11月5日の深夜におうし座流星群(おうし座南流星群)が見頃のピークを迎えます。

おうし座流星群は10月上旬から11月終わりにかけて、約2ヶ月間おうし座付近から放出する流れ星で、見頃のピークは2回!

おうし座流星群の流れの速さは、ゆっくりしたものが多いことと、火球が多いことから、出現個数は少ないもののく、肉眼でも観測しやすい流れ星です。

そして今年2018年の観測条件は良好です。

ここでは、2018年のおうし座流星群について大阪での見頃のピーク時間や方向方角についてまとめています。

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おうし座流星群の見ごろのピーク時間は?

  • 南群:11月5日(月曜日)の23:00頃
  • 北群:11月12日(月曜日)の23:00頃

おうし座流星群は、南群と北群と少し放出点の違う2つの流星群から構成されているので、それぞれに見えるピークの日にちが違ってきます。

ただ、おうし座流星群は、他の流星群のようにはっきりした極大時間をもちません。

そのかわり、放出期間がとっても長く、10月15日~11月30日くらいまでは出現期間です。

なので、見頃のピークをはずしても、月明かりのない夜空を見上げるとタイミングよく見ることができるかもしれませんよ!

2018年の月齢カレンダーで、月の大きさと明るさをチェックしてみてくださいね。

月齢カレンダー20181101

また11月17日(土)~18日(日)にかけては、しし座流星群が見頃のピークを向えますので、合わせて観測することができそうです。

月齢カレンダーを見ると11月17日や18日って、月かりが邪魔するんじゃないの?って思いたいところなんですが、大丈夫です!

大阪での月の出入り時刻を調べると、夜にはちゃんと沈んでくれるのです。

大阪201811月月の出入り時刻

何の流星かわからなくても、流れ星が見られただけでテンション上がりますしね!

おうし座流星群は何色で見える?

おうし座流星群が放つ光の色は、黄色やオレンジ色です。

スピードがゆっくりで、火球といって「ピカッ」と光る感じでみえます。

1時間に見える個数は少ないのですが、「ピカッス~」と流れていく感じがあれば、おうし座流星群の流れ星ということになります。

おうし座流星群はどの方角方向を見ればいい?

牡牛座流星群をみるための方角は真上です。

おうし座流星群に限らず、流れ星は、四方八方から流れて消えていきますから、見る方角は基本的に「真上」です。

ある一定方角に集中してしまうと、逆に観測できる数が少なくなってしまう可能性があります。

ベランダからだと、特定方向しか見られないことが多いので、できれば外に出て真上を眺めてみてください。

ただ、真上を眺めるって、以外に首が凝ります(笑)。

どこか寝転んで観察できるような場所があればそれが1番ですが、その場合は防寒対策は大げさなくらい慎重にしておいたほうが良いです。

おうし座について

エウロパの誘拐 (ジャン=フランソワ・ド・トロワ)

引用:星座図鑑

占いでは牡牛座さんは5月生まれなのですが、星座でいう牡牛座は冬の星座の代表的なもののひとつです。

おうし座は、ギリシャ神話では、ゼウス神が牛に姿を変えたと伝えられています。

ゼウス神は、様々な動物に姿を変えて、美しい女性たちの元を訪れることがしばしばありました。

ある日、エウロパというフェニキア王・アゲノールの娘が野原で遊んでいるところを、天上からゼウスがみつけました。

エウロパは、天上の神々にまで噂がは伝わるほどの美貌を持った娘で、ゼウスもその美しさに惹かれ、大きな白い牛に姿を変えてエウロパの元に近づいていきました。

美しく見事な白い毛をして、おとなしく寝転んでいる牛の背中ににエウロパはそっと座ってみました。

すると、その途端に牛は立ち上がり、野原を駆け、山を越えて、猛然と走り出してしまったのです。

エウロパは驚きながらも、角につかまっているのがやっとでした。
いくつもの野と山を越え、牛は海岸にたどり着くのですが、ここでも牛はためらいもなく海の中に入っていきます。

もはやエウロパは、驚くどころか震えるだけで、どうすることも出来ません。

牛は、地をかけているように海を泳ぎ、やがて大海を渡って陸地にたどり着きました。

そこで、はじめてエウロパを背中から降ろし、大神・ゼウスの姿を現しました。

ゼウスは、自分の住んでいた国からは随分と離れ悲しむエウロパを慰め、その美しさを称えるとともに、胸のうちを告白したと伝えられています。

この時に最後にたどり着いた大陸が、エウロパの名前が語源になって「ヨーロッパ大陸」と呼ばれるようになったと言われています。

無料アプリで天体を観測する方法

20180811の福岡の空

最近では、スマホアプリで、空にかざすと天体を画面にシュミレーションするものがあります。

流れ星はかなりタイミングが合わないと写り込まないと思いますが、アプリには有料版と無料版があり、無料版でも上記の画像のように十分に楽しめるんですよ。

私が使っているのは、「Sky View」という無料アプリなんですが、星座に方向を合わせると、室内でも星座が浮かび上がってきます。

下記の画像は右上に土星、左のオレンジ色の丸い物体が火星で、夏に木星を含めて大接近していた時期に写したものです。

20180810福岡チャンダンカフェ

牡牛座は、時間によって東⇒真上⇒西 へと移動していきますので、流れ星と併せて、星座も探してみてくださいね。

その牡牛座の位置から流れ星が放出されます。

ちなみに、アンドロイド版だと漢字で「牡牛座」と表示され、iPhone版だと英語でTaurus」と表示されます。

⇒ Sky View@Free

まとめ

ここでは、11月に見頃のピークを向えるおうし座流星群の、大阪でのみごろのピーク時間や方向方角についてまとめました。

昨年2017年は、条件に恵まれなかったおうし座流星群ですが、今年2018年は好条件での観測が可能なので、あとはお天気次第です!

そして翌週には、おうし座流星群も見頃のピークを迎えます!

今年凄く気になっているのが天体望遠鏡。

小学生用ですが、スマホ用の天体望遠鏡はお値段も手頃で、初心者にはとっても良さそうなものがたくさんありますよ。

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