リハビリ医師

初台リハビリテーション病院の医師 石川誠(いしかわまこと)理事が6月15日のカンブリア宮殿の主人公です。

いつまでもピンピンして生きたい!そんな思いを叶えるリハビリ病院のパイオニアが、この石川誠医師が理事を勤める「初台リハビリテーション病院」です。

かつては脳卒中で倒れると“寝たきり”になることがほとんどでした。

ところが、この初台(はつだい)リハビリテーション病院では、患者に365日の徹底したリハビリを行い、家に戻すことを可能にしています。

そしてその在宅復帰率は、なんと約9割!

基準の5倍以上に手厚く配置されたスタッフと、とことん患者のやる気を引き出すケアで全国平均を大きく上回ります。

ここでは、そんなリハビリ医の石川 誠(いしかわまこと)医師初台リハビリテーション病院について入院の条件などについて調べてみました。

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石川誠 医師免許取り消しって何?

石川誠さんで検索すると「石川誠  医師免許取り消し」というドッキリするワードが目に飛び込んできます。

まずは、この医師免許を取り消された石川誠氏と、初台リハビリテーション病院理事の石川誠氏は、同姓同名の全く別人です!

ちなみに、医師取り消しになったという事件は2012年に起こったものらしく、それによって翌年2013年に、医師免許が取り消された人物に石川誠氏が含まれていました。

患者の病名を偽り診療報酬を不正請求したとして詐欺罪で有罪になった旧厚生省医療指導監査官、菅谷良男医師(61)=横浜市=や、共謀して女性を酒に酔わせて暴行しようとしたとして集団準強.姦(ごう.かん)未遂罪で有罪が確定した石川誠医師(39)=東京都北区=と藤原良太医師(31)=文京区=は免許取り消しとした。

石川 誠(いしかわまこと)医師プロフィール

  • 名前:石川誠(いしかわまこと)
  • 生年月日:1946年(2017年に71歳)
  • 出身地:埼玉県
  • 学歴:群馬大学医学部

専門書で、一般向けではありませんが、リハビリに関する書籍も数冊出版なさっています。

高齢者リハビリテーション医療のグランドデザイン

高校・大学時代はラガーマンとして、スポーツにも力を注いでいらっしゃいました。

大学卒業後は、群馬大学脳神経外科へ入局し、脳外科医としてご活躍。

当時は、バイクのヘルメットが義務化される前だったそうで、交通事故による頭部の負傷者が多数いて、すさまじい忙しさだったそうです。

3年後に厚生連佐久総合病院脳神経外科医員を経て、再び群馬大学医学部脳神経外科助手として、虎の門病院脳神経外科医員へ行くと、そこでリハビリテーション医担当となります

1986年に医療法人近森会近森病院にリハビリテーション科を設立し、リハビリテーション科科長となったのが40歳のときでした。

3年後の1989年に、医療法人近森会近森リハビリテーション病院を開設し院長に就任。

リハビリ医になったきっかけ

もともと脳神経外科医だった石川さんの当時の脳神経外科は花形だったそうです。

サキにも書いた、ノーヘルメットの時代で、猫の手も借りたいくらい忙しく、仕事に燃えて、手術で命は助かっても、障害が残って寝たきりになってしまったりあっけなく亡くなってしまうけーすがほとんどだったとおっしゃいます。

それでも、当時は脳神経外科としての処置は終わったからと、後は知らん顔。

これはちょっとおかしいんじゃないか、リハビリを知らなくてはどうしようもないと思いリハビリテーション医になろうと考えたそうです。

脳神経外科が臓器別疾患を診る「臓器別専門家」だとすると、「生活も診る医療」がしたいと考え赴任したのが、長野県の厚生連佐久総合病院でした。

長野県の厚生連佐久総合病院に赴任していたとき、石川誠さんが手術をした患者さん、歩いて病院に来たのもかかわらず、手術後は寝たきりになってしまいました。

このことで、当時の院長から以下のように言われます。

「(寝たきりになってしまった)患者さんを手術したのは君か

この患者さんの人生はすべて君が責任を持つんだな」

当時若かった石川誠さんは、自己弁護するしかなかったそうですが、この佐久総合病院は、農民と一緒に健康管理や疾患の治療をしようという取組みがなされている病院で、病気だけを診る治療ではなく、治療後の生活も診るという地域医療に直接携わったことでリハビリテーションの必要性を感じたのだそうです。

まさにホリスティック医療ということですね。

ホリステックとは、全体的とか包括的にと言う意味で、病気の部分だけを切り取って観るのではなく、生活習慣全てや、家族とのかかわり、その土地や習慣とのかかわりなど、全体的に見ていこうというものです。

