日田祇園祭は日田市の4大祭りのひとつとして、約300年の伝統を誇る豪華なお祭りです。
見どころは、なんと言っても2016年にユネスコ無形文化遺産にも登録された「日田祇園の曳山行事」と本祭2日前に街を練り歩く「集団顔見世」!
日田祇園祭は、2日間に渡って疫病や風水害を払い安泰を祈念するお祭りとして、絢爛豪華な山鉾が祇園囃子の音色とともに隈・竹田地区、豆田地区の町並みの中を巡行するのですが、昨年から豪華な山に女性がのっています。
また夜には、提灯を飾り付けた優雅な晩山の巡行し、大きな見どころの1つになっています。
ここでは、日田祇園祭2019年の日程や見どころ、また交通規制と駐車場やトイレ場所についてもとまとめています。
目 次
日田祇園祭について
- 日時:2019年年7月27日(土)・28日(日)
- 場所:豆田地区・隈・竹田地区
- 住所 大分県日田市豆田地区
- 問合せ:0973-22-8210(日田市観光課)・0973-22-2036(日田市観光協会)
日田祇園祭スケジュール
7月初旬
・小屋入り:作業始めとして祭りに参加する全員による御神酒上げ。
・色あげ作業:解体された山鉾の館やはね出し等の色を塗り直し、金紙を切った欄干の金具を張り替え。
・パイパイ染め:山鉾の高欄の両側に挿すパイパイを天気の良い日に塗料染め。
2週間前
・車揚げ:普段池の水の中に沈められてい赤松の丸太を輪切りにした車輪を池から引き揚げ。
・山鉾組立(飾り付け):約2週間前には色揚げされた館や、引き上げられた車を組み立て、松ノ木、牡丹、あやめ、梅などでの飾りつけ。
1週間前
・神輿洗い神事:深夜に三隈川にて白木の神輿を洗い清。隈町及び竹田若宮町で1週間前の土曜日から日曜日にかけて行われます。
・人形乗せ:1週間前の日曜日前後から各町内に振り分けられた華題の人形を、人形師の指示の元山鉾に乗せる。
・山番:人形が乗せられた晩から、夜警が始まります。
2日前:集団顔見世(2019年7月22日)
- 流れ曳き:山鉾は3日間続けて曳くものではなく、祭りの2日前に行われるのが、集団顔見世と流れがきです。
*2017年度の集団顔見世は九州豪雨のため中止でした。
大分県日田市の日田まつり振興会(会長・原田啓介日田市長)は9日、同市などで大きな被害を出した九州豪雨を受け、20日に予定していた日田祇園祭(22、23日)の「集団顔見世」を中止にすると発表した。祇園祭は予定通り実施する。
集団顔見世は、祇園祭で巡行する山鉾(やまぼこ)9基がJR日田駅前に集結する一大イベント。今年は女性囃子(ばやし)が初めて山鉾に乗ることも決まっており、例年以上の盛り上がりが期待されていた。
日田祇園祭は昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。日田祇園山鉾振興会の後藤稔夫会長は「今年は登録後初めての開催だった。残念だが災害の被害もあり、仕方ない」と話した。
引用:https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/341936/
日田祇園祭当日:7月27日・7月28日
・祇園祭典:(日田祇園祭)
朝9時頃から山鉾が動き、町内押しの後に各地域の神社に集合し納めます。
当日の各地区ごとの詳細については公式ページのチラシを参考にしてください。
翌日:7月23日
・山鉾崩し:祭りの翌日、日田祇園山鉾会館に展示する隈・竹田地区の山鉾4本及び平成山は車を替えて新しいパイパイを挿し、繕われて展示されます。
・藪入り:祭り翌日に打ち上げを兼ねて行われる慰労会。
日田祇園祭2019の見どころ
日田祇園祭2019の見どころは、本祭2日前に行われる「集団顔見世」です。
その中でも「日田祇園囃子なでしこ会」の女性陣が山鉾にのって、町を練り歩く様は見逃すわけには行きません!
