2023年のしぶんぎ座流星群は、時間と方向方角をちゃんと選べは、まずまずの好条件での観測が可能そうですよ!
- 大阪での見頃のピーク時間:1月4日明け方4:00頃~6:30頃まで
- 大阪でしぶんぎ座流星群を観測するための方向方角:東寄りの真上
1年の始まりの流れ星『しぶんぎ座流星群』は、お正月に観測することができる縁起の良い流れ星なので、ぜひとも狙って観測したいもの。
ただ、観測できる時間は短く、極大と言って流れ星の数が一番多くなるピークの前後1時間~4時間程度の数時間しか続きません。
また、しぶんぎ座流星群の光は弱いので、ピーク(極大)時刻が、昼間になる年や、満月に近いと観測することが難しい流れ星です。
だからこそ、観測条件が整うだけでもラッキーな流れ星で、更に観測できたら超ラッキーな流れ星で、今年1年祭先の良いスタートになること間違いなしです!
なのでここでは、しぶんぎ流星群の2022年の大阪での見頃のピーク時間や方向方角についてまとめています。
目 次
しぶんぎ流星群2022の大阪での見頃のピーク(極大)時刻は?
しぶんぎ座流星群が2022年に最大に出現するピーク(極大)を向かえるのは、1月4日のお昼12:00頃。
流石にこの時刻は、太陽が昇っている時間帯なので、流れ星の輝きは太陽光に負けてしまいます。
こういったことから、極大時刻≠みごろのピーク ではありません。
なので、その年によって極大時刻と見頃のピークも変わってくるのですが、今年2023年は極大時刻よりも早い時間帯の、前日深夜から4日の明け方が見頃のピークになります。
1月4日に大阪で太陽が昇ってくる時間帯もチェックしましょう。
大阪で2023年1月4日に太陽が昇ってくる時刻をチェック
国立天文台で太陽の出入り時刻をチェックすると、1月4日に大阪で太陽が昇ってくる時刻は、7時5分。
6:45分くらいから明るくなってきますから、6:30くらいまでの空の暗い時間までが見頃のピークです。
月の出入り時刻と大きさもチェック
月の大きさを、月齢カレンダーでチェックして見ると、1月3日と4日は、満月間近でとても大きな月です。
しかも沈むのが、1月4日の明け方4時頃です。
なので、2023年のしぶんぎ座流星群の見頃簿ピークは、明け方4時から6:00までの2時間程度になります。
流れ星は、何故か明け方によく出現するというデータもあります。ただ、しぶんぎ座流星群が流れる時間は、極大時刻を含む1時間から4時間までがピークです。
他の流星群は、時間幅があったり、日にち的にも余裕があったりするのですが、しぶんぎ座流星群に限っては、ピーク時刻前後の4時間を外すとほぼ観測が不可能な流星群なんです。
これらの理由から、大阪で、しぶんぎ座流星群の見頃のピークは、以下の通りになります。
では続いて、しぶんぎ座流星群を観測するための方向方角について解説していきます。
しぶんぎ流星群を観測するための方角方向について
しぶんぎ座流星群の中心点(放射点)は北天です。
冬時期の北天は、ほぼ真上にあたることと、流れ星を見る時の方向方角は基本的にどんな流れ星の場合も「真上」です。
理由は、流れ星は、中心点(放射点)から四方八方にながれていきますから、ある一定方向だけ見ていては、見える数が限られてしまうからです。
この時期は、寒いので室内の窓やベランダから見てしまいたいのですが、窓越しだと方角が限られてしまうこと、また、しぶんぎ座流星群は、それほど強い光ではないので、光の強さが足りなくて見えない確率のほうが高くなってしまいます。
ただ、2022年は月あかりが邪魔をするので、真上から月明かりをさけた方向方角がベストになります。
しぶんぎ流星群は1時間に何個ぐらい見える?
しぶんぎ座流星群は、西暦を4で割って2余る年には盛んな出現が見られる、という規則性が以前にはあったようです。
ちょっとややこしいですが。
ただ、これに該当しない年があって、1975年と1987年には、日本でも大勢の観測者が盛んな出現を観測したり、逆に、この規則に該当する1998年と2002年には大出現が見られなかったという観測もありました。
なので、大出現の年に関する規則性は必ずしも明確ではないようです。
極大時(ピーク時)には1時間あたり20個から40個程度の出現が見られ、活発な年には1時間に60個もの出現が見られることもあります。
そして、しぶんぎ座流星群の秒速はおおよそ40km前後。
この40kmという速度は、他の流星群と比べるとゆっくりしたスピードなので、光の強さは弱いものの見えやすい流れ星なんです。
大阪の2023年1月3日と1月4日の天気
流れ星を観測するための条件に、お天気は必須です。
天体的にどんなに条件が揃っていても、曇り空では、雲の上を流れる星を観測することは出来ませんからね。
でも大丈夫!2023年の大阪は、お天気も気温も問題なしです。
ちなみにコロナ以前の2019年のしぶんぎ座流星群の見頃のピークは1月3日で、この日の大阪はお天気も晴れでした!
↓2019年の天気予報。
一番冷え込む時間帯だったのですが、この時期にしては気温も高めで観測しやすい年でしたよ。
しぶんぎ座流星群とは
しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつです。
しぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近の放射点から出現する流れ星で、りゅう座に統合されてしまったので、1928年に星座としてはなくなってしまったのですが、『しぶんぎ座流星群』という名前だけは、現在でもこうやって使われています。
しぶんぎ座を漢字で書くと四分儀座。
この四分儀とは、航海の時に天体を観察しながら現在地の位置を割り出すことに使った円形の方位定規のことです。
無料アプリで天体を観測する方法
最近では、スマホアプリで、空にかざすと天体を画面にシュミレーションするものがあります。
流れ星はかなりタイミングが合わないと写り込まないと思いますが、アプリには有料版と無料版があり、無料版でも上記の画像のように十分に楽しめるんですよ。
私が使っている無料アプリは、ありとあらゆる場所にかざすと、その方向にある星座が、室内でも浮かび上がってきます。
下記の画像は右上に土星、左のオレンジ色の丸い物体が火星で、昨年夏に木星を含めて大接近していた時期に写したものです。
例えば獅子座の場合、アンドロイド版だと漢字で「獅子座」と表示され、iPhone版だと英語で「Leo」と表示されます。
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まとめ
ここでは、2023年のしぶんぎ座流星群について、大阪での見頃のピーク時間や、見るための方向方角や1時間にみえる個数についてまとめています。
- 大阪での見頃のピーク時間:1月4日明け方4:00~6:30時頃まで
- 大阪でしぶんぎ座流星群を観測するための方向方角:東寄りの真上
多い時には1時間に40個位見ることが可能ですから15分位空を眺めて1個も見るからなかったら時間の感覚をあけて再チャレンジしてみてください。
経験上、流れ星って続けて流れてくるケースが多いように感じます。
見えた!見えた!見えた!って、2つか3つ続けて流れては間を置いて、みたいな感じですね。
あと、ずっと気になっているスマホ用の天体望遠鏡。
思ったよりも価格が安いんです。
金額は性能によってピンキリなんですが、スマホ対応の初心者向けで、子供用でも十分楽しめそうですよ。
春の入学プレゼントにも喜ばれそうです。
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