大門外観00

大門(おおかど)という、富山県砺波市(となみし)にある120年程の古民家の農家レストランは、砺波市周辺で行事の時に食べられる「いとこ煮」や「ゆべす」、また普段からご飯のお供として人気のある「よごし」など、砺波市に縁の深い料理が味わえると評判になっています。

いとこ煮は知っていましたが、「ゆべす」や「よごし」という料理名は初めて聴きました。

この農家レストラン「大門(おおかど)さんが4月1日の人生の楽園で放送されます。

大門(おおかど)さんは、農家レストランというより、高級割烹料理のような豪華で贅沢な佇まいとお料理です。

この建物は、砺波(となみ)の伝統家屋「アズマダチ」という作りだそうで、主屋のほとんどが「東」を向いていることから「アズマダチ」と呼ばれているそうです。

また、このあたりは、家の周りに水田があり、隣家との距離は100~150メートルほどはなれているのも特徴で、大門さんの駐車場敷地が広いことも納得です。

ここでは、大門さんでいただける伝承料理やの行き方・アクセスについて調べてみました。

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伝承料理のいとこ煮・ゆべす・よごし

いとこ煮

いとこ煮

いとこ煮は、小豆、カボチャ、ゴボウ、里芋、大根、豆腐など、堅いものから順に煮ていく料理で、「追い追い煮る」⇒「追い追い」⇒「甥々(おいおい)」⇒「いとこ煮」となったと言われています。

元々は、神に供えた野菜で煮ることから、お盆やお正月など、おめでたい時に食べられていましたし、冬至にかぼちゃと小豆を一緒に炊いたものを「いとこ煮」としていただくことも多いですね。

ゆべす

ゆべす

ゆべすとは、溶き卵やしょうがを寒天で固めて、醤油や砂糖で味付けし、冷やし固めたお料理です。

見た目の華やかさと、ぷるフルっとした食感はちょっとした箸休め的な存在でしょうか?

よごし

よごし

富山県内では、大根の葉やナスなどの野菜を茹でて細かく切り、味噌で味付けしたものを「よごし」というそうです。

その他、芋の葉(いもじ)、人参の葉、ほうきんの実などといった野菜が使われ、見た目は味噌味のおひたしみたいです。

普段からよく食べられているのだそうで、おにぎりの具材なんかにしても美味しそうです。

こういった伝承料理が、大門さんでは赤い漆に盛られ、お膳で出てきます。

お昼のランチメニューでも凄く豪華なんですよ。

大門のメニューや料金は?

メニューは、昼の部と夜の部に分かれていて、季節により、料理内容や器が変わることがあります。

コース料理がメインですが、ちょっと気軽に食べられるメニューもあります。

昼の部 伝承料理(11:00~14:00)

大門料理名前

出展:http://n-r-ookado.co.jp/densyo.html

お昼の伝承料理には3つのコースがあります。

そのコース名は砺波がチューリップの産地であることから、富山オリジナルチューリップ名から付けられたそうで、そのお料理がこちらです。

お昼のランチなのにこのボリュームです。

コースによって、小鉢の数やメニューがちがっています。

メニューの説明

出展:食べログ

 

恋茜(税込み2,700円)

大門恋茜

白雪姫(税込み2,160円)

大門白雪姫

黄小町(税込み1,620円)

大門黄小町

夜の部 となみの御膳(17:00~22:00)

夜のコースは、お膳にはまったく乗り切れていないほど豪華です。

関東などの、一流料亭でいただけそうなメニューと数で、このお値段と言うのはとっても嬉しいです。

しかも、大門(おおかど)のオーナー境嘉代子さんは、レストランや料亭での修行もないのにこの豪華さ!

でも、それが伝承料理の決め手なのかもしれませんね。

まつ(税込み5,940円)

大門まつ

たけ(税込み4,860円)

大門たけ

うめ(税込み3,780円)

大門うめ

その他のメニュー

  • 素麺定食:税込1,080円
  • 素麺:税込702円
  • やさいカレー:税込864円

大門のお店情報

大門内装

引用:食べログ

大門さんは、玄関で靴を脱いであがるスタイルです。

床の畳敷きにテーブルというのは、食事のお店にしては珍しい気もするけど、ホッとします。

  • 住所:〒 939-1316 富山県 砺波市 大門165
  • 電話番号:0763-33-0088
  • 営業時間:11:00~14:00(昼の部)・17:00~22:00(夜の部)
  • 定休日:12月31日~1月3日のみ
  • 駐車場:有り(バス1台、車20台)

大門の行き方とアクセス

住所:富山県 砺波市 大門165

  • 北陸自動車道
    砺波ICより、車で8分
  • 北陸本線(新幹線)
    新高岡駅で城端線に乗り換え、砺波駅下車、徒歩20分、タクシー8分
  • 砺波駅より市営バス庄川線利用、大門下車3分
  • 砺波駅から1,888m

大門(おおかど)オープンのきっかけ

大門(おおかど)のオーナー境嘉代子(65歳)さんは、中学生時代に、祖母から地域に伝わる料理を学んだことで料理が好きだったそうです。

結婚後は、夫の貞雄さんと二人三脚で自動車修理業を営みながら、2人の子どもの子育てに励み、48歳の時、食生活改善推進員になり食の改善指導に携わってきました。

その活動の中で、富山県砺波市の郷土料理に深い関心を持つようになり、仲間たちとイベントで伝承料理を提供するようになります。

そんな時、砺波平野に数多く残っているアズマダチ建築の空き家を使って何かできないかと、砺波市から相談をされました。

ご主人の貞雄さんからも、伝統を残していく協力をして欲しいと頼まれたことがきっかけで、周辺地域の伝承料理を提供する「農家レストラン大門」を2015年3月にオープンしました。

まとめ

ここでは、富山県砺波市にある「農家レストラン大門(おおかど)」さんについて、お料理や行き方・アクセスをまとめています。

お料理だけではなく、古民家の造りもステキで、この豪華さは、農家レストランというよりも高級割烹ですね。

大型バスの駐車スペースもあるので、結婚式やパーティーなど、貸し切りで利用できるのかもしれませんね。

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