しし座流星群が今年2018年も11月18日(日)に見頃のピーク(極大)を迎えます!
一昨年のしし座流星群は観測条件が整わず、観測はかなり厳しかったのですが、昨年もそして今年2018年も観測条件は良好です。
しし座流星群は、出現数は少ないものの観測できる期間が長く、例年11月6日頃から11月いっぱいまでは観測可能な流星群です。
またこの時期には、一足先に見頃のピークをむかえているおうし座流星群もまだまだ出現期間なので、合わせて観測すると、思っているより簡単に沢山の流れ星を観測することができそうですよ!
ここでは2018年のしし座流星群の関東地方(東京・神奈川)のピーク時刻と方向方角についてまとめています。
目 次
しし座流星群2018の見ごろのピーク時間は?
2018年のしし座流星群の出現ピーク時間は、
- 11月18日(日曜日)の朝7:00頃。
観測条件の大切な要素は、
- 月明かりがないこと
- 空に雲がかかっていないこと
この2つが最低条件です。
月齢カレンダーで、月の大きさをまずチェックします。
月齢だけで判断すると、月明かりが強すぎないか?っと思ってしまうのですが、幸いにも、11月18日(日)前後の月はお昼に登って、深夜には沈みます。
あとは、お天気次第です。
昨年はしし座流星群の極大日はあいにくのお天気だったのですが、日にちを1日ずらすと、晴れマークがでて、夜の空は快晴でした。
仮に、しし座流星群が見頃のピークを迎える11月18日(日)の午前中のお天気が悪かったとしても、しし座流星群は11月6日頃~11月いっぱいまでは観測可能な流星群なので、22日の夜から23日の勤労感謝の日の明け方くらいまでは、十分に観測可能です。
↓下記天気予報は2017年の11月18日前後のものです。
昨年は、新潟とか長野は雪だるまマークが付いていて、お天気はよくっても全国的に寒い1日だったようです。
しし座流星群は1時間に何個ぐらい見える?
しし座流星群の流れ星の出現数は、実はそれほど多くありません。
過去には多くの流星嵐が記録され、2001年11月18日深夜~19日未明にかけて、日本でも1時間あたり1000個を超える流星が観察されました。
ところが、2003年以降の流星数はガクンと減って、ここ数年間は、ピーク時でも1時間に5個程度の出現数です。
1時間に5個ということは15分に1は確実!?
って思いたいところですが、流石にそうはいかず、タイミングが良いと15分間に続けて2個位見えたりもするのですが、タイミングが悪いと30分で1個も観測することもできなかったりします。
ただ、安心してください!
まだこの時期、2つのおうし座流星群が出現期間です。
- おうし座南流星群(9月10日~11月20日頃まで)
- おうし座北流星群(10月20日~12月10日頃まで)
⇒ おうし座流星群2018東京関東の見ごろのピーク時間と方角方学は?
なので1時間に5個以上は観測できるのではないかと思います!
ただ街灯の少ない場所で、家から漏れる光が無くなった深夜あたりを狙って夜空を眺めてみてください。
寒いですけどね!
しし座流星群を観測する方角方向は?
- しし座流星群を1番よく観測できる方向方角は真上です。
実は、しし座流星群に限らず、流れ星は、四方八方から流れて消えていきますから、見る方角は基本的に「真上」なのです。
ただ、星も月も東から登って西に傾いていきますから、日にちとは関係なく、早い時間帯は東向きの空、深夜は真上、そして、今年2018年のしし座流星群のように明け方近くにが見頃の場合は、少し西向きのほうが見えやすくなるはずです。
明け方って、気温がグンと冷え込んで1番寒い時間帯なのですが、空気が澄んでいることもあって流れ星の観測には向いているし、意外によく出現するんですよ
しし座流星群とは
しし座流星群はしし座に放射点をもつ流星群で、母天体はテンペル・タットル彗星(55P/Tempel-Tuttle)です。
この彗星の公転周期は、なんと約33年。
なので、2001年11月に観測されたような1時間あたり1000個と言う数の流れ星が次に見られるのは、2034年くらいです。
そして、しし座流星群の流れ星の元となる塵は、地球と正面衝突するのに近い形で地球の大気に突入してくるので、すべての流星群の中で最高の速度で流れます。
放射点の高度が低い時間帯は、流れ星は地球の大気層にほぼ水平に突入するため、長い軌跡を描いて比較的長い時間スーッと飛ぶように見えますし、流星痕と呼ばれる煙の様な痕跡を短時間残すこともあります。
深夜2時頃になって、放射点の高度が上がるにつれて、短時間で濃い大気層に流星が飛び込んでくるので、ピカッと光って一瞬で消え去ってしまうのですが、濃い大気との衝突により光度が増し、火球と呼ばれる明るい流星を見ることができるようになります。
つまり、早い時間に見る流星と、遅い時間にみる流星とは見え方が違い、同じ流星でも時間をずらすと違った流れ星のように見える面白い流れ星です。
また、しし座流星群は、ダスト・トレイル理論と呼ばれる流星群の新しい予報手法が適用されて、その理論の確立に一役買ったことでも知られるようになりました。
無料アプリで天体を観測する方法
最近では、スマホアプリで、空にかざすと天体を画面にシュミレーションするものがあります。
流れ星はかなりタイミングが合わないと写り込まないと思いますが、アプリには有料版と無料版があり、無料版でも上記の画像のように十分に楽しめるんですよ。
私が使っているのは、「Sky View」という無料アプリなんですが、星座に方向を合わせると、室内でも星座が浮かび上がってきます。
下記の画像は右上に土星、左のオレンジ色の丸い物体が火星で、夏に木星を含めて大接近していた時期に写したものです。
しし座は、時間によって東⇒真上⇒西 へと移動していきますので、流れ星と併せて、星座も探してみてくださいね。
ちなみに、アンドロイド版だと漢字で「獅子座」と表示され、iPhone版だと英語で「Leo
」と表示されます。
まとめ
ここでは2018年のしし座流星群について関東地方の東京・神奈川のピーク時間や方向方角についてまとめています。
極大時刻は
- 2018年11月18日(日)の日の出前(朝7:00頃)
しし座流星群自体の 出現数はそれほど多くはないのですが、まだまだ見頃のおうし座流星群と合わせると1時間に5個程度は確実に観測できるのではないかと思っています。
ピカッと光って、ス~と流れていく流星はおうし座流星群です。
また、来月12月は、ふたご座流星群やこぐま座流星群が見頃になります。
そして最近すごく気になっているのが、スマホ用天体望遠鏡。
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