天の川2018と織姫や彦星の見える方角方向やピーク時間は?
2018年も七夕の季節になり、空を見上げて、天の川や織姫・彦星を見つけるのが楽しみな時期になりました!
天の川を構成する小さな星たちの輝く光は、とっても柔らかく繊細なので、街全体が明るい都会で観測するのは難しいけれど、織姫と彦星は一等星で、結構明るい星です。
条件が整えば、見ることが出来る星なのですが2018年の条件はどうでしょう?
ここでは、2018年に天の川と織姫や彦星の見える方向方角とピークの日にちや時間について調べてみました。
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天の川と織姫・彦星の見える方角方向は?
天の川や織姫・彦星の見える方角方向は、東の空です!
こちらの動画で見ていくと、天の川をはさんで左側の星が彦星(アルタイル)、右側の明るい星が織姫(ベガ)です。
2018年7月7日に天の川と織姫・彦星は見える?
こんなに神秘的でキレイな天の川や織姫と彦星ですが、今年、2018年7月7日はお天気さえよけれはみえるかな?っていう感じです。
と言うのは、天の川を構成する小さな星たちが発する光はとっても微細です。
空が少しでも明るいと見えにくいのです。
織姫と彦星は一等星で明るいので、観測もしやすいのですが、そもそも雲がかかっていてはどうにもなりません。
七夕の7月7日頃は、まだまだ全国的に梅雨の時期で、昨年2017年は早すぎる台風の影響も残って大気も不安定でした。
2018年7月7日の天気予報
今年2018年の全国の天気予報は、残念ながらよくありません。
唯一、晴れマークが出ているのが札幌だけで、午後からは曇りになっているようなんですよね。
うーん、当日、太陽に頑張ってもらいたいところです!
月の大きさが大事な要素!
天の川と織姫・彦星だけではなく、星を綺麗に見るための条件は、空が暗いこと。
どんなにお天気が良くっても、街灯の明るい場所では負けてしまいますし、そうなると月明かりや月の大きさも大切な要素になってきます。
月の明るさは、月齢といって月の大きさと関係しているので、当然、月明かりのない新月だと見えやすいです。
それで、今年2018年の月の大きさ=月齢をチェックしてみると、月齢23。
半分以下の大きさなので、月明かりのない方向を見上げるとなんとかいけるかな?っていう気がします。
また月の出入り時刻をチェックしてみると、深夜に月が出て、翌朝お昼前に沈むという、夜の間中空には月がのぼっている状態です。
なので、どうしても7月7日に天の川が観たい!という方は夜の21:00頃から23:30くらいまでの時間に空を見上げてみてくださいね!
今年2017年は7月7日に、天の川や織姫・彦星を見られる確率はあまり高くないことはわかりました。
では、気になるのはいつだったら見えるのか?ですね。
では具体的に、月の大きさ(月齢)などと合わせて、2017年に天の川や彦星・織姫が見える日時のピークを探って行きたいと思います。
旧暦の7月7日(8月17日)をチェック
実は、7月7日の七夕は、旧暦の日にちを差していました。
2018年の旧暦7月7日は、太陽暦の8月17日。
7月7日って、まだまだ梅雨明けしていない地域がほとんどですが、さすがに旧暦の七夕(8月17日)は梅雨明けどころか、日も短くなって、朝晩は少し涼しく感じられたりもします。
なので8月17日の月の大きさもチェックして見ました。
半月です。
よっぽど暗い場所で、月明かりのない方向方角を見上げると薄っすらと帯状のものが観測できるかもしれませんが、月明かりに負けてしまいそうですね。
2018年に天の川や彦星・織姫が見える日時のピークは?
- 2018年7月13日(金):見頃NO.1
- 2018年8月11日(土):見頃NO.2(ペルセウス流星群も見頃!)