石川医師もおっしゃているように、同じ病気で同じ治療を施したとしても治る人とそうでない人がいて、それは、気持ちの持ちようと関係があると。

なので、石川先生の治療法は、とことん患者のやる気を引き出すケアに力を注いでいらっしゃるというわけなのですが、その時に患者さんの背景にある、家族関係や生活習慣は大きく関係してきます。

やる気のポイントって人によって全く違います。

また、その時の体調や、気分によっても同じ言葉の受け取り方って違ってくるもの。

これは、日々、患者さんと真剣に向かい合い、寄り添ってあげないと適切な声掛けやアドバイスってできないと思うのです。

通常の5倍のスタッフによる、手厚いケアは、患者本人にとっても、ご家族にとっても心強いものです。

初台リハビリテーション病院について

初台(はつだい)リハビリテーション病院は、石川医師が理事を勤める病院で、主に、回復期リハビリテーションを必要とする患者さまを担当する病院になっています。

この病院の治療やケアの目的は、日常生活活動(ADL)の向上、寝たきりの防止、家庭復帰を支援。

そのために、リハビリテーションプログラムを医師、看護師、ケアワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー等が共同で作成します。

患者、チームと共に治す

リハビリテーション医療の大きな特徴の1つに、患者本人がその気にならないと回復・改善が乏しいということがあげられています。

傷や肺炎など、臓器の疾患は、医師が縫ったり抗生物質を投与すれば、本人が「俺は治りたくない」と思っても治ります。

ところが、リハビリ医療は本人がその気になってリハビリをしないと効果があがりません。

本人にその気になってもらうために、スタッフが一致団結して損得抜きに一所懸命アプローチする必要があり、一丸となってアプローチし本気で支えることで、患者の気持ちに変化が出るんだそうです。

本人をホリスティックな観点から、まるごと支えるということについて、とってもわかりやすい事例が紹介してありました。

例えば、比較的若いアル中に近いような生活をしていた人が脳卒中になってしまったケースがありました。

本人は「ダメ人間になってしまった」と暴れる騒ぐで、暴力沙汰も起こす有り様でした。

でも、やる気がないには理由があって、なぜそうなってしまったのか、彼の人生を、どこで生まれてどんな学校を出てどんな仕事について、どんな人と恋に落ちて年を重ね、今どんな状態か、そのプロセスを理解し「この人の気持ち分かるな」という思いでスタッフみんなで治療に努めた結果、信頼してもらえたんでしょう。彼も真剣にいろんなこと考えだして、打って変わったように生真面目人生になりました。

一見、その人の生活習慣と病気や事故って関係ないようにも思えるのですが、全くそうではありませんよね。

どんなに、お酒を飲むことが体に悪いと説明されたり、自分で自覚していたとしても、本人が飲まなくても自分を保てるような、安心と安定した精神的な状態でなければ、まったく改善にはつながらないのです。

よく、「人をかえることはできない」ともいわれるけれど、真剣に自分に関わってくれようとしている人の存在を知った時、それはもう良い方向に変わっていくしかありませんね。

退院後、大手企業の障害者教育システムを経て正規職員になり、結婚して子どもも産まれました。家族旅行にいったりして、「僕は脳卒中になって変わった」「よかった」って言うんです。リハビリによって新しい人生が始まる、そういうことが沢山あるんですね。

入院の条件・入院対象患者

初台(はつだい)リハビリテーション病院は、残念ながら、希望すれば誰でもが入院できるわけではありませんでした。

  1. 脳血管疾患、脊髄損傷等の発症後2ヵ月以内
  2. 外科手術、肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群を有している方で、手術後又は 発症後2ヵ月以内の方
  3. 上記の1と2に準じる状態の方が対象になっています。

*そして1番の重要な条件は、東京都在住の方が対象になっているということ。

初台リハビリテーション病院住所など

まとめ

ここでは、初台リハビリテーション病院の医師 石川誠(いしかわまこと)理事にと病院についてまとめています。

平均寿命場伸びた今、生きているだけの期間が伸びたとしても、自分の自由意志で動いたり決定できる、健康な心身を持ち合わせてなかったら、ご自分だけではなく、かぞくにとってもあまり幸せだとは感じられないような気がします。

いままさに、長寿の時代にはいってきて、予防医学や在宅医療の取り組みが自治体を中心に急ピッチですすめられています。

そして今後は、こういったリハビリの分野ももっと拡大して行ってほしいなと思うのでした。

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