
2022年も七夕の季節になり、空を見上げて、天の川や織姫・彦星を見つけるのが楽しみな時期になりました!
天の川を構成する小さな星たちの輝く光は、とっても柔らかく繊細なので、街全体が明るい都会で観測するのは難しいけれど、織姫と彦星は一等星で、結構明るい星です。
2017年と2018年はお天気が悪く、2019年も雲がかかっていました。
さらに、昨年2020年は満月近くの大きな月だったので条件はよくありませんでした。
例年なら梅雨の真っ只中の7月7日ですが、2022年の観測条件はすごくよくって、西日本以外は晴れマークが!!
- 2022年は、お天気が良ければまずまずです!
- ピーク時間は21:00~翌日明け方近くまで
ここでは、2022年に天の川と織姫や彦星の見える方向方角とピーク時間について調べてみました。
天の川や織姫彦星の見える方角方向は?
天の川や織姫・彦星の見える方角方向は、東の空です!
こちらの動画で見ていくと、天の川をはさんで左側の星が彦星(アルタイル)、右側の明るい星が織姫(ベガ)です。
2022年7月7日に天の川と織姫・彦星は見える?
こんなに神秘的でキレイな天の川や織姫と彦星ですが、今年2022年の観測条件はまずまずです!
と言うのは。
織姫と彦星は一等星で明るいので観測もしやすいのですが、天の川を構成する小さな星たちが発する光はとっても微細です。
空が少しでも明るいと見えにくいので、満月なんかの大きな月明かりに負けてしまうのです。
2022年の7月7日は新月から満月に向かい途中で、ちょうど半月。
夜の間中、ぽっかりと空に浮かんでいては天の川の微細な光たちは見えにくいのですが、日付がかわるまえに沈みますよ!
2022年7月7日の月の大きさをチェック
天の川と織姫・彦星だけではなく、星を綺麗に見るための条件は、空が暗いこと。
どんなにお天気が良くっても、街灯の明るい場所では負けてしまいますし、そうなると月明かりや月の大きさも大切な要素になってきます。
月の明るさは、月齢といって月の大きさと関係しているので、月明かりのない新月だと見えやすいのです。
2022年は、新月から満月へむかって膨らんでいく時期で、ちょうど半分くらいの大きさです。
2022年7月7日の月の出入り時刻もチェック
月って、太陽と違って夜に出るとは限りません。
どんなに大きくても、夜に月が沈んでいさえすれば空は比較的暗いのです。
なので月の出入り時刻を調べてみると、日付が変わる前に沈みます。
2022年7月7日は、午前11:40に月がのぼり23:39分に沈みます。
23:00時をすぎると、家庭の窓から漏れる明かりも随分と減って来る時間です。
お天気さえ良ければ、暗い場所を選んで夜空を眺めてみてくださいね!
2022年7月7日のお天気もチェック
今年は、条件的には天の川を観測するには好条件です。
なので、問題は当日のお天気のみ!
この時期は、沖縄以外まだまだ全国的に梅雨の真っ只中で、例年だと全国的に曇りか雨。
今年は台風4号の影響もありどうなることかと思っていました。
午後からは曇ってくるところが多いようですが、雨ではなさそうです。
雲の切れ間から天の川が見えることを期待したいところです(*^^*)
ちなみに、昨年2021年は、例年通り全国的に曇りや雨のお天気でした。
歴代7月7日の天の川と織姫や彦星の観測条件もおさらいチェック
2021年の天の川と織姫彦星の観測条件を振り返り
2021年は深夜過ぎに月が出たことと合わせて、全国的に曇りや雨で、条件が合わずに天の川も彦星織姫も見ることが出来ませんでした。
2020年の天の川と織姫彦星の観測条件を振り返り
2020年は7月5日が満月だった上に、ちょうど天体観測時刻と月がのぼってくる時刻が重なって、条件的にはよくない年でした。
2019年の天の川と織姫彦星の観測条件を振り返り
先日撮影した夏の大三角と天の川。
写真右上の明るい星が七夕の織姫星(こと座のベガ)。
写真下の星が彦星(わし座のアルタイル)。
(沖縄県宮古島にて撮影)
今日もお疲れさまでした。明日もおだやかな一日になりますように。 pic.twitter.com/O7AJ0dzOOO— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2019年7月6日
月の大きさを振り返り
2019年7月7日の月の大きさ=月齢をチェックしてみると、月齢4.3。
半分以下の大きさなので、月明かりのない方向を見上げるとなんとかいけるかな?っていう気がします。
また、月の出入り時刻をチェックしてみると、午前中に月が出て、夜の22:33に沈みます。
2019年7月7日の月は、もともと細い月なことに加え、ちょうど街明かりも消え始めることに沈むという絶好の天の川観測日和になりそうですね!
