10月に見頃のピークをむかえる流れ星に、オリオン座流星群があります。
昨年は最高に好条件で観測できる予定だったのですが、あいにくお天気がよくありませんでした。
今年は月明かりの影響はあるものの、お天気さえ良けれ、肉眼での観測も可能です。
今年を逃すと7年後の2025年まで、同じような条件が整うことはありませんし、晩秋から冬にかけての空は澄んでいてとっても奇麗ですから、楽しみで仕方ありません!
オリオン座流星群は、全流星群の中で2番目に速度が速い流星群なのですが、流れた後が残りやすいために、初心者にもとっても観察しやすい流星なんです。
ここでは、大阪でのオリオン座流星群の見ごろのピーク時間や方角・方向について調べてみました。
目 次
オリオン座流星群の見ごろのピーク日にちや時間は?
2018年のオリオン座流星群の見頃のピークは10月22日(月)の明け方にかけて。
●10月22日(月)の明け方3:00~日の出まで。
極大時刻は22日の02時で、流れ星が一番出現する時刻です。
この時刻の前から、次第に出現数が増えてくるのですが、満月に近い大きく明るい月が、まだ空に浮かんでいます。
流れ星って、明け方によく出現するんですよ!
- 10月22日(月)03:00~夜明けまで←ピーク
条件の良し悪しってどうやって決まるの?
2018年のオリオン座流星群の観測条件は、まずまずということはわかりました!
でも、条件の良し悪しってどうやって決めるのか?というと、条件を決めるポイントは3つ。
- 月齢 ←☓
- 極大時刻 ←◯
- お天気 です。
月齢とは?
月齢とは、月の年齢のことなのですが、新月をゼロとして月は大凡28~29日周期で、その半分の14.5くらいが満月です。
正確には月齢というよりも、単純に月の大きさで見ていけば大丈夫です。
ただ、残念ながら2018年のオリオン座流星群の極大日にあたる10月21日前後は、満月が近いのです。
なので、月齢だけ見ると、条件は悪いということになるのですが、月が沈んでいれば全く問題ありません。
- 21日(日)15:43に出て翌22日の3:21に沈みます。
- 22日(月)16:15に出て翌23日の4:18に沈みます。
2つめは極大時刻。
私達が星を眺めるのは当然夜。
空が暗くなってからで、流れ星を見るのも、当たり前ですがやっぱり夜です。
ところがこの極大時刻というのは、夜とは限らないのです。
その年によって違ってくるのですが、お昼頃っていう場合もあって、そうすると条件は当然悪くなる、というか太陽光に負けて致命的です。
それでも当日が新月などで、夜に月明かりがなければ、観測できる可能性はあるのですが、極大時刻を過ぎて、しかも、満月だと観測できる可能性は限りなくゼロになってしまいます。
なので、日にちと時間のピークは10月22日(月)03:00~夜明けまで。
そして3つめはお天気。
どんなに条件が整っていても、雲がかかっていては、これはもうどうにもなりません。
ただ、こればっかりは、せめて1週間前くらいにならないとよほうが難しいので、天と運に任せる他なさそうですね。
今年が、オリオン座流星群を観測する最高の条件なのは、やはり新月ということです。
仮に、極大日や極大時刻に雲がかかっていたとしても、新月の前後2日位は空は暗いです。
なので、日没すぎのお天気の良い日も候補にあげて、極大日が過ぎたとしても観測できる可能性はおおきいです。
この時期は、夜になるとさすがに冷えてきますけど、日没が早いので、深夜を待たずに、帰宅途中にふっと空をみあげてみることもできますよ。
以下に、オリオン座流星群の極大日を迎える日前後の、大阪の日没時間参考にを載せておきますね。
10月21日の大阪の天気←◯
21日から22日にかけては、晴れマーク!
オリオン座流星群観測に、ぜひチャレンジしてください!
10月22日の大阪の天気←◯
方角・方向はどこを見ればいい?
オリオン座流星群を観測する方角・方向は、真上よりも少し東(正確には東南東)です。
流れ星は、放出点から四方八方に流れていきますから、見る方角は基本的に「真上」です。
マンションのベランダなど、ある一定方角しか見えないところからだと、観測できる数が少なくなってしまう可能性がありますから、できれば空が見渡せる公園などがおすすめなのですが、最近の私のお気に入りのスポットは神社。
神社の境内って、周りは木々に囲まれているけど、街灯もすくなく、空を一面見渡せます。
近所に神社があったら、是非そこで観測してみてください。
ただオリオン座は、東の空の双子座との境界付近に放射点がありますから、真上よりも少し東(正確には東南東)の方向というのが正解です!
1時間に何個ぐらい見える?
オリオン座流星群は、2010年頃までは、1時間に50個以上観測することができていたのですが、ここ数年はそれほど多くは観測されていません。
現在でも、条件が良ければ、1時間に20個程度は観測可能とも言われていますが、観測地点の街灯によって、見え方も随分変わってきます。
なので、街灯のない暗い場所で観測すれば、単純計算で最低でも1時間に10個程度、15分に2,3個はみることができそうです!
オリオン座流星群について
オリオン座流星群の母体はハレー彗星です。
そして、毎年10月2日~ 11月7日頃に出現し、10月19日から23日の間にピークを迎えます。
私達が見ている流れ星は、なんと、約3,000年前のハレー彗星の塵なんですってよ。
現在が西暦2,000年代ですから、地球では紀元前(BC1,000)頃の、古代エジプト文明が衰退して古代ギリシャ時代から古代ローマ時代へ移っていた時代です。
2006年に突然活動が活発化して、1時間に50個以上も観察できるようになり、2010年まで続いていましたが、現在はそこまで活発ではありません。
ハレー彗星は、約76年周期で地球に接近するために、次に活動が活発化するのは約70年後といわれています。
さすがにその頃は、地球人ではなくなっているなぁ。
来年以降のオリオン座流星群の観測条件は?
逆撃年は最高の条件が整っていたオリオン座流星群ですが、次回最高の条件がそろうのは7年後の2025年です。
その前、2023年にもまずまずの条件なので早くても5年後ですね。
まとめ
ここでは、2018年のオリオン座流星群について、大阪での見頃のピークや方向方角についてまとめました。
- 見頃のピークは、10月21日(日)の深夜02:00~22日(月)の明け方にかけて。
- 方向方角は、少し東寄りの真上です。
今年2018年年は、月齢の関係で、それほど条件は良くない代わりにお天気はバッチリ!
明け方から日の出前を狙ってみてくださいね!
今年はまだまだ火星も輝いて見えていますし、天体観測が本当に楽しい年になりました!
2018年の流星群はいつ?方向方角やピーク時間と個数も調査!
今年凄く気になっているのが天体望遠鏡。
小学生用ですが、スマホ用の天体望遠鏡はお値段も手頃で、初心者にはとっても良さそうなものがたくさんありますよ。
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