まず、ここで1つ。
実は天の川というのは、七夕と合わせて夏の風物詩になっているけれど、実は季節に関係なく、冬でも見ることが出来るんです。
とはいっても、やはり天の川って夏のイメージですよね。
天の川が冬にも見える理由は、空を見上げたときに川のような筋状態に見える天の川は、実は渦巻状になっているからなんです。
北半球だろうが南半球だろうが、夏であろうが冬であろうが、世界中どこにいても、お天気が良く、雲のかかっていない日と暗い場所であれば、天の川はいつでもみることができるんですね。
さらに、この地球もずっと離れた場所から見ると、天の川を構成する星の1つで、地球を含んだ渦巻きに見える星は、天の川銀河とよばれているんですよ。
とってもロマンティックです。
では具体的に、2018年に天の川と彦星・織姫が見える日時のピークを具体的に探って行きましょう。
まずは、月齢をチェックします!
月齢をチェック!
そもそも、七夕の7月7日は、昔は旧暦のことを指していました。
旧暦の7月7日は、8月の初旬頃で、現在とは1ヶ月程度後になります。
なのでひとまず、月明かりのない新月をチェックしていきます。
1年中いつでも見られるので、1年分載せておきますね。
2018年の新月
- 新月:2018年1月17日(水)11:17
- 新月:2018年2月16日(金):06:05
- 新月:2018年3月17日(土):22:12
- 新月:2018年4月16日(月):10:57
- 新月:2018年5月15日(火):20:48
- 新月:2018年6月14日(木):04:43
- 新月:2018年7月13日(金):11:48←天の川の織姫彦星
- 新月:2018年8月11日(土):18:58←天の川の織姫彦星が夜見頃NO.2(ペルセウス流星群も見頃NO.1)
- 新月:2018年9月10日(月):03:01
- 新月:2018年10月9日(火):12:47
- 新月:2018年11月8日(木):01:02←おうし座流星群と合わせて観測!
- 新月:2018年12月7日(金):16:20
おまけで2018年の満月も!
- 満月:2018年8月26日(日):20:56
- 満月:2018年1月2日(火)11:24←スーパームーンでした
- 満月:2018年1月31日(水):22:27←皆既月食・ブルームーンでした!
- 満月:2018年3月2日(金):09:51
- 満月:2018年3月31日(土):21:37←ブルームーン
- 満月:2018年4月30日(月):09:58
- 満月:2018年5月29日(火):23:20
- 満月:2018年6月28日(木):13:53←ストロベリームーン
- 満月:2018年7月28日(土):05:20
- 満月:2018年9月25日(火):11:52
- 満月:2018年10月25日(木):01:45
- 満月:2018年11月23日(金):14:39
- 満月:2018年12月23日(日):02:49
ざっくりと見ていくと、こんな感じで、どの月も新月の前後2日間くらいは空に雲がかかっていない時間帯であれば大丈夫です。
天の川と織姫彦星をみる方向・方角は?
天の川と織姫彦星をみる方向・方角は基本的に東の空です。
天の川は、渦巻きをしているので、空を見上げると、方向・方角関係なく見えることになっているのですが、織姫と彦星が見える方向方角が東の空だからです。
そして、月も太陽と同じように東から昇って西に沈んでいきます。
なので、早い時間は東の方向方角を、深夜は真上あたり、明け方は織姫と彦星も少し西の空に傾いていますがらそちらの方角も見てみてくださいね。
天体観測用の無料アプリ
スマホ用のアプリで、あの星なんだっけ?と夜空の星にスマホをかざすとこんなふうに星座が浮かび上がってくるアプリをご存知ですか?
星座がiphoneは英語で、アンドロイドは日本語で表示されて、四方八方にスマホをかざして色んな星座を確認することができます。
こんなふうに衛星なんも表示されます。
更に面白いのは、室内でも、方向方角を合わせると、星座が出現するんです。
この室内に浮かび上がっているのは、土星と射手座。
あちこちにスマホをかざしながら、一晩中遊べます。
スマホ用無料アプリ ⇒ Sky View Free
まとめ
ここでは、2018年の天の川や織姫。彦星が見える方向・方角やピークの日時について調べています。
月の大きさのほか、月の出入り時刻も合わせてチェックしていくと、天の川と織姫彦星の見頃のピークは新月を狙って2回!
●NO.1は、2018年7月13日(金)
●NO.2は、2018年8月11日(土)← 8月の新月
この日はペルセウスウス流星群と合わせて観測できますよ!
ただし、雲がかかっていればどうにもならないので、その前後2日くらいのお天気のよい日を狙ってみてくださいね!
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