2019年7月7日の天気も振り返り
旧暦の7月7日をチェック
あいにくお天気が悪くて天の川も彦星も織姫も見られなかったよ、という場合は、7月下旬の水瓶座流星群、山羊座流星群が今年は最高の条件です!
流れ星の観測にチャレンジしてみてくださいね☆(下記に関連記事あり)
もしくは7月7日の七夕は、もともとは旧暦の日にちを指していました。
2019年の旧暦7月7日を調べてみると、太陽暦の8月7日。
7月7日って、まだまだ梅雨明けしていない地域がほとんどですが、さすがに旧暦の七夕(8月7日)の時期は夏の真っ盛り。
なので8月7日の月の大きさもチェックして見ました。
半月です。
よっぽど暗い場所で、月明かりのない方向方角を見上げると薄っすらと帯状のものが観測できるかもしれませんが、月明かりに負けてしまいそうですね。
KAGAYAさんのツイートにとっても素敵な動画がUPされていました。
織姫星から彦星に渡る宇宙ステーション。(昨日撮影)
今夜は伝統的七夕(旧暦7/7)。今、頭上に輝く明るい星が織姫星(ベガ)。その南の星が彦星(アルタイル)です。
動画は実際の5倍速。実際の速さで高解像度の動画はこちらです。https://t.co/qegMDYqVcT pic.twitter.com/zloXyUxZiC— KAGAYA (@KAGAYA_11949) August 7, 2019
2019年に天の川と彦星織姫が見えるピーク時間は?
- 2019年7月7日(日):22:30過ぎ~
実は天の川というのは、七夕と合わせて夏の風物詩になっているけれど、実は季節に関係なく、冬でも見ることが出来るんです。
とはいっても、やはり天の川って夏のイメージですよね。
天の川が冬にも見える理由は、天の川は、実は渦巻状になっているからなんです。
北半球だろうが南半球だろうが、夏であろうが冬であろうが、世界中どこにいても、お天気が良く、雲のかかっていない日と暗い場所であれば、天の川はいつでもみることができるんですね。
さらに、この地球もずっと離れた場所から見ると、天の川を構成する星の1つで、地球を含んだ渦巻きに見える星は、天の川銀河とよばれています。
とってもロマンティックです。
2018年7月7日の天気はどうだった?
昨年2018年の全国の天気は、残念ながらよくありませんでした。
唯一、晴れマークが出ていたのが札幌だけで、全国的に雨の七夕でした。
天体観測用の無料アプリ
スマホ用のアプリで、あの星なんだっけ?と夜空の星にスマホをかざすとこんなふうに星座が浮かび上がってくるアプリをご存知ですか?
例えば獅子座の場合、アンドロイド版だと漢字で「獅子座」と表示され、iPhone版だと英語で「Leo」と表示されます。
こんなふうに衛星なんも表示されます。
更に面白いのは、室内でも、方向方角を合わせると、星座が出現するんです。
この室内に浮かび上がっているのは、昨年2018年に地球に大接近した土星と、射手座も一緒に映り込みました。
あちこちにスマホをかざして遊べます。
無料アプリなので、ぜひ遊んでみてください!
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また最近では、子供用の望遠鏡でも値段が安い割には高性能のものがズラリ。
しかも、スマホ対応なんですよ!
大人の方が夢中になりそうだけど、家族みんなで流れ星を観測した令和元年の夏休みの思い出は、ずっと心に残る大切な出来事として心に刻むことができますね。
こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
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まとめ
ここでは、2022年の天の川や織姫彦星が見える方向方角、またピークの日時について調べています。
- 2022年の条件はまずまず
- ピーク時間は22:30頃から~翌日明け方近くまで
- 後は当日のお天気次第
本来、七夕の時期は、まだまだ梅雨の真っ最中です。
2022年は、猛暑が予想されています。
この記事を書いているのはGW開けの雨日です。
コロナの規制が緩和され、ようやく街が元気になりつつあるのを感じます。
以前のように、活気のある夏を愉しめるまでにはまだまだ時間もかかりそうだけど、せめて夏だけは開放的に過ごしたいものですね!
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