クミンというカレーの香りのもとになるスパイスをご存知ですか?

ご自宅で、スパイスや小麦粉を使った本格的なカレーを作られるお宅はあまり多くはないと思うのですが、市販の固形ルーのカレーやレトルトのカレーに、粉末のクミンパウダーを加えるだけで、グンと高級感の増すカレーが出来上がります!

ちょっとピリっとした舌触りに変わりますが、辛さはそれほどないので大丈夫。

このクミンが今、スーパースパイスとして大注目をあつめています。

実はこのクミンには、「抗糖化作用」という老化防止作用があるというのです!

「抗酸化作用=体を錆びさせない作用」という老化防止作用はよく耳にするのですが、「抗糖化作用」というのはあまり聞き慣れません。

なのでここでは、クミンがもつ「抗糖化作用」について、また簡単お料理メニューや、抗糖化作用のある食品ベスト10についてまとめています。

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糖化作用とは?

老化の原因に、体が酸化することがあり、それを「体がサビる」状態といいます。

それに対して、糖化とは、体内の過剰な糖分がタンパク質と結びつき、「体がコゲる」状態のことをいいます。

体が焦げるというのは、糖とタンパク質が結びつくことによって、タンパク質が変性、劣化し「AGEs(糖化最終生成物)」という老化物質を生成する反応のことです。

そしてこのAGEsは、体内で分解されにくいのです。

分解されないということは、どこかに溜まって行くはずで、特にコラーゲンの割合が多い皮膚、骨、関節、血管への影響は大きいです。

血管に溜まれば動脈硬化の原因になりますし、肌に蓄積されれば、しわやたるみの原因になります。

そして骨に貯まッタ画像をみると、「焦げた状態」というのがよくわかります。

糖化した骨

引用:元気通信

この糖化を抑える働きが、カレーの香りの代表スパイス「クミン」に含まれているということで、スーパースパイスとして大注目を浴びているのです。

クミンについて

クミンシード01

クミンはエジプトなどを原産とするセリ科の一年草です。

和名は馬芹(ウマゼリ)。

スパイスとして売られている種子状のものはクミンシード(種)と言う名前で売られていますが、植物学上は果実に分類されます。

ちなみに、クミンによく似た見た目のキャラウェイもシードとして売られていますが、同じく植物学上は果実に分類されています。

味はクミンよりもスースーして、パパーミントに近い感じなのクッキーに混ぜて焼くと歯ごたえもあって凄く美味しいです!

クミンシード02

クミンは、古代から薬用植物として使われていた歴史があり、エジプトでは「医学・薬学全書」に記載があり、インと哲学のアーユルベーダでは消化不良時に使われています。

エスビーのスパイス容器にも記載されているとおり、カレーの他、チリコンカンにも欠かせないスパイスです。

チリコンカンとは、スペイン語で「肉入りトウガラシ」という意味で、挽肉と玉ねぎを炒め、そこにトマト、チリパウダー、水煮したいんげん豆などを加えて煮込んだお料理です。

ミネストロネスープにスパイスが効いた感じの味です。

クミンはどのくらい糖化を阻害する?

クミンの抗糖化率は86%

これは、糖化を阻害する食べ物の中では3番めに高い数値です。

ということは、クミンより上位にある食品もあるということで、こちらもあ合わせて気になりました!

なので、以下に糖化を阻害する確率の高い食品を、10位までご紹介していきますね。

糖化を阻害する食品ベスト10

1位:しょうが

  • 糖化阻止率:93%

生姜(しょうが)には、抗糖化作用だけではなく、抗酸化作用があることも知られています。

体を暖める作用があるので、冷え血行を良くする意味でも積極的に取り入れたいものです。

また吐き気止めにも管理有効で、薬の副作用やつわりによる吐き気にはかない有効です。

2位:シナモン

  • 糖化阻止率:88%

シナモンも生姜につづいて体を温めるスパイスの代表選手です。

抗糖化作用もかなり高めです。

甘いアップルパイにシナモンがたっぷりふりかけてあるのは、もしかしたら糖化を押せる知恵なのかもしれませんね。

3位:クミン

  • 糖化阻止率:86%

クミンの抗糖化率は3位とは言え、かなり高い率であることがわかりますね。

4位:茶

  • 糖化阻止率:86%

緑茶もクミンと並んで3番めに抗糖化率が高いです。緑茶に含まれるカテキンが、抗糖化に効くことがわかっています。

ただ、市販のお茶には酸化防止剤が入っていることが多く、これは活性酸素が反応してしまい、体の酸化を進行してしまいます。

なので、自販機で緑茶を買うのではなく、自分で入れたお茶を飲むのがポイントです。

5位:黒胡椒(くろこしょう)

