
2020年最初の流れ星はしぶんぎ座流星群です。
東京を含む関東圏内は、街灯が多く夜遅くまで明るい街ではあるけれど、暗い場所を選べば良い条件で観測できそうですよ!
今年2020年は見頃のピークが土曜日なので、まだまだお正月休みの方も多いはずです。
今年の幸先の良いスタートに是非、しぶんぎ流星群を観測されてみてください。
●見頃のピークは、1月4日(土)の19:00~22時位まで
●方向方角は、東寄りの真上の方向 です。
ここでは、東京を含む関東圏内の2020年のしぶんぎ流星群の見頃のピーク時間や方向方角について詳しくまとめてみました。
目 次
しぶんぎ座流星群2020の見頃のピーク日と時間は?
しぶんぎ座流星群は毎年、1月1日頃から1月5日頃に活動が活発になり、ちょうど中日の1月3日頃に見頃のピークを向えます。
実は、2020年のしぶんぎ座流星群の極大(放出のピーク)は、1月4日の17:00頃。
東京含む関東地方は、すでにこの時刻は日が沈んでいますから、ひとまず太陽光の問題はクリア!
ところが、流石にこの時刻では街灯が明るすぎますし、今年は月明かりも大きいのです。
月の大きさや月が沈む時間もチェックしていきます。
2020年1月4日の月の大きさをチェック
2020年1月4日の月の大きさは、月齢8.9で、新月と満月の中間あたりで、大きさは半月。
結構明るいです。
なので、月の出入り時刻もチェックします。
どんなに大きな月でも、夜に沈んでいれば問題ないのですが、2020年はちょっと厳しいかも?の結果でした。
2020年1月4日に月が沈む時刻をチェック
月は、1月4日のお昼に出て、5日になってすぐの深夜に沈みます。
ということは。
夜の間中、月明かりが照らしているということになるのですが、月は太陽と同じで、東から昇って西に沈むので、沈みかけの月は、当然西の低い場所に落ちているのです。
極大から4時間くらいまでしか放出時間のないしぶんぎ座流星群なので、郊外の真っ暗な場所であれば17:00~ギリギリ22時まで大丈夫かな?って思えるし、街灯のある場所だったら、早くても19:00頃~22時位が見頃のピークになるはずです。
月の出入り時刻と大きさもチェック
しぶんぎ座流星群が活発に活動するのは、ピーク時刻前後1時間から4時間程度の数時間です。
観測できる時間がものすごく短いので、ピーク(極大)時刻が、昼間になるか夜になるかで、年によっては当たり外れがある流星群なのですが、幸いにも今年は明け方の時間帯に間に合いそうです。
そして何よりも気になるのがお天気!
昨年に続き、2020年もバッチリ晴れマークがついてます。
↓こちらが昨年2019年1月4日の天気。
しぶんぎ座流星群を見る方角や方向は?
しぶんぎ座流星群を見るための方向方角は、東寄りの真上です。
実は、しぶんぎ座流星群の放射点は実は北天。
冬時期の北天というのは真上のこと。
ただ、しぶんぎ座流星群に限らず、流れ星を観測する時の方向方角は全て「真上」になります。
理由は、流星群は放射点から四方八方に星を流していくからです。
ただ、2020年のしぶんぎ座流星群の見頃のピーク時刻には、半月の明るい月が西の低い位置に浮かんでいます。
なので、月明かりを背中にして空を見上げた東向きの真上あたり、ということになります。
方向がわからなければ、月に背中を向けて、上空を眺めればOKです。
本来なら、流星群の観測は寝そべって見るのが1番で、意外にも長時間真上を見続けることは、首が痛くなってできないんですよね。
しぶんぎ座流星群が1時間に見える個数について
しぶんぎ座流星群について、随分前には、西暦を4で割って2余る年には、盛んな出現が見られるという規則性もあったようです。
ただ、これに該当しない1975年と1987年にも日本でも大勢の観測者によって盛んな出現が観測されていたり、逆に、この規則に該当する1998年と2002年には大出現が見られなかったという経緯もあって、大出現の年に関する規則性は必ずしも明確ではありません。
平均すると、極大時(ピーク時)には1時間あたり20個から40個程度の出現が見られるといわれています。
活発な年には1時間に60個もの出現が見られることもあるようですが、事前予測はできないようです。
しぶんぎ座流星群の観測条件で1番大切条件
しぶんぎ座流星群の観測で、1番重要なのはお天気です。
当然といえば当然ですね。
どんなに時間を合わえても、方向方角を合わせても、雲がかかっていてはもうどうしようもありません。
お正月のお天気って、カラッとはrているか異様に寒いかのどっちかで、結構その年により極端なんですよね。
昨年の容共関東地方のお天気は、気温も高めで快晴でした!
今年もお天気が良くなればいいなって思います。ることを願っておきましょう。
↓2019年のお正月明け東京地方のお天気は、バッチリ晴れマークがついてました。
最後に、しぶんぎ座流星群についても、簡単に。
しぶんぎ座流星群とは
しぶんぎ座流星群は3大流星群の1つで、毎年、年明け早々の夜空を演出してくれます。
ただ、しぶんぎ座の放射点になっている「しぶんぎ座」という星座は、実は今はありません。
確かに、流れ星の名前以外では聞いたことないですよね。
しぶんぎ座が消滅してしまったわけではなく、もともとのしぶんぎ座のあった場所は、うしかい座とりゅう座の境界付近だったために、1928年にりゅう座に統合されてしまったのです。
なので、しぶんぎ座という星座は図鑑のようなものを見ても載っていなくて、形も確認できなくなっているのですが、『しぶんぎ座流星群』という名前だけは使われて親しまれています。
*しぶんぎ座のしぶんぎとは、漢字では四分儀と書きます。
この四分儀とは、天体を観察しながら航海していた時代に、現在地の緯度を割り出すために使った定規のことで、Wikipediaに写真が掲載されていました。

引用:ウィキペディア
無料アプリで天体を観測する方法
最近では、スマホアプリで、空にかざすと天体を画面にシュミレーションするものがあります。
流れ星はかなりタイミングが合わないと写り込まないと思いますが、アプリには有料版と無料版があり、無料版でも上記の画像のように十分に楽しめるんですよ。
私が使っている無料アプリは、ありとあらゆる場所にかざすと、その方向にある星座が、室内でも浮かび上がってきます。
下記の画像は右上に土星、左のオレンジ色の丸い物体が火星で、昨年夏に木星を含めて大接近していた時期に写したものです。
例えば獅子座の場合、アンドロイド版だと漢字で「獅子座」と表示され、iPhone版だと英語で「Leo」と表示されます。
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あと、昨年からずっと気になっていた天体望遠鏡。
いったいいくらだろう?って調べてみたら思った以上に安いんですよ。
金額は性能によってピンキリですが、スマホ対応の初心者向けではこんなに安い!
というか、子供用ですがこれでも十分楽しめそうです。
まとめ
ここでは、東京を含む関東圏内の2020年のしぶんぎ流星群の見頃のピーク時間や方向・方角についてもまとめてみました。
●見頃のピークは、1月4日(土)1月4日(土)の19:00~22時位まで
●方向方角は、東寄りの真上の方向 です。
お天気に恵まれるといいなっとおもいます。
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