集落

岩手県大船渡市三陸町綾里にある大小迫(おおこばさま)つむぎの家が4月7日の人生の楽園の主人公です。

この三陸町綾里も2011年の東日本大震災では、津波に襲われた地域の1つなのですが、幸いなことに大きな被害に見舞われることがなかった地域です。

理由は、過去の津波の経験を活かし、地域や住民が一丸となって被害対策を行っていたからです。

ここでは、そんな綾里で里山再生に取り組む大小迫(おおこばさま)つむぎの家の場所や活動、また津波被害を受けなかった理由や里地里山についても調べました。

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大小迫(おおこばさま)つむぎの家について

大小迫(おおこばさま)つむぎの家ではオーナーの千田さんご夫妻が、里山再生の拠点として"つなぎ・つむぐ"ことを目指して地域に開放されている場所です。

その家屋は、何と築140年を超えた古民家。

整備が進む山林に囲まれた里地・里山は

小学生の炭焼き体験や、高齢者のお茶っこ会などで、人と人、人と自然をつなげる活動を続けていらっしゃいます。

綾里の、無農薬栽培による田んぼや畑、整備が進む山林に囲まれた里地・里山は、自然がいっぱいで、地域の学校とも協力し、稲作体験や植樹体験、四季折々の生き物探し、体験型環境学習になど。

また、高齢者にはお茶っこ会など地域に広く開放されています。

「お茶っ子」とは東北地方の方言で、お茶を飲みましょうと言う意味で、なんだかほっこりして可愛いですね。

ただ、もっと詳しく調べてみると『っこ』には助動詞の意味も含まれているのだとか。

  •  満開だ。(桜が満開です)
  • 投稿した記事っこ 見る。(投稿した記事を見る) 
  • 集べだ枝っこ まるった。(集めた枝を束ねた)

引用:https://blogs.yahoo.co.jp/abe_sadato/66397079.html

住所と行き方

●住所:岩手県大船渡市三陸町綾里

綾里駅からも徒歩10分ちょっとと公共交通機関を利用しても行きやすいでにあります。

東日本大震災で被害を受けなかった理由

2011年にあれほど多くの被害を出した大日本震災。

もちろん綾里地区にも25メートル前後の津波が押し寄せたとみられるようですが、地区住民の方々は、ほとんどが過去の教訓を生かして高台に住み、被害を免れていらっしゃいます。

その時の記事が地元の新聞に掲載されていました。

この綾里白浜地区は、明治三陸大津波(1896年)で国内観測史上最高の38.2メートルの津波を記録。

さらに昭和三陸津波(1933年)にも津波では、湾内に沈められた約3メートルの巨大な消波ブロックが浜辺に打ち上げられ、浜辺を囲んだ高さ約3メートル、幅約1メートルの分厚いコンクリートの防潮堤は20以上に細切れにされて、200メートルほど吹き飛ばされていたのだそうです。

この2度の大きな津波経験から、住民の方々は、津波の到達点より高い場所に自宅を再建していらっっしゃったからでした。

世代が代わっても津波が通る経路や到達点が語り継がれ、地区全体で昭和三陸津波クラスの津波に備えていたのだそうです。

里地里山(さとちさとやま)とは

里地里山とは、自然がそのまま残って人の手を加えていないところ、と思われがちですがそうではありません。

逆に自然を残すために整備された環境で、農林業などに伴うさまざま人間の働きかけを通じて環境が形成・維持されています。

ここ数年クマが民家近くまで降りてきて、人的被害をもらたすケースが多発していました。

これは、森林伐採や天候によって動物の食料が不足していることも原因です。

ただ、そのことよりも、動物が住む森と、人が住む民家の境目がなくなってしまったことも原因の1つです。

以前は、動物の住む人の手の入らない場所と、人の手が入って整備された民家では明確ん境目があって、よほどのことがない限り人里には降りてこなかったものです。

ところが、過疎化が進み、民家のあったあたりの手入れgあ行き届かなくなて荒れ地化してしまった場所は、動物にとっては森と同じテリトリーだと勘違いさせてしまうのです。

全国的な活動としてもメジャーになってきた里地里山計画とは、森と整備することとともに、森の住人(動物)と人の住処を区別するために必要な取り組みなんですよね。

大小迫(おおこばさま)つむぎの家をはじめたきっかけ

千田さんご夫妻

大小迫(おおこばさま)つむぎの家のオーナー、千田永久世さんの出身は福島県。

上京し働きながら夜間大学に通っていた時に、たまたま隣の部屋に住んでいたのが現在のご主人耕基さんとの出会いでした。

その後結婚して、3人のお子さんに恵まれました。

一方ご主人の耕基さんの故郷が大船渡市・綾里地区で、現在の大小迫(おおこばさま)つむぎの家のある場所です。

家は昔から「大小迫(おおこばさま)」の屋号で呼び親しまれ、両親が先祖から受け継ぐ山林や農地を管理していました。

家族で帰省する盆正月には、永久世さんも里山での暮らし方やしきたりを学んでいきました。

ところが、耕基さんの両親が亡くなったあと、次第に荒れていく里山に、「このままにしておいては先祖が悲しむ、里山再生をしたい」と、定年が近づくにつれて考え始めたといいます。

そして千田さんご夫婦は、2010年に神奈川県から大船渡市にUターン。

千田さんのご両親が暮らしていた築141年の母屋を、里山再生の拠点「大小迫つむぎの家」と名付け、活動をスタートさせたのがきっかけと始まりです。

千田ご夫妻の日々の暮らしには、ヤギと犬も加わっての、里山の自然や恵み、資源を大切に使いながらの自給自足生活です。

その暮らしぶりや自然観察が、公式サイトには沢山の美しい写真とともにUPされているのですが、植物や昆虫や日常の風景など、どのページもグイグイ引き込まれてしまいました。

沢山の記事がある中で、私がとっても好きな記事を3つピックアップしてみました。

癒やされる、というよりも、まるで同じ場所にいるような、自然の中で暮らす贅沢気分を味わえるんですよ!

大小迫(おおこばさま)つむぎの家の公式ブログ

リスの貯食行動

ユキ(ヤギ)とヤマト(犬)の冬の一日

黒にんにくって、もともと黒い種類のにんにくだと思っていました。

話題の健康食品「黒ニンニク」

まとめ

ここでは、岩手県大船渡市三陸町綾里にある『大小迫(おおこばさま)つむぎの家』の場所活動、またこの地区が津波の被害を受けなかった理由や里地里山についても調べてみました。

近い将来、私もこういうところで暮らしたいな、と思いながら、少しずつ、便利になりすぎた日常から離れいくことを気にかけています。

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