ここでは故金正日(キム・ジョンイル)の家系図と、マレーシアで殺害された総書記の長男・金正男(キムジョンナム)氏、三男で現在の北朝鮮のトップ金正恩(キムジョンウン)や妹・金与正(キムヨジョン)氏のプロフィールや海外の反応についてまとめています。

Sponsored Links

金正日ファミリー家系図

家系図その1

金正男家系図

 

マレーシアで暗殺された、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・金正男(キムジョンナム)と三男で現在の北朝鮮のトップ金正恩(キムジョンウン)の関係は、故・金正日(キムジョンイル)を共通の父にもつ異母兄弟です。

現トップの金正恩(キムジョンウン)は、年齢が1983年生まれの33歳で暗殺された兄の金正男(キム・ジョンナム)氏とは12歳も離れています。

暗殺された金正男(キムジョンナム)は、金正恩(キムジョンウン)が北朝鮮のトップになってからは、身の危険を察してからなのか中国などの海外へと出国していました。

そして現在、身の危険にさらされているとされる息子のハンソンは第二夫人の子供です。

上記の家系図には乗り切れていない人物に同じ母親を持つ、実の妹の金与正(キム・ヨジョン)さんがいます。

金与正

ちなみに、金与正氏の母親・高英姫(コ・ヨンヒ)の子供は、

  • 金正哲(金正日の次男)
  • 金正恩(金正日の三男)
  • 金与正(金正日の四女)

金与正(キム・ヨジョン)

そして、この金正恩(キム・ジョンウン)の実の妹・金与正(キム・ヨジョン)が、党の上級幹部候補に上がったことが発表されたのが2017年10月8日。

朝鮮労働党の創建記念日を10日に控え、北朝鮮で党幹部の会議が開かれた。
金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、核と経済を一緒に推進する方針をあらためて強調したほか、妹の抜てき人事も発表された。
北朝鮮メディアによると、7日、金委員長は、党中央委員会の総会に出席し、「経済建設と核武力建設の『並進路線』を、変わりなく進むべきだ」と強調した。
アメリカについては、「わたしたちの自主権や生存権を抹殺するため、最後のあがきに出てきている」と述べたが、軍事的に威嚇する言葉は伝えられていない。
また総会では、妹の金与正(キム・ヨジョン)氏を、党の上級幹部にあたる、政治局員候補に選ぶ人事も発表された。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171008-00019554-houdouk-soci

ところが、この金与正(キム・ヨジョン)さん、に関する何やらこわごわしいニュースが飛び込んできました。

性格なニュースとは言えないようで、実の妹まで・・・と思いたいところですが、異母兄弟であった兄への事件もまだまだ記憶に新しく、なんとも言い難いニュースgあ飛び込んでくるものです。

マレーシアで殺害された金正男氏の事件はどんなだった?

金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで暗殺されたというニュースが飛び込んできています。

当初、韓国のテレビ朝鮮によると、「北の女スパイ2人が毒針が用いて毒殺した」と報じられていました。

以前から、北朝鮮の現代表・金 正恩(キム・ジョンウン)金正男氏とは相性が悪かったようで、色んな噂が飛び交っていました。

当初毒針で刺された、とされていた報道は間違っており、VXガスが使われたことが正式発表されました。

 

VXとは?

1950年代に英国、米国で開発された化学兵器用の神経剤。無臭で無色、または琥珀(こはく)色の液体。液体や噴霧の形で使われるが、揮発性が低いのが特徴で、毒ガスとしての効果が持続し、液体で数週間以上、残存する。皮膚などから吸収され、呼吸困難や意識障害、瞳孔の縮小などを引き起こす。サリンやタブンなど同じ神経剤の中で最も殺傷能力が強いとされる。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシア警察は24日、遺体から猛毒の神経剤VXが検出されたとの暫定結果を発表した。液体を素手で正男氏の顔に塗りつけたとされる実行犯2人は死に至らず、正男氏も襲撃直後は自力歩行していたことから、2人が別々の物質を正男氏の顔面で混ぜ合わせたり、死に至るまでの時間を調整する“ブレンド”を施した可能性が指摘されている。出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170225-00000059-spnannex-soci

当初の旧ニュース

韓国のテレビ局・TV朝鮮は14日、複数の政府関係者の話として、正男氏がクアラルンプール空港で2人の女性に毒針で刺されて殺害され、女性らはその後、タクシーで逃走したと報道した。 マレーシア警察当局は、容疑者が北朝鮮の女性工作員とみて行方を追っているという。 北朝鮮に詳しい情報筋は本紙に、「彼(正男氏)が殺害されたことが確認された。殺害の経緯は報道されている通りだ」と語った。出典:http://www.yomiuri.co.jp/world/20170214-OYT1T50179.html?from=ytop_top

 

金正男氏とキム・ジョンイルの家族写真

北朝鮮は金正男氏が存在した足跡すら消そうとするのか-。北朝鮮の金正日総書記一家とされる写真。前列左から金正日総書記、正男氏、後列左から元妻の姉の成恵琅氏、李南玉氏、甥で韓国亡命後に暗殺された李韓永氏 出典:http://www.iza.ne.jp/kiji/world/photos/170225/wor17022511400008-p2.html

 

キムファミリー

出典:http://www.iza.ne.jp/kiji/world/photos/170225/wor17022511400008-p2.html

関連記事⇒キムハンソル(金正男の息子)のフェイスブックに投稿された動画あり!

