写真家の小松由佳さんをご存知ですか?

小松由佳さんの現在は、写真家(フォトグラファー)としての活動で注目されているのですが、実は登山家としての方が有名かもしれません。

2006年8月に、日本人女性として初めて「世界で最も困難な山」と称される世界第二の高峰K2( 8611m / パキスタン )登頂に成功したことで、同年度の植村直己冒険賞を受賞なさっています。

その小松由佳さんが9月24日深夜のNNNドキュメンタリーの主人公。

この番組で放送されるのは、今年2017年の5月にシリアに子供連れで渡って難民を取材された時の様子です。

ここでは、写真家であり登山家の小松由佳さんについて、プロフィールとともに、出版されている本・写真集について、口コミや感想についてもまとめています。

小松由佳NNNドキュメント

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小松由佳プロフィール

  • 名前:小松由佳
  • 生年月日:1982年9月22日 (35歳)
  • 生まれ: 秋田県 秋田市
  • 在住:東京都八王子市
  • 学歴:秋田県立秋田北高等学校・東海大学文学部歴史学科卒業
    書籍: オリーブの丘へ続くシリアの小道で: ふるさとを失った難民たちの日々
  • http://yukakomatsu.jp/index.html
小松由佳

引用:https://goo.gl/images/9GdLEX

小松由佳さんは、地元秋田県立秋田北高等学校入学をきっかけに、登山部へ入部。

本格的に登山をはじめたのは、東海大学文学部歴史学科へ進学した際に入部した山岳部がきっかけでした。

実はこの山岳部、女性の入部が禁止されていたのですが、その決まりを知らずに入って入部が認められたというエピソードがあります。

4年生になると、山岳部初の女性主将となり、中国の未踏峰へ海外遠征なども行いました。

東海大学を卒業後の2006年8月、同大学の山岳部創部50年記念事業のK2登山隊へ参加し登頂に成功。

この登頂は、南南東支稜からの登頂は女性として世界初で、2006年の植村直己冒険賞と、同年に秋田県民栄誉章受章も受賞されています。

K2とは、カラコルム山脈にある標高は8,611mの山でエベレストに次ぐ世界第2位の高さで、K2という頭文字は「Karakorum No.2 」、カラコルム山脈測量番号2号を意味するのだそうです。

この時の様子は、この新聞の記事も含めこちらに詳しく書かれています。
「非情の山」ともいわれるK2 青木 達哉 小松 由佳

K2登頂.jpg

小松由佳さんの夫や子供について

小松由佳さんのご主人は、画像からもわかるように日本人ではありません。

ご主人は、シリアの遊牧民で、今は日本に逃げてきた、いわば難民というお立場にあるようです。

内戦が始まったシリアでは、ご主人の家族は戦乱で散り散りになり、義兄のサメールさんは、反体制の容疑で逮捕されて以来、消息不明のままだそうです。

その義兄の名前をとって、小松由佳さんの子供の名前も「サメール」君と命名していらっしゃいます。

サメールとは希望の光という意味だそうです。

このパパに肩車されているサメール君は2017年で1才だそうなので、お誕生歳は2015年か2016年ということになりますね。

小松由佳さんがシリア人のご主人と知り合ったのは2013年とか2014年のことでしょうか?

小松由佳さんがシリアに足を運んだきっかけ

シリア地図

小松由佳さんがシリアに行ったきっかけは、当時の小松由佳さんは自然とともに生きる人々の暮らしを求めてアジアの草原や沙漠をめぐる旅を続けていて、たまたま、その旅で出会った国のひとつがシリアだったそうです。

小松さんがシリアに出会った当時はまだ内戦状態にないときでした。

シリアの国土は、日本の半分くらいの面積の中に、沙漠や大河、海や山岳・農耕地帯などの多様な環境をもった国で、古代文明にまでさかのぼる歴史と、多種多様な宗教・文化・民族の共存が、独特の世界観を産み出した美しい国だったそうです。

