http://www.tv-asahi.co.jp/design/
加藤智大01

http://www.tv-asahi.co.jp/design/

鉄の美術家・加藤智大(かとうともひろ)さんが4月1日のデザインコードの主人公です。

「加藤智大」というお名前で検索すると、なんと「秋葉原通り魔事件の犯人」も同じ名前らしく、このお名前があがってくるのですが、当然、こちらでご紹介する鉄の美術家の加藤さんは、この事件とは関係がなく犯人ではないのでご安心ください。

ここでは、加藤智大さんプロフィールと2017年の個展について調べてみました。

Sponsored Links

加藤智大さんプロフィール

  • 名前:加藤智大(かとう ともひろ)
  • 生年月日:1981年
  • 出身地:東京都
  • 学歴:2006 多摩美術大学大学院修(2006年)

多摩美術大学院終了後は、オーダーメイドの金属加工会社に勤め、腕を磨いたのち独立。

現在は、東京都板橋区にスタジオを構えています。

建物だけでなく配置される設えや茶道具まで総てが鉄で制作された「鉄茶室徹亭」が第16回岡本太郎賞を受賞。

受賞歴

  • 2008:アミューズアートジャム: 入選
  • 2011:Geisai Taiwan #2: 片山正通賞
  • 2013:第16回岡本太郎 現代芸術賞 岡本太郎賞

鉄茶室徹亭と岡本太郎賞について

加藤智大さんが一躍有名になったのは、2013年に岡本太郎賞を受賞なさったことです。

この時の作品は「鉄茶室徹亭」というテーマで、建物だけでなく配置されるテーブルから茶道具まで総てが鉄で制作されたものでした。

応募総数739点の中から見事大賞に輝いたのがこちらの「鉄茶室徹亭」です。

加藤智大さんは、一貫して鉄の素材にこだわり続け、それまでもネクタイや葉書、電球や刷毛などの日用品を鉄で作成しながら、物質と社会の関係を問う作品を生み出してこられています。

鉄亭01

http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2013/02/16th_taro_award.html

加藤智大さんは、一貫して鉄の素材にこだわり続け、それまでもネクタイや葉書、電球や刷毛などの日用品を鉄で作成しながら、物質と社会の関係を問う作品を生み出してこられています。

鉄亭02

http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2013/02/16th_taro_award.html

『物質と社会の関係を問う』とおっしゃる加藤さんの言葉の意味がわからなかったのですが、この岡本太郎賞を受賞なさった時のコメントで、なるほど、そういうことだったのか、と物凄く腑に落ちました。

それは、加藤智大さんが初めてお茶の席に呼ばれたときのエピソードにありました。

今作の取材の為に生まれて初めてお茶時に招いていただき、貴重な御茶碗を拝見させていただいたおりに、『ほう、なるほどなるほど…』などと御茶碗を手に取りアホヅラでいると、同席されていたお客様が不安そうな表情で、『お道具を拝見する時は、姿勢を兎に角低くして見てください。』と優しく御指摘してくださいました。私はハッとして周りを見渡すと、ネットスラングでの正に『orz』の姿勢でお道具を見ていらっしゃる! 万が一手を滑らせて落としてしまっても、貴重なお道具を壊してしまわないようにとのお客側のマナーなのだそうです。にも関わらず、知らなかったとはいえ天に届くのではと思うほどの私の座高にまでお道具の高度は上昇し、同席した方々をハラハラさせてしまったのです。
私は衝撃を受けると同時にとても感激したのを強烈に憶えています。なぜなら、お道具という物質が、その道具自体の用途を越えて人の姿勢を制限させる作用を持つのです。即ち、物質が人を動かす。先ほど、自身の物質との感覚と書きましたが、まさにそこに直撃したのです。日本の文化と物質の深い関係性を再認識し、確信をもって制作出来ました。引用:http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2013/02/16th_taro_award.html

茶事の中でのしきたりは、知らない人には全く通用しないし、作法の意味もわかりません。

ただそこには、古く方伝わる日本の文化、まさに社会と道具という物質の関係なくしては成り立たないこと。

そして姿勢というのは、本当に、私達が立ったり座ったりするその姿勢のことで「人の姿勢を制限させる作用を持つのです」という言葉が、物凄く心に響きました。

2017以降の加藤智大さんの個展は?

以前は、個展やグループ展をよくなさっていましたが、残念ながら、現時点で2017年の個展の予定はなさそうです。

もしかしたら、岡本太郎賞を受賞された「鉄茶室徹亭」のような大掛かりなものに取り組んでいらっしゃるのかもしれませんね。

過去に開催された個展をご紹介しておきます。

  • 2015: VOLTA NY | ニューヨーク・ART TAIPEI | 台湾
  • 2014: VOLTA BASEL | スイス
  • 2013: 「太陽と鉄」| 岡本太郎記念館 東京
  • 2012: 「Life is Steel Full!」| TEZUKAYAMA GALLERY
  • 2011: 「Few」| Harmas Gallery 東京
  • 2008 :「Desolate World」| Aisho Miura Arts

他にもグループ展など、多数開催されています。

子供さんのおもちゃも鉄!?

加藤智大さんは、結婚されていて、お子さんもいらっしゃるのですが、そこでちょっと笑える画像がこちら。

子供のおもちゃって縫潤美などうわフワして危なくないものがとんどです。

ま、こちらの画像は、わざと鉄人形と遊んでいるところを狙ってのものだと思うのですが、可愛いナイス画像です!

加藤智大こども01

http://www.pictaram.com/user/tomohirokato_/2470431725

 

まとめ

ここでは鉄の美術家加藤智大さんについてまとめています。

個展が気になていたのですが、今年の予定は未定なようでした。

人気ブログランキングにも参加しています。応援いただけるとうれしいです。

 

Sponsored Links
ピックアップ関連コンテンツ