家系図その2

こちらはかなり信憑性に欠ける家系図ではありますが、横田めぐみさんが載っている家系図です。

これでは、今回殺害された金正男の父、金正日(キムジョンイル)氏と横田めぐみさんの間に4人の子供がいることになっています。

一度来日した、横田めぐみさんの娘であるキム・ヘギョンさんはキム・ジョンイル氏が父親である可能性もあるのかな?とこの家系図を見て思わなくもないのですが・・・

キムファミリー家系図

金正男(キムジョンナム)氏の母

金正男氏の母親は、成蕙琳(ソン・ヘリム)さん。

父・金正日氏より5歳年上の1937年1月24日生まれ。

平壌映画大学を卒業し、女優として活動していらっしゃいました。

2002年5月18日に、母・蕙琳さんはモスクワで死亡したと伝えられており、お墓はモスクワの共同墓地にあるようです。

墓碑にはハングルで

  • 「成蕙琳の墓」
  • 裏面には「墓主金正男」と記されているとか。

金正男と、成蕙琳(ソン・ヘリム)さんの結婚は、あまり祝福されていません。

理由は、以下の様なものだったようです。

  • 映画女優という職業が、政治家の夫人には適切では無いこと
  • 蕙琳は結婚し、夫も子供も居ること
  • 韓国生まれで、のちに北朝鮮に来た複雑な家族環境

金正男(キム・ジョンナム)氏プロフィール

  • 生年月日:1971年5月10日
  • 生まれ:朝鮮民主主義人民共和国、平壌
  • 死没: 2017年2月13日(45歳)
  • 出身校:金日成総合大学

*マレーシア、クアラルンプール、クアラルンプール国際空港で暗殺

いつから計画されていた?

金正男(キム・ジョンナム)氏の暗殺計画は、もう随分前から行われており、そのための工作員たちは訓練を受けていたと思われます。

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮脱出住民(脱北者)を装い韓国に潜入し拘束された北朝鮮国家安全保衛部所属の工作員が、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム)氏を暗殺するよう指令を受けていたことが27日、明らかになった。

韓国の検察などによると、この工作員は公安当局の取り調べに対し、中国で活動していた2010年7月に保衛部から「金正男を捜し出して暗殺しろ」という指令を受けたと供述したという。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/09/27/0200000000AJP20120927002200882.HTML

動機は?

金正男邸

http://mainichi.jp/graphs/20170214/hpj/00m/030/002000g/6

詳しい情報はまだ入ってきていないようですが、質素を美徳としている北朝鮮に対し、今回暗殺された正男氏は、マカオの高級住宅街にマンションを借り、そこには、夫人と愛人、子どもだけが暮らしていたという豪華な生活ぶりが知られていました。

この画像がマカオ南部にある金正男氏の邸宅です。

また、正男氏は高級ホテルに宿泊することを好み、高級レストランに通うなど、ぜいたくな暮らしをしてきたともされ、その資金は北朝鮮からの送金によるもの。

それが、金正恩(キム・ジョンウン)氏の政治のやり方について、今回暗殺された長男の金正男(キム・ジョンナム)が、『権力の座を長くは保てない』とする内容の発言をしたことがきっかけで、送金をストップされるだけではなく、過剰に敵意を向けてしまったこともきっかけの1つのようです。

暗殺の方法も、『北の女スパイ2人が毒針が用いて毒殺した』と報道されていますから、常に危機感は持っていたようですが女性に対しては、かなり気を許していたのでしょう。

女性スパイが近づいた方法が、『マッサージをしてやるとして近づいた女性に拘束されたもの』という、外国の報道もニュースになっているようです。

また、本来ならば自分よりも身分が上である「長男」というところにも敵対意識を向けていたはずです。

幼少のことから、長男待遇とか三男待遇とか、差別だと感じる出来事もあったのかもしれませんね。

海外の反応は?

こちらもまだ、多くの反応は拾えなかったのですが、いくつか翻訳されたものをいくつかピックアップしてました。

  • ついにやってしまったか…
  • 北朝鮮はマレーシアを占領しようとしてるのか?
    違うといいけど
  • 北朝鮮が命令した計画的犯行だったんだろうか?

まとめ

ここでは金正男氏の家系図とプロフィールを中心にまとめています。

詳しい情報は公開されていないようですし、どこまで本当の情報がながれてくるのかは不明ですが、北朝鮮がますます勢力をふるっていくのかな、とおもうと穏やかではないですね。

人気ブログランキングにも参加しています。応援いただけるとうれしいです。

Sponsored Links
Sponsored Links
ピックアップ関連コンテンツ