深夜を待たずに、帰宅途中にふっと空をみあげてみることもできますよ。

以下に、オリオン座流星群の極大日を迎える日前後の、大阪の日没時間参考にを載せておきますね。

大阪の日没時刻

  • 2017/09/19(木):18:00
  • 2017/09/20(金):17:58
  • 2017/09/21(土):17:57 ←極大時刻は20時
  • 2017/09/22(日):17:55
  • 2017/09/23(月):17:54

方角・方向はどこを見ればいい?

オリオン座流星群を観測する方角・方向は、真上よりも少し東(正確には東南東)です。

流れ星は、放出点から四方八方に流れていきますから、見る方角は基本的に「真上」です。

マンションのベランダなど、ある一定方角しか見えないところからだと、観測できる数が少なくなってしまう可能性がありますから、できれば空が見渡せる公園などがおすすめなのですが、最近の私のお気に入りのスポットは神社。

神社の境内って、周りは木々に囲まれているけど、街灯もすくなく、空を一面見渡せます。

近所に神社があったら、是非そこで観測してみてください。

ただオリオン座は、東の空の双子座との境界付近に放射点がありますから、真上よりも少し東(正確には東南東)の方向というのが正解です!

1時間に何個ぐらい見える?

オリオン座流星群は、2010年頃までは、1時間に50個以上観測することができていたのですが、ここ数年はそれほど多くは観測されていません。

現在でも、条件が良ければ、1時間に20個程度は観測可能とも言われていますが、観測地点の街灯によって、見え方も随分変わってきます。

なので、街灯のない暗い場所で観測すれば、単純計算で最低でも1時間に10個程度、15分に2,3個はみることができそうです!

オリオン座流星群について

オリオン座流星群の母体はハレー彗星です。

そして、毎年10月2日~ 11月7日頃に出現し、10月19日から23日の間にピークを迎えます。

私達が見ている流れ星は、なんと、約3,000年前のハレー彗星の塵なんですってよ。

現在が西暦2,000年代ですから、地球では紀元前(BC1,000)頃の、古代エジプト文明が衰退して古代ギリシャ時代から古代ローマ時代へ移っていた時代です。

2006年に突然活動が活発化して、1時間に50個以上も観察できるようになり、2010年まで続いていましたが、現在はそこまで活発ではありません。

ハレー彗星は、約76年周期で地球に接近するために、次に活動が活発化するのは約70年後といわれています。

さすがにその頃は、地球人ではなくなっているなぁ。

来年以降のオリオン座流星群の観測条件は?

今年は最高の条件が整うオリオン座流星群ですが、今年と同じ条件が整うのは8年後の2025年です。

その前、2023年にもまずまず条件は整いますがことし2017年ほどではないんですよね。

それまでは、月が大きすぎたり、極大時刻が他太陽が昇ってからだったりするので、観測条件はかなり厳しいです。

まとめ

ここでは、2017年のオリオン座流星群について、大阪での見頃のピークや方向方角についてまとめています。

  • 見頃のピークは、10月21日の夜20:00~21日の明け方にかけて。
  • 方向方角は、少し東寄りの真上です。

見頃のピークを迎える21日の夜は新月で空は真っ暗なので、にピーク時刻待たずに、日没すぎからは観測可能になりますよ。

また、仮にこの日、雲がかかっていたとしても、オリオン座流星群は出現期間も10月2日~ 11月7日と長いことと、ピーク日時の前後2日ずつの計5日くらいは、月が細いので是非、流れ星観測にチャレンジしてみてくださいね!

人気ブログランキングにも参加しています。応援いただけるとうれしいです。


人気ブログランキング

 

 

Sponsored Links
ピックアップ関連コンテンツ