流れ星

4月の流れ星といえば、「こと座流星群」。この、こと座流星群を筆頭に、年末まで流れ星が楽しめる季節が巡ってきました。

こと座流星群は、1年の始めの1月に観測できるしぶんぎ流星群以来、1年間のうちで2番めの主要な流星群で、かなり昔から記録の残っている流星群です。

最初の記録は、なんと今から2000年以上も前の中国での記録。

小さな天体から放出されること座流星群は、条件さえ整えば、肉眼での観測も可能な流れ星とあって、毎年楽しみな流れ星の1つです。

2018年はかなりの好条件で観測できそうです!

ここでは、4月のことざ座流星群について、福岡での見頃のピーク時間や方向・方角について、またおすすめの観測スポットについてまとめています。

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4月こと座流星群とは

こと座流星群

こと座流星群は、楽器の琴の形をしていることから「こと座」と呼ばれている星座で、七夕で有名なおり姫=ベガは、こと座の1等星です。

観測記録は古く、特に活発だった活動は紀元前687年や紀元前15年に見られたようで、その後も、1040年や1096年の記録が残っています。

また、アメリカでは、1803年になんと15分に167個もの記録もあるようです。

近年は、あまり活発な目立った活動は報告されておらず、1922年にギリシャで、その後は1945年に日本、1982年に北アメリカで活発な活動が観測されたのが最後です。

ただ、こと座流星群は、突発的に多数出現することもある流星で、通常でも、ピーク時は1時間に10個~15個の流れ星が観測できることもありますから、かなり期待していて良さそうです。

こと座流星群の見ごろのピーク時間は?

見頃のピーク時間:4月22日(日)深夜~4月23日(月)明け方にかけて。

例年、こと座流星群は4月の中旬から月末にかけて出現する流れ星で、今年2018年は4月22日(日曜日)19時~4月23日6時(月曜日)くらいまでが出現しやすい見頃になっています。

極大(一番出現数が多い)時刻

一番、流れ星が現れる極大時刻は4月23日(月)03時。

実は、極大時刻が見ごろのピークかといえばそうでもないんです。

と言うのは、

月明かりの関係や、放射点がどの位置にあるのか、そして極大時刻と3つの条件のベストなタイミングが見頃のピーク時刻になるからです。

今年は極大時刻が夜なこと、月明りは上弦の月なのですが、福岡では18:54には沈みますから、極大時刻=見頃のピークでOKです。

⇒ 福岡の月入り時刻

方角・方向はどこ?

こと座流星群を確実に観測したいと思う場合は、方向方角はあまり関係なく、月明かりのない方向をちょっとだけ意識して、それでも見る角度は真上です。

というのは、流れ星は、放射点を中心に四方八方に流れていきます。

なので、どちらの方向・方角に流れていくかわからない流星の観察は、真上を見るのが正解です。

また、流れ星を見るときに言えることは、ある一方向だけを観ていると、見逃してしまいがちだということ。

マンションなどのベランダからだと、見える方向や方角が限られてしまいます。

そのような場所ではなく、屋外の空を広く見渡せる場所で、真上を見るのが流れ星を見るポイントです。

なので、お庭や公園などの広い敷地で寝っ転がって気長に見るのが一番なんですが、さすがに4月とは言え、よるはまだまだ冷え込みます。

土の上って、意外にひんやりしますからね。

また、立ったり座ったままで真上を眺めるのって、思った以上に首が痛くなるんですが、最低でも15分は空を眺めていたほうが見える確率も高くなります。

流れ星は等間隔に流れるわけじゃなく、気まぐれに続けざまに流れたかと思うと止まって、またしばらくして続けて流れて、みたいなパターンを繰り返すことが多いので、短時間で諦めてしまってはちょっともったいです。

福岡でおすすめの流れ星観測スポット

旧山の上ホテル横の南公園 西展望台

この南公園附近は、周リが暗くて駐車場の照明も薄ぼんやりとした明かりです。

展望台からだと、見る方向が限られてしまいますが、駐車場のベンチに座って真上を眺めることができます。

私は、流れ星はほとんどこの場所へ見に行くのですが、駐車場のベンチは人が少ないです。

流れ星のピーク時にはいつも、展望台には人がたくさんいるのですが、ベンチはほとんど人がいないんですよ。

志賀島と志賀海神社

志賀島にある志賀海神社はパワースポットそしても最高の場所なんですが、ここも街灯はあるものの暗いです。

志賀島の海岸も夜は真っ暗になるので、怖くなければ国民宿舎の正面の海岸あたりも絶好の観測スポットです。

ただ、4月の夜の海風は思った以上に肌寒くて、長居はできないので、過剰なくらいの防寒対策でお出かけされることをおすすめします。

平尾台(北九州)


あと、北九州の平尾台。

ここは夏場はペルセウス流星群の観測なども行われていて、流れ星の観測場所としては最高ですね!

夜景もとってもきれいです。

市内からのアクセスも悪くないので、北九州方面の方は平尾台がおすすめスポットです。

他にも、愛宕神社ほか、神社の境内は流れ星の観測スポットとして意外におすすめですよ。

まとめ

ここでは、2018年の4月のこと座流星群について、福岡での見ごろのピーク時間や方角方向についてまとめました。

2018年の観測条件は良好です。

あとは当日に、お天気さえ良ければ確実に見ることができそうなので是非はチャレンジしてみてください。

ただ、4月といえども、夜はまだまだ冷え込みますから、くれぐれも暖かい服装で。

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4月末になると、5月にピークを迎えるみずがめ座η流星群が見え始めます。

早い年であれば4月29日あたりから見られることもあるのですが、2018年は、月明かりの関係で観測条件は残念ながらよくありません。

⇒ 2018年の流星群の見頃のピークまとめ

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