出典:http://ameblo.jp/satoyama-fugutaro

岐阜県下呂市の趣味の工房「山おやじ」の長谷川さんが2月4日の人生の楽園の主人公です。

陶芸工房「山おやじ」は、ちょっとめずらしい塩釉(えんゆう)焼きという方法で焼き上げていきます。

山おやじ

出典:http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/

もともとは板金工だった長谷川さんの、趣味が少しずつ変化して焼き物作りの工房「山おやじ」をやっていかれるまでの経緯は、気負いがなくとっても羨ましいくらいです。

ここではそんな長谷川さんが趣味の広報「山おやじ」を作ったきっかけや経緯と、「山おやじ」の陶芸教室や体験レッスンについて調べてみました。

「山おやじ」のきっかけは?

長谷川さんは、岐阜県美濃加茂市出身でもともとは、自動車の板金工をしていらっしゃいました。

趣味は渓流釣り。

若い頃は、車で寝泊まりしながら釣りを楽しんでいらっしゃったようですが、さすがに50代になると、体も車中泊では辛いものがありますね。

53歳の時に、釣り場の近くの集落に、セカンドハウスとして古民家を購入。

それからは、週末になると釣り仲間が集まるようになり、手料理でもてなしていたところ、仲間に料理を褒められ、今度は料理を盛り付ける器に凝り出し、器を作りたいと58歳で陶芸を習い始めます。

自分の創った器でお料理をいただくって、贅沢ですよね。

しかも、その料理が家庭菜園など、自分で創ったお野菜だったらもう究極の贅沢だと思えます。

長谷川さんは、陶芸を習いに行くだけでは、気持ちが収まらなかったようで、ついには陶芸用の薪窯(まきがま)も自分で作ってしまいました。

窯の完成を機に自動車板金工は引退。

本格的に趣味の陶芸を楽しみたいと、2013年に下呂市で単身生活を始めました。

奥さまは仕事があるため、岐阜県可児市の自宅で暮らし、月に1、2度様子を見にやって来るそうです。

工房「山おやじ」の塩釉(えんゆう)焼きとは?

通常、器などの焼き物は、2度焼きをします。

1度目は素焼き。

2度めは、素焼したものに、釉薬(ゆうやく=うわぐすり)といってトロンとした液体を塗って、本焼きします。

長谷川さんの「塩釉(えんゆう)焼き」とは、釉薬(ゆうやく)の代わりに食塩を使うドイツ発祥の技法だそうです。

素焼きした器に塩を塗るわけではなく、素焼きのまま2度めの釜に入れ、釜に塩を投げ入れる手法のようです。

窯が高温になることで、塩の蒸気が発生。

それにより、作品の表面がガラス状の被膜で覆われるため、液体を入れる器などに最適なのだそうです。

陶芸の経験がある方は、釉薬の代わりにどうやって塩をつかうのよ???ってなりますからね。

長谷川さの作品は、乾いたら塩を塗り、再度2週間くらい乾燥させてから窯いれするそうです。

窯の温度は1100度以上にもり、33時間くらい焼きます。

『塩釉』は素焼きの作品を高温焼成し、窯の外部より数回にわたって食塩を投入して作られています。

高温となった窯の内部では、蒸気化した食塩が素地に含まれるケイ酸、アルミナと化合し、これがガラス状の釉膜となって作品を覆い、特有の美しい艶が生まれます。また、素地に鉄やマンガン等を施し、様々な色出しを行うことも可能です。

独特の釉調を生み、技法としてたいへん魅力のある『塩釉』ですが、取り組む陶芸家が少なくなったもう一つ理由として、製品完成率の低さと、コストの問題が挙げられます。
窯に並べる作品の配置、焼成温度、食塩投入の量とタイミングなど、様々な想定をしていても、技法の性質上、窯内部に付いた釉が垂れて作品に付着するほか、作品と棚板との融着が避けられません。

融着した作品と棚とを上手く取り外せるかどうかは、一種の「賭け」のようなもので、たとえ満足いく焼き上がりの作品が出来ても、取り外しの際に割れが出て商品にならないケースも珍しくありません。加えて、『塩釉』は窯を非常に痛めるため、専用の窯が必要になります。このような理由から、どうしても『塩釉』作品は高価になってしまいますが、『塩釉』独自の引き締まった艶のある釉調は大きな魅力があり、愛陶家の間で親しまれています。出典:http://marutagama.com/about_enyu.html