内戦が始まったのは2011年頃からで、政府側と反政府側に分かれて激しい武力衝突がシリア各地で繰り返されるようになり、国外勢力の様々な思惑も入り混じり、あって泥沼の内戦へと突入しました。

今年、2017年1月3日報道のニュースでは、まだまだ激しい内戦が続くことが予想されていたようです。

2016年12月。内戦が続くシリアで、アサド政権軍はついに北部の大都市アレッポを制圧した。

5年以上続くシリア内戦で、最大の激戦地となっていたアレッポ。アサド大統領は12月15日、「シリアだけでなく、地域、国際的な情勢が変わるだろう」などと述べ、内戦の大きな転換点になると強調した。反体制派は引き続き、北西部のイドリブ県などで抵抗を続けるとみられるが、内戦当初から目指してきた政権打倒は、極めて困難な状況となった。

アサド大統領は2017年もアサド政権の後ろ盾となっているロシアなどと連携して、反体制派、そして過激派組織「イスラム国」への攻撃を続けるものとみられる。

引用:http://www.news24.jp/articles/2017/01/03/10350596.html

こちらは、2017年6月22日(木)にNHKで「現地取材・シリアの首都ダマスカスは今」というタイトルで放送された番組からの抜粋です。

現在は少し落ち着いて、一般市民はある程度、普通と言える暮らしができているようです。

小松由佳さんがシリアを訪ねた行かれたのも、2017年の5月だったので、その頃には既にある程度の安全が確保できていたのでしょう。

 
ラマダン明けの祝日前とあって、市場では大勢の人が祝日に着る新しい服を買い求めていました。
モノの値段は、内戦の影響でインフレが進んだため、6年前と比べると10倍になったと言われます。
それでも治安が安定に向かっていることで、人々の表情には明るさが戻っていました。

買い物客
「状況は良くなっていて落ち着いてきているし、私たちに対する攻撃もない。
物価は高いけどね。」

洋服店店主
「状況は年々変わり、お客さんが来てくれている。
国の安定は本当に重要だ。」

引用:現地取材・シリアの首都ダマスカスは今

小松由佳さんが写真家としてシリアに足を運んで撮影なさるのは悲惨なシリアの惨状ではなく、そこで普通に暮らす一人ひとりの生活の一コマです。

殆どの画像がモノクロなのですが、そこに移し出される人の表情はモノクロではなく、ちゃんと笑顔がありました!

引用:http://yukakomatsu.jp/works/works.html

小松由佳さんの写真家としての作品は、こんな風にモノクロですが、インスタはカラーです。

小松由佳さんの本・写真集

こちらは、小松由佳さんがシリアで撮りためた写真集です。

オリーブの丘へ続くシリアの小道で: ふるさとを失った難民たちの日々

口コミと評判をアマゾン可rピックアップしてみました。

口コミ・評判

●「ほんの一分でいいから想像して欲しい、自分がこの本の登場人物の誰かであったら、と」推薦者星野智幸氏の言葉が全てです。このような写真集を出版するに至った小松由佳さんにエールを送ります!

●「ほんの一分でいいから想像して欲しい、自分がこの本の登場人物の誰かであったら、と」推薦者星野智幸氏の言葉が全てです。このような写真集を出版するに至った小松由佳さんにエールを送ります!

●写真では笑顔を見せていますが、深い悲しい思いをしていることがわかりました。

引用:オリーブの丘へ続くシリアの小道で: ふるさとを失った難民たちの日々

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オリーブの丘へ続くシリアの小道で: ふるさとを失った難民たちの日々

まとめ

ここでは、登山家でもあり写真家でも小松由佳さんについてまとめてみました。

9月24日のNNNのドキュメンタリー番組では、サメール君を連れてシリアで難民を取材する小松由佳さんの様子が放送されます。

子連れでの取材は、思った以上に大変だったようですが、母としてサメールくんにに向かい合う様子や表情の温かさが、シリアの人々を映し出す視点にもなっているんだな、と思って見入ってしまいました。

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