三重県で毎年行われる『桑名石取祭(いしどりまつり)』は「日本一やかましい祭り」と言われるほど鉦(かね)と太鼓の音が耳に残る夏のお祭りです。
平成19年3月には「桑名石取祭の祭車行事」の名称で「国指定重要無形民俗文化財」に、また2016年12日1日にも、ユネスコ無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会において、山・鉾・屋台行事を無形文化遺産に登録することが決定された格式あるお祭りでもあります。
このお祭りの山車(祭車)のミニチュアを作っている上山(うえやま)久男さんご夫妻が2018年、3月31日の人生の楽にご出演されたのですが、その精妙なミニチュアの山車はとっても見事だったんです。
桑名石取際に足を運ぶのなら、ぜひこのミニチュア山車の工房も見学してほしいと思います。
なのでここでは、上田さんのミニチュア工房「市山屋」と2019年の『桑名石取祭(いしどりまつり)』と合わせt、人生の楽園で放送されたミニチュア山車を作る上田さんの工房についても調べました。
目 次
上田さんのミニチュア工房「市山屋」について
- 住所:三重県桑名市西矢田町内(旧東海道沿い)
上山(うえやま)久男さんが作るミニチュアの山車(祭車)は、実物の1/10の大きさで、極力釘などを使いません。
鉦は特注で、近所のお友達に特注で作ってもらうのだそうです。
そして桑名石取祭の山車(祭車)の実物がこちら。
凄くそっくりで手が込んでいます。
ミニチュア作りのきっかけは?
三重県桑名市で生まれ育った上山(うえやま)久男さんは、船大工をしていた父親の勧めで、ベアリングメーカーの工場に就職し、68歳まで技術畑一筋で頑張っていらっしゃいました。
そんな上山さんは、退職後何をして暮らしたらいいのか分からなかったとおっしゃるほど、仕事師と筋で家族を支えてこられていました。
そんなある日、長女の綾花さんから「ボケないように」と退職祝いの名目で城の木製キットが届きます。
それがきっかけで、どんどんミニチュア作りにハマっていった上山さんは、その後も五重塔や帆船など様々なキットに挑戦していくうちに、市販のキットでは物足りなくなって「オリジナルのミニチュアを作りたい!」と思ったのがきっかけです。
そして、題材として選んだのが、桑名市で毎年8月に開催される「石取祭(いしどりまつり)」の山車でした。
さすがに技術職らしく、図面から全部起こして、材料も天然のものを使いながら本物そっくりに仕上げていかれているんですよ!
三重県桑名市は、かつて東海道五十三次42番目の宿場町として栄えた街で、今でも古い建物は、当時の名残が残ったまま。
なので、上田さんが作るのは山車だけではなく、昭和の町並みを再現した懐かしい当時の商店なんかも!
お煎餅なんかは、ちゃんと海苔が巻いてあったりザラメがまぶしてあったり、思わず「美味しそー」と声を上げたくなるくらい精巧です。
写真だけ見ると、本物と間違えそうですが、
残念!ミニチュアです(笑)。
見ているだけでも凄く楽しくなります。
こんな上田さんが惚れ込む石取祭と山車(祭車)について、詳細をチェックしていきます。
石取祭(いしどりまつり)について
桑名の春日神社で毎年夏に行われる『石取祭』は、江戸時代初期に始まったといわれ、桑名城下の町人や藩士が楽しみにしていた初夏の祭りです。
平成19年3月に「桑名石取祭の祭車行事」の名称で、「国指定重要無形民俗文化財」に、また2016年12日1日にも、ユネスコ無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会(於:アディスアベバ・エチオピア)において、山・鉾・屋台行事を無形文化遺産に登録することが決定されました。
これにより「桑名石取祭の祭車行事」も全国の33件の行事とともに登録されました。
桑名の春日神社は、「桑名神社(三崎大明神)」と「中臣(なかとみ)神社(春日大明神)」の両社から成り、地元では桑名宗社という正式名称より、「春日神社」、「春日さん」の呼び方のほうが親しまれています。
単一の神社、一神事で祭車総数43台とこれほどの山車が一堂に会する祭りは全国的に見ても非常に珍しく「日本一やかましい祭り」と言われ、鉦や太鼓を打ち鳴らし腸内を練り歩きます。
その音色は、観光でよそから来た人にとっては鉦(かね)と太鼓の音がしばらく耳から離れないほどなんだそうですよ!
