ふたご座流星群は三大流星群として、また流星数としてはは、年間最大の流星群として毎年クリスマスに近い時期の夜空を楽しませてくれます。
昨年2018の観測条件は、良好だったのですが、2019年は今年最後の満月を迎えた直後で、月明かりの影響で条件が良いとはいえません。
ここでは2019年の12月の流れ星ふたご座流星群について、大阪での見頃のピーク時間や方向方角についてまとめています。
目 次
ふたご座流星群の見ごろのピークは?
2019年のふたご座流星群の出現数がピークとなる極大時間は、
- 12月15日(日)明け方の04時ごろ。
当日が月曜日なので早起きすればなんとか見られるかも?って思いたいとおもいたいところですが、今年は満月に近い大きな月が、太陽と入れ違いで昇って。太陽と入れ違うように沈みます。
月の出入り時刻をチェック
月は太陽と同じく、東から昇って西に沈むので、明け方近くの月は西側の空に浮かんでいるということ。
月明かりのない真上から東側方向を狙ってみてください。
12月15日明け方のお天気をチェック
昨年2018年の大阪の双子座流星群の見頃のピーク日は、気温がグンとさがった寒い日でしたが、今年は気温はちょっと高めです。
2019年12月の月明かりをチェック!
流れ星観測に外せないのが月の大きさです。
12月14日の月の大きさは、まま何月を過ぎっとはいえ、ほぼ丸いお月さまの放つ光は強く明るくて、流れ星の光は負けてしまうのです。
大丈夫かな?って思いたいところですが、この日はちゃんと夜につきが沈んで真っ暗になります。
年によっては、夜中いっぱい満月が空に浮かんでるっていうこともあり、それはそれはきれいなんですが、流石に流れ星の観測には不向きです。
1時間にみえる個数は?
ふたご座流星群は、三大流星群と言われるほど、1時間に流れる星の数が多く観測しやすい流れ星です。
条件が整うと一晩の流星数が500個を越えることもある星なのですが、今年は月明かりと重なるのでそこまでは期待できそうにありません。
もちろん、これが全部肉眼で観測できるわけではなく、場所によって見える個数は減ってしまうとはいえ、とても観測しやすい流れ星で、
- 1時間に10個程度
- 5分に1個位の確率 でみることができるとされています。
ふたご座流星群を見るための方向方角は?
ふたご座流星群を見る方角・方角は基本的には真上!です。
流れ星は、放出点から放射線状にあちこちに流れては消えていきますから、方向・方角を決めてそちらの方向に意識を向けると、見逃してしまうのです。
ただし、今年は太陽と入れ替わりのように月がのぼってきます。
そして月も東から昇って西に沈んでいくので、極大時刻の15日明け方を狙うなら真上から東にかけての方向方角がベストです。
長時間真上を見る!というのは思っている以上に首がつかれてしまうのと、この時期はどんなに暖かくしていても、体があっという間に冷えてしまいます。
なのでついついベランダから~、ちょっとだけ、となりがちですが、一方方向しかみつ頃ができないベランダからだと、見える確率がグンと減ってしまうんですよね。
なので、できれば空全体が見渡せる街灯の少ない公園などでみるのがベストです。
ふたご座流星群について
ふたご座流星群の、19世紀以前の記録は皆無に等しく、ほとんどの記録は1900年代(20世紀)に入ってからです。
1990年代初頭も、あまり流星数は多くありませんでしたが,1930年~1950年頃に徐々に流星数が増加し、1970年代からは現在の出現数まで上昇してきました。
流星数の変化は、19世紀以前にはふたご座流星群の元となる流星物質の流れが地球と接していなかったためと考えられていたのですが、母天体が発見され,その母天体(3200)Phaethonの軌道が2223年に再接近するという結果がわかっています。
ふたご座流星群の母天体はファエトンという小惑星。
このファエトンが過去に放出した塵が流星群として観察されているのですが、現在では、明るい流星(火球)も見られるようになり、活発な活動が継続しています。
まだまだ、ふたご座流星群に関してはわからないことだらけですから、今後長い年月をかけて経年変化を観測することが課題の1つになっているようです。
まとめ
ここでは、12月を代表する流れ星「ふたご座流星群」について関西地区や大阪での2019年の見頃のピーク時間や方向方角についてまとめています。
- 見頃のピークは12月15日(日)明け方4:00頃
- 見るための方向方角は、真上から東のそら
ふたご座流星群の次は、クリスマス時期に今年最後の「こぐま座流星群」が見頃のピークを迎えます。
お天気は期待できそうにないけど、好天することを願って!
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