工房を始めて4年の長谷川さんがつくった作品は、4000個以上になります。

現時点ではあくまでも趣味で、積極的に販売などはなさっていないようです。

作品は、工房を訪ねて来た人などにプレゼントしているそうです。

工房「 山おやじ」作品陶芸展

山おやじ展示会

出典:http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/

下呂市馬瀬の「美輝の里 ホテル美輝」で「 山おやじ」の作品展が開催中です。

  • 場所:美輝の里 ホテル美輝
  • 住所: 〒509-2615 岐阜県下呂市馬瀬西村1695
  • 電話番号:0576-47-2641
  • 3月15日まで開催

アクセス・行き方

■JR高山本線で飛騨萩原駅が最寄の駅となります

■飛騨萩原駅よりバス美輝の里行、または川上行約30分。
下呂駅よりバス馬瀬行50分。

■国道41号線→下呂→飛騨萩原(益田橋で益田川を渡る)ここから約12キロ→馬瀬へ→美輝の里

■せせらぎ街道パスカル清見ここから約25キロ→馬瀬→美輝の里

■中央自動車道:中津川I.C.→257号線→下呂→41号線→萩原→美輝の里

■東海環状道A:富加関IC→県道関金山線(平成こぶし街道)→飛騨金山→美輝の里

■東海環状道B:美濃加茂IC→国道41号線→飛騨金山→美輝の里

■東海北陸道北から:飛騨高山IC→国道41号線→美輝の里

工房「山おやじ」の陶芸教室について

受講料・レッスン料は?

長谷川さんの『工房「山おやじ」』は、陶芸を習いたいという人が集まるようになって、陶芸体験ができるようになっています。

体験レッスン料は、使用した土代+ろくろ使用料で100円のようです。(ゼロの数、間違っていません)

場所・住所

「山おやじ」は大ヶ洞窯とも言われていて、地名からそう呼ばれているようです。

窯のある場所:下呂市萩原町大ヶ洞地区

詳細の番地、連絡先は探しきれませんでした。

番組内で紹介されると思うので分かり次第追記していきます。

おおよそのこの辺り、というぼんやりしたものですが赤枠内が大ヶ洞地区です。

この季節は、かなり雪深いようです。

下呂地区

出典:googlemap

工房の様子や雰囲気

みんながつくった作品は2ヵ月に1度、薪窯に入れ一斉に焼きます。

本焼きって本当に火加減が難しいというか面白くって、思いもよらぬ色で焼きあがったり、残念ながら割れたりすることもあるけれど、それもまた手づくりの愉しみだと思っています。

長谷川さんも窯焚きのことを以下のようにおっしゃっています。

「2ヵ月に1度の窯焚(かまた)きはお祭り!薪窯は火の加減などで想像を超える表情の作品が生まれる」

山おやじレッスン01窯01

出典:http://ameblo.jp/satoyama-fugutaro

山おやじレッスン02

出典:http://ameblo.jp/satoyama-fugutaro

みんながつくった作品は2ヵ月に1度、薪窯に入れ一斉に焼きます。

本焼きって本当に火加減が難しいというか面白くって、思いもよらぬ色で焼きあがったり、残念ながら割れたりすることもあるけれど、それもまた手づくりの愉しみだと思っています。

長谷川さんも窯焚きのことを以下のようにおっしゃっています。

「2ヵ月に1度の窯焚(かまた)きはお祭り!薪窯は火の加減などで想像を超える表情の作品が生まれる」

「山おやじ」の陶芸教室にかよっていらっしゃる方のFBです。

まとめ

ここでは、岐阜県下呂市の趣味の工房「山おやじについて

場所や工房の雰囲気や体験レッスンについてまとめています。

 

最近、知り合いも、陶芸にハマって、時間があると1日中と言って良いくらい教室に入り浸っています。

土に触れているといつの間にか、邪念って消えてしまっていますからね。

私も久しぶりに粘土をこねたり、ろくろを回したりしたくなりました。

 

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