日田祇園山鉾集団顔見世(やまぼこしゅうだんかおみせ)
日時:2019年7月19日(木)19:00~
- ※各山鉾は18:30頃から会場に集まり始めます。
- 場所:JR日田駅前
日田祇園祭の大きな見どころになっているのが、祇園祭2日前に行われる集団顔見せです。
全山鉾9基全てが一堂に会し、提灯には明かりが灯され、絢爛豪華な山鉾が、祇園囃子の音色とともに、豆田地区、隈竹田地区を練り歩くさまは圧巻です。
ユネスコの無形文化財に頭足されたことを受けて、300年を超える日田祇園祭の歴史上初めて、2017年の集団顔見世で女性が山鉾に乗る事が決定し、大きなニュースとして取り上げられました。
ただ、この年は、梅雨時期に大きな水害(九州豪雨)のために日田地区は大きな被害を受け、集団顔見世も中止になってしまったのでした。
通常、こういったお祭りに女性が参加することは、長い歴史のなかで禁止とされてきました。
協議の過程では、
「全国には女性が参加する祭りもある」と容認の声の一方、
「ヤマ(山鉾)に女性を乗せたことはない」
という、歴史を守る立場からの慎重な意見もあったようですが、「女性参加は時代の流れ」として満場一致で決定。
そして、この豪華な山鉾に、小3から50代までの女性12人でつくる「日田祇園囃子(ばやし)なでしこ会」のメンバーが昨年決定していました。
なので、精製最後の昨年2018年に初めて女性が参加する集団顔見せになりました。
この「日田祇園囃子(ばやし)なでしこ会」は、祇園囃子の音色に魅せられたメンバーが6年前に設立し、週3回稽古を重ねていました。
1年に10回ほど、市内のイベントなどで演奏を披露していたのですが、今まで祇園祭への参加は認められていなかったのです。
「日田祇園囃子(ばやし)なでしこ会」のフェイスブックには、山鉾に乗ることが決まったことの報告記事があがっていました。
「日田祇園囃子なでしこ会」が演奏するであろう音色は、こちらの動画内に納められています。
日田祇園祭の行き方交通アクセス
JRで
- 電車:JR日田駅から徒歩15分
博多からのJR時間と料金を調べてみました。
博多→日田(行き)
●参考 ⇒ ジョルダン
日田→博多(帰り)
日田から博多まで、乗換なしの「ゆふ号」が便利なのですが、時間がちょっと早いです。
その後は、久大線利用で、は久留米乗り換えのこちらが時間的にちょうど良さそうです。
●参考 ⇒ ジョルダン
車で
- 車:大分道日田ICから約10分
- 駐車場:有り(500台・無料)
*駐車場は下記地図を参照
ツアーに参加で夏祭りに行く
夏のお祭りや花火大会は、各旅行会社から沢山のツアーが企画されています。
令和元年の今年のお祭りや花火大会は、例年以上に豪華で、各種ツアーも趣向を凝らした物足沢山企画されています。
是非、令和元年にふさわしい楽しそうな夏真リを探してみてくださいね!
日田祇園祭2019の交通規制
日田祇園祭では、本祭の2日間と、本祭2日前に行われる集団顔見世の時間帯に、日田駅周辺で交通規制がなされます。
お車利用の方は駐車場の入出庫もできなくなりますから要注意です。
日田祇園祭2019の駐車場とトイレについて
日田祇園祭の駐車場は、会場付近に無料で500台分が点在して用意されています。
そして駐車場そばには仮設トイレも準備されますから、しっかり確認しておきましょう。
ある意味で、駐車場よりも、トイレ場所の確認のほうが大切な気がします。
500台分といっても、日田の祗園祭の人出は思った以上です。
公共の交通便がとても良い場所で行われるお祭りなので、できれば公共交通期間を使うのがおすすめです。
ただ、日田ってドライブコースにも最適だし、このあたりはちょっと遠くまで足を運ぶと景色の良い場所がたくさんあります。
ただそのときには、車のほうが断然便利、というか車じゃないと行けないような場所が沢山です。
近郊のごライブを兼ねの祇園山笠見学の場合は、事前に駐車場を確保しておいたほうが良さそうです!
最近は、事前に予約できる駐車場がとっても便利で、当日でも空いていればスマホから簡単に予約ができます。
お車でのお出かけを検討されている方は、事前にチェックしておきましょう。
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●軒下パーキングで予約 ⇒ 軒先パーキング
●B-Timesで予約 ⇒ B-Times
また、このあたりの住宅街では、車庫はあるけど日中は空きスペースになっているお宅がほとんどです。
予約できる駐車場の需要に合わせて、駐車場を提供してくれるスペースを探している会社があります。
煩わしい初期費用や設備投資は一切なし!
特にこんな大きなイベント時期には、駐車場探しが本当に大変です。
空きスペースを眠らせておくのはすごくもったいないし、駐車場探しに右往左往している側にとっては「お金払うかrあ、ちょっと車停めさせて!」って思うこともしばしば。
お祭り時期だけでもぜひ、有効活用させたいものですね。
まとめ
ここでは、2016年にユネスコ無形文化遺産にも登録された日田祇園祭2019について、日程や見どころとあわせて、交通規制や駐車場、またトイレ場所についてもまとめています。
大分県の日田市は、江戸時代に京大坂江戸を手本に町人文化が繁栄し、現在でも小京都などと呼ばれ、小さい街なのですがとても風情のあるところです。
日田は町並みもステキですが、ちょっと足を伸ばすと美しい景色にも出会える街です。
ただ、日田は山に囲まれた盆地。
夏の蒸し暑さと気温の高さは半端なく、九州の中でもトップクラスです。
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そして、2017年の大きな水害は、自然のままだったから受けてしまったと思えることも多く、ずっと変わらない自然に残ってほしいという思いと、安全を守るために、人の手を加えなければ対応できなくなった現在について、色んなことを考えさせられた出来事でした。
まだまだ日田の街は応援が必要です。
週末にかけて、宿泊することで、街の応援になりますね。
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