ただ地元っこは、この音を子守唄代わりに眠りにつくといわれているほど、幼いころから夏の音として記憶に刻まれていくようです。
独特な鉦(かね)と太鼓の音は妖艶で、明かりが灯ったちょうちんはとてもきれいです。
2019年の桑名石取祭(いしどりまつり)の日程
- 6月2日(日):御籤占式・14:00~
- 7月15日(海の日):石取祭囃子/優勝大会
- 8月2日(金):叩き出し・24:00~
- 8月3日(土):試楽・18:00頃~
- 8月4日(日):本楽
桑名石取祭のメインは、8月の第1土日に行われる試楽と本楽。
でも6月から、既にお祭り準備に入ります。
- 日程:8月3日(土)と4日(日)(毎年8月第一土曜日と日曜日)
- 場所:桑名総社春日神社
- 住所:三重県桑名市本町46番地
8月4日(土)
- 試楽:18:00頃~
8月5日(日)本楽
- 13:00~ :北市場整列
- 18:30~ :花車渡祭
- 22:00頃~ :田町交差点曳き別れ
桑名石取祭の行き方アクセス
公共交通機関で
- JR名古屋駅:関西本線(東海)区間快速(約22分)⇒桑名駅から徒歩約15分
- 近鉄名古屋駅:近鉄名古屋線急行(約22分)⇒桑名駅から徒歩約15分
お車で
- 伊勢湾岸自動車道湾岸桑名IC、15分
駐車場について
お祭り当日は山車が町内を練り歩くために交通規制され、車の入出庫も制限されますから、ちょっと離れた場所に駐車して歩いて行くのがよさそうです。
最近は、事前に予約できる駐車場なんかもあり、当日でも空いていればスマホで簡単に予約ができるので、凄く便利です。
上記の駐車場とダブりますが下記に、付近のコインパーキング地図も載せておきますね!
まとめ
ここでは、3月31日に人生の楽園で放送される上田さんのミニチュア工房「市山屋」と2019年の『桑名石取祭(いしどりまつり)』についてまとめています。
桑名市西矢田町内(旧東海道沿い)上田さんのミニチュア工房は、開いていれば見学できそうです。
お祭り時期に実物の山車と見比べてみるのも楽しそうですね!
夏のお祭り時期には、旅行会社各社から観光と合わせたツアーが沢山企画されています。
ユネスコ登録の『桑名石取祭(いしどりまつり)』も夏休みの良い思い出になりそうです。
また駐車場確保が難しいこの地域は、お祭りなどのイベントときのみでも空いたスペースを駐車場として貸し出してくれるお宅を探している会社があります。
このあたりの住宅街では、車庫はあるけど日中は空きスペースになっているお宅がほとんどです。
予約できる駐車場の需要に合わせて、駐車場を提供してくれるスペースを探している会社があります。
煩わしい初期費用や設備投資は一切なし!
特にこんな大きなイベント時期には、駐車場探しが本当に大変です。
空きスペースを眠らせておくのはすごくもったいないし、駐車場探しに右往左往しているドライバーにとっては、本当にありがたいです。
お祭り時期だけでも、提供していただけると本当に助かりますので、空きスペースあるよ、よいうお宅はぜひご検討なさって見れください!
人生の楽園ほかで紹介されたミニチュアシリーズの関連記事もどうぞ。
ミニチュアシリーズ
キンカンの工作室(広島ミニチュア工房)の体験レッスンや通販まとめ
ウッドファクトリー空知(そらち)ミニチュアツリーハウスオーダー(注文)方法やレッスンは?人生の楽園
ミニチュア豚汁やお弁当が和風総本家に!レッスン(講座)は受けられる?
ミニ厨房庵:小さな板金工場(河合工業所が世界で有名に!夢織人で紹介
こちらは本当に食べられるミニチュア弁当!マイクロ料理って言うらしいのですがとにかく楽しい!
よしだゆたか(ゆたぽん)マイクロ料理って何?料理教室はある?
人気ブログランキングにも参加しています。応援いただけるとうれしいです。