  • 糖化阻止率:50%

5位になると、抗糖化率は一気に下がってしまいます。

黒胡椒はシナモンやクミンよりも毎日の料理でつかいやすくはあるのですが、刺激も強く大量に付変えないのが難点です。

6位 バジル

  • 糖化阻止率:45%

バジルがよく使われるお料理メニューはパスタで、私もバジリコスパゲティーなんかは最高に好きなのですが、パスタは、血糖値をあげ糖化を進めるので、毎日食べては行けないようです。

バジルはトマト料理によく合いますから、トマトスープや煮込んでソースにしたりする方法がベストです。

7位:リンゴ

  • 糖化阻止率:45%

リンゴは果糖も多く含まれるのですが、抗糖化作用の高い食べ物です。

ビタミンも豊富で、抗糖化と並んで抗酸化作用もありますからアンチエイジングにもおすすめです。

8位:レモン

  • 糖化阻止率:37%

レモンも抗糖化に良い食べ物で、クエン酸やビタミンCをたっぷり含んでいるのでリンゴと同じように抗酸化作用もあります。

抗糖化で意識しておいてほしいのは、揚げ物には絶対レモンをかけることです。

糖化によって生み出された終末糖化産物(AGEs)は、酸性になると減少することがわかっています。

9位:ニンニク

  • 糖化阻止率:31%

ニンニクにも抗酸化作用も抗糖化作用があります。また匂いの元になっているアリシンと呼ばれる物質には抗酸化作用もあり、アンチエイジングには欠かせない食品です。

余談ですが、週に2回、生のニンニクを食べると肺がんリスクが44%下がるという研究もあるそうですよ。

10位:オレンジ

  • 糖化阻止率:29%

オレンジは、抗糖化率が30%は切りますが、ビタミンも豊富で抗酸化作用もあります。

ただ、果糖も結構含まれますから、抗糖化を寝たった食品というよりも、ビタミンを摂取する目的で食べるほうが効果的かもしれません。

簡単メニュー:クミン味キャベツの浅漬け

クミン味のキャベツの浅漬

クミン味のキャベツの浅漬

もうこれは簡単すぎて、お料理とはいいがたいのですが、常備的に作っています。

作り方はとっても簡単♪

ジップロックに、ざく切りにしたキャベツと塩とクミンを入れて、軽く揉んで冷蔵庫に入れておくだけ。

6時間位して、きゃべつから水分があがってしんなりしたら出来上がり!

このまま食べても美味しいですし、刻んで卵焼きに入れたり、ポテトサラダに混ぜたり、刻んだゆで卵と混ぜて、サンドウィッチの具にしたり、パンにのせてピザ風にしてオーブントースターでチンして焦げ目を作っても美味しいですよ。

作り置きしておくととっても便利です!

まとめ

ここでは、カレーのスパイスに使われるクミンについて、クミンが持つ抗糖化作用や簡単お料理メニュー、そして、抗糖化作用のある食品ベスト10についてもまとめています。

老化とかアンチエイジング対策には「抗酸化」が一般的で、よく知られた方法ですが体内の「糖化」についても、同じが、それ以上に気をつけておいたほうがよさそうです。

また、糖とタンパク質が結びつくことによってできる「AGEs(糖化最終生成物)」は分解されにくいので、頭の摂取を抑えることも大切です。

ハーブでは、糖の吸収を抑えるお茶にマルベリー(桑の葉茶)を使います。

マルベリーに含まれる「デオキシノジリマイシン」という成分が、糖を体に吸収されることを阻害します。

ポイントは食事の30分前に引用すること!

糖尿病の予防や改善に使われる薬用ハーブです。あじは緑茶の渋みがない感じで癖もなく飲みやすいです。

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