「令和(れいわ」万葉集の歌人は誰?出典元の意味もチェック

新元号が「令和(れいわ)」に決まりました。

今回の元号は、万葉集の序文からの引用されたということでした。

なのでここでは、引用された万葉集の全文と意味について、またこの歌を作った作者についても調べてみました。

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礼和のもとになった万葉集の歌人は?

初春の令月にして、気淑く風和らぎ梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す

礼和の出典先は

『万葉集』の「巻五 花の歌三十二首の前につけられた序」で、厳しい寒さのあと美しく咲かせる梅の花を囲んでの宴の様子が歌われたものです。

書き手は不明のようですが、おそらくは山上憶良(やまのうへのおくら)の作ではないかと言われています。

山上 憶良(やまのうえ の おくら)とは?

引用:ウィキペディア

 

  • 山上 憶良は、奈良時代初期の貴族・歌人。
  • 660年~733年頃

山上憶良 (人物叢書)

 

山上 憶良(やまのうえ の おくら)は、官人という立場ながら、死や貧、老、病などといったものに敏感でした。

重税に喘ぐ農民や防人に狩られる夫を見守る妻など、家族への愛情、農民の貧しさなど、社会的な優しさや弱者を鋭く観察した歌を多数詠んだ歌人で、当時としては異色の社会派歌人として知られています。

また、九州の太宰府市に赴任していた時期があり、赴任先の太宰府市や筑後、筑豊地方の嘉麻市などに歌碑が多数存在し、山上 憶良の有名な歌のほとんどはこの大宰府周辺で詠まれたもので、石碑に刻まれ歌がいくつもあります。

引用:https://dazaifu-bunka.or.jp/info/monument/detail/14

令和の元になった万葉集について

礼和の出典先は、

万葉集』の「巻五 花の歌三十二首の前につけられた序」

この梅花が詠まれた背景は、天平二年正月十三日に大宰府の大伴旅人(おほとものたびと)の邸宅で梅の花を愛でる宴が催されたのだそうです。

当時の梅は、大陸からもたらされた非常に珍しい植物でした。

さらに、当時の大宰府は、外国との交流の窓口でもり、国内に無い珍しい植物や新しい文化がいち早く持ち込まれる場所でもありました。

この梅花の序の前半では、外来の梅を愛でる宴での梅の華やかな様子と併せて、梅を取り巻く周囲の景色を描写したものです。

 

天平二年正月十三日に、大宰師の大伴旅人の邸宅に集まりて、宴会を開く。

時に、初春の好き月にして、空気はよく風は爽やかに、梅は鏡の前の美女が装う白粉のように開き、蘭は身を飾った香のように薫っている。

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のみにあらず、明け方の嶺には雲が移り動き、松は薄絹のような雲を掛けてきぬがさを傾け、山のくぼみには霧がわだかまり、鳥は薄霧に封じ込められて林に迷っている。

庭には蝶が舞ひ、空には年を越した雁が帰ろうと飛んでいる。

ここに天をきぬがさとし、地を座として、膝を近づけ酒を交わす。

人々は言葉を一室の裏に忘れ、胸襟を煙霞の外に開きあっている。

淡然と自らの心のままに振る舞い、快くそれぞれがら満ち足りている。

これを文筆にするのでなければ、どのようにして心を表現しよう。

中国にも多くの落梅の詩がある。いにしへと現在と何の違いがあろう。よろしく園の梅を詠んでいささの短詠を作ろうではないか。

引用:万葉集入門

梅花(うめのはな)の歌三十二首并せて序

天平二年正月十三日に、師(そち)の老(おきな)の宅(いへ)に萃(あつ)まりて、宴会を申(ひら)く。時に、初春(しよしゆん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ、梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。加之(しかのみにあらず)、曙(あけぼの)の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)を掛けて蓋(きにがさ)を傾け、夕の岫(くき)に霧結び、鳥はうすものに封(こ)めらえて林に迷(まと)ふ。庭には新蝶(しんてふ)舞ひ、空には故雁(こがん)帰る。ここに天を蓋(きにがさ)とし、地を座(しきゐ)とし、膝を促(ちかづ)け觴(かづき)を飛ばす。言(こと)を一室の裏(うら)に忘れ、衿(えり)を煙霞の外に開く。淡然(たんぜん)と自(みづか)ら放(ひしきまま)にし、快然と自(みづか)ら足る。若し翰苑(かんゑん)にあらずは、何を以(も)ちてか情(こころ)を述※1(の)べむ。詩に落梅の篇を紀(しる)す。古(いにしへ)と今(いま)とそれ何そ異(こと)ならむ。宜(よろ)しく園の梅を賦(ふ)して聊(いささ)かに短詠を成すべし。

引用:万葉集入門

「令和」に関する世間の反応と口コミ

まとめ

ここでは、新年号「令和」について、出典元になった万葉集や作者について調